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公開番号2024052765
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-12
出願番号2024018874,2019197538
出願日2024-02-09,2019-10-30
発明の名称流体制御装置
出願人愛三工業株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H01M 8/04 20160101AFI20240405BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】異物の侵入が抑制された流体制御装置を実現する。
【解決手段】流体制御装置は、複数のバルブを備えている。複数のバルブのうちの少なくとも1個のバルブが、自身のハウジング内と外部空間を連通する第1連通路を有する第1バルブである。また、第1バルブ以外のバルブが、自身のハウジング内と外部空間を連通する通路を有していない第2バルブである。流体制御装置では、第1バルブのハウジング内と第2バルブのハウジング内が、第2連通路によって連通されている。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数のバルブを備えている流体制御装置であって、
複数のバルブのうちの少なくとも1個のバルブが、自身のハウジング内と外部空間を連通する第1連通路を有する第1バルブであり、
第1バルブ以外のバルブが、自身のハウジング内と外部空間を直接連通する通路を有しておらず、第1連通孔を介して間接的に外部空間と連通している第2バルブであり、
第1バルブのハウジング内と第2バルブのハウジング内が、第2連通路によって連通されており、
第1バルブは、有底筒状の弁体を含んでおり、
前記弁体の側面に貫通孔が設けられており、
前記貫通孔によって、第2連通路、前記弁体の内部、及び外部空間を連通する流路が形成されている流体制御装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の流体制御装置であって、
前記弁体は、円筒状の外周面の円の一部を切り取った形状であり、前記外周面の切取り部分に前記貫通孔が設けられている流体制御装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の流体制御装置であって、
第1バルブのうちの少なくとも1個のバルブが、流体が移動する流体移動空間の圧力が上昇したときに流体移動空間と外部空間を連通して流体を外部空間に放出するリリーフバルブであり、
リリーフバルブは、流体移動空間とハウジング内を連通する流体導入孔と、ハウジング内と外部空間を連通する流体排出孔と、ハウジング内を移動して流体導入孔を開閉する弁体とを備えており、
第1連通路が流体排出孔を含んでおり、第2連通路が弁体が配置されている空間に開口している流体制御装置。
【請求項4】
請求項3に記載の流体制御装置であって、
第1バルブが全てリリーフバルブであり、
流体排出孔に配管が接続されている流体制御装置。
【請求項5】
請求項3又は4に記載の流体制御装置であって、
弁体は、ハウジングの内面に接触して摺動面を形成する大径部と、ハウジングの内面と非接触の小径部を有しており、
小径部が、大径部よりも流体導入孔側に設けられており、
第2連通路が、小径部と対向する位置で第1バルブのハウジング内に開口している流体制御装置。
【請求項6】
請求項3から5のいずれか一項に記載の流体制御装置であって、
リリーフバルブは、流体導入孔の周囲に設けられている弁座と、弁体の端部に設けられているとともに弁座と接触して流体導入孔をシールするシール部と、弁体を弁座に付勢する付勢部材と、を備えており、
付勢部材がシール部に接触している流体制御装置。
【請求項7】
燃料供給源と、燃料電池と、燃料供給源と燃料電池を接続している燃料供給路と、燃料供給路上に配置されている請求項3から6のいずれか一項に記載の流体制御装置と、を備えており、
第2バルブのうちの少なくとも1個が、燃料供給路内の圧力を調整する減圧バルブであり、
リリーフバルブが、減圧バルブよりも燃料電池側に配置されている燃料電池システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、流体制御装置に関する技術を開示する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に、複数のバルブ(定流量機能部、可変制御機能部)を備えている流体制御装置(流量制御弁)が開示されている。特許文献1の各バルブは、ハウジング内と外部空間を連通する連通路(呼吸穴)を備えている。連通路を設けることにより、温度変化等に起因してハウジング内の圧力が変化することを抑制することができる。換言すると、連通孔を設けることにより、ハウジング内の圧力が一定に保たれ、バルブを精度よく開閉することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-172813号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記したように、ハウジング内と外部空間を連通する連通路を設けることによって、ハウジング内の圧力変化を抑制することができる。しかしながら、連通路を設けることにより、外部空間からハウジング内に異物が侵入することが起こり得る。ハウジング内に異物が侵入すると、流体に異物が混入したり、バルブが劣化することが起こり得る。そのため、ハウジング内に異物が侵入することを抑制する技術が必要とされる。本明細書は、異物の侵入が抑制された新規な流体制御装置を実現する技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書で開示する第1技術は、複数のバルブを備えている流体制御装置である。この流体制御装置では、複数のバルブのうちの少なくとも1個のバルブが、自身のハウジング内と外部空間を連通する第1連通路を有する第1バルブであり、第1バルブ以外のバルブが、自身のハウジング内と外部空間を連通する通路を有していない第2バルブであり、第1バルブのハウジング内と第2バルブのハウジング内が、第2連通路によって連通されていてよい。
【0006】
本明細書で開示する第2技術は、上記第1技術の流体制御装置であって、第1バルブのうちの少なくとも1個のバルブが、流体が移動する流体移動空間の圧力が上昇したときに流体移動空間と外部空間を連通して流体を外部空間に放出するリリーフバルブであってよい。リリーフバルブは、流体移動空間とハウジング内を連通する流体導入孔と、ハウジング内と外部空間を連通する流体排出孔と、ハウジング内を移動して流体導入孔を開閉する弁体を備えていてよい。また、第1連通路が流体排出孔を含んでおり、第2連通路が弁体が配置されている空間に開口していてよい。
【0007】
本明細書で開示する第3技術は、上記第2技術の流体制御装置であって、第1バルブが全てリリーフバルブであり、流体排出孔に配管が接続されていてよい。
【0008】
本明細書で開示する第4技術は、上記第2又は第3技術の流体制御装置であって、弁体は、ハウジングの内面に接触して摺動面を形成する大径部と、ハウジングの内面と非接触の小径部を有していてよい。また、小径部が、大径部よりも流体導入孔側に設けられおり、第2連通路が、小径部と対向する位置で第1バルブのハウジング内に開口していてよい。
【0009】
本明細書で開示する第5技術は、上記第2から第4技術のいずれかの流体制御装置であって、リリーフバルブは、流体導入孔の周囲に設けられている弁座と、弁体の端部に設けられているとともに弁座と接触して流体導入孔をシールするシール部と、弁体を弁座に付勢する付勢部材を備えており、付勢部材がシール部に接触していてよい。
【0010】
本明細書で開示する第6技術は、燃料電池システムである。この燃料電池システムは、燃料供給源と、燃料電池と、燃料供給源と燃料電池を接続している燃料供給路と、燃料供給路上に配置されている上記第2から第5技術のいずれかの流体制御装置を備えていてよい。また、この燃料電池システムでは、第2バルブのうちの少なくとも1個が燃料供給路内の圧力を調整する減圧バルブであり、リリーフバルブが減圧バルブよりも燃料電池側に配置されていてよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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