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公開番号2024059065
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-30
出願番号2023077987
出願日2023-05-10
発明の名称流路切替装置
出願人愛三工業株式会社
代理人弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類F16K 11/076 20060101AFI20240422BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】シール部材によるシール性を確保できる流路切替え装置を提供すること。
【解決手段】本開示の一態様は、ハウジング11の流入流路20と回転ディスク40の回
転ディスク連通路60と固定ディスク50の固定ディスク連通路70を連通させて流体が
流れる流路を形成する流路切替装置1において、回転ディスク40に設けられ、押圧力が
作用する状態でハウジング11や固定ディスク50に接触して流入流路20や固定ディス
ク連通路70と当該流入流路20や固定ディスク連通路70に連通する回転ディスク連通
路60との間を封止するシール部材81A,81Bを有し、回転ディスク40は、固定デ
ィスク50よりも高剛性である。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも1つ設けられる固定部材と、
駆動部材と、を有し、
前記固定部材は、ポートを備え、
前記駆動部材は、連通路を備え、
前記固定部材のポートと前記駆動部材の連通路とを連通させて流体が流れる流路を形成する流路切替装置において、
前記駆動部材に設けられ、押圧力が作用する状態で前記固定部材に接触して前記固定部材のポートと当該固定部材のポートに連通する前記駆動部材の連通路との間を封止するシール部材を有し、
前記駆動部材は、少なくとも1つの前記固定部材よりも高剛性であること、
を特徴とする流路切替装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
請求項1の流路切替装置において、
前記固定部材として、第1固定部材と第2固定部材とを有し、
前記駆動部材は、前記第1固定部材と前記第2固定部材の間に配置され、
前記シール部材として、前記第1固定部材と前記駆動部材との間に設けられる第1シール部材と、前記駆動部材と前記第2固定部材との間に設けられる第2シール部材と、を有し、
前記駆動部材は、前記第2固定部材と前記第2シール部材を介して前記押圧力が作用する状態で前記第1固定部材と前記第2固定部材とにより挟持され、
前記第2固定部材のポートは、前記駆動部材を駆動させて前記流路のパターンを切り替えるときに前記第2シール部材が横切らない位置に配置されていること、
を特徴とする流路切替装置。
【請求項3】
請求項1または2の流路切替装置において、
前記固定部材のポートにおける前記駆動部材側の開口部の縁には、Rまたはテーパが形成されており、
前記Rの大きさまたは前記テーパの大きさは、前記開口部の縁における前記駆動部材の駆動方向の端部である第1端部にて、前記開口部の縁における前記駆動部材の駆動方向に直交する方向の端部である第2端部よりも大きく、前記第1端部から前記第2端部に向かうに連れて徐々に小さくなっていること、
を特徴とする流路切替装置。
【請求項4】
請求項1または2の流路切替装置において、
前記駆動部材を駆動させて前記流路のパターンを切り替えるときに、前記シール部材が前記固定部材のポートを横切る間は、前記駆動部材の駆動速度を通常の速度よりも遅い第1低速度にすること、
を特徴とする流路切替装置。
【請求項5】
請求項4の流路切替装置において、
前記駆動部材を駆動させて前記流路のパターンを切り替えるときに、前記シール部材が前記固定部材のポートを横切る状態から横切らない状態に移行する時に、前記駆動部材の駆動速度を前記第1低速度よりも遅い第2低速度にすること、
を特徴とする流路切替装置。
【請求項6】
請求項1または2の流路切替装置において、
前記固定部材のポートにおける前記駆動部材側の開口部の縁には、Rまたはテーパが形成されており、
前記Rの大きさまたは前記テーパの大きさは、前記開口部の縁における前記駆動部材の駆動方向の端部である第1端部にて、前記開口部の縁における前記駆動部材の駆動方向に直交する方向の端部である第2端部よりも大きく、
かつ、
前記第1端部および前記第2端部にて、前記開口部の縁の内周の半径、および、前記開口部の縁の外周の半径が、それぞれ、等しい、または、略等しいこと、
を特徴とする流路切替装置。
【請求項7】
請求項6の流路切替装置において、
前記開口部の縁の内周の半径をr1、前記開口部の縁の外周の半径をr2とするとき、前記第1端部における前記Rの大きさは、(r2-r1)よりも大きいこと、
を特徴とする流路切替装置。
【請求項8】
請求項1または2の流路切替装置において、
前記固定部材のポートにおける前記駆動部材側の開口部の縁の形状について、前記開口部の縁における前記駆動部材の駆動方向の端部である第1端部での曲率である第1開口曲率が、前記開口部の縁における前記駆動部材の駆動方向に直交する方向の端部である第2端部での曲率である第2開口曲率よりも小さいこと、
を特徴とする流路切替装置。
【請求項9】
請求項1または2の流路切替装置において、
前記固定部材のポートにおける前記駆動部材側の開口部の縁の形状について、前記開口部の縁における前記駆動部材の駆動方向の端部である第1端部に、前記駆動方向に直交するようにして直線状に形成される縁ストレート部が形成されていること、
を特徴とする流路切替装置。
【請求項10】
請求項1または2の流路切替装置において、
前記シール部材の形状について、前記駆動部材の駆動方向の端部に、前記駆動方向に直交するように、直線状に形成されるシール部材ストレート部、または、略直線状に形成されるシール部材略ストレート部が形成されていること、
を特徴とする流路切替装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、流体が流れる流路パターンを切り替える流路切替装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ロータが回転するときに、ロータに備わるロータシールがステータに摺動する流路切替バルブが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-144027号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示される流路切替バルブにおいて、ロータシールがステータ流路を横切るときに、ロータシールにて、ステータ流路内に解放されてステータに接触しない非接触部と、ステータに接触する接触部とが生じる。そのため、ロータシールにおける非接触部と接触部との境界部分にて、局所的に応力が発生するおそれがある。したがって、ロータシールの摩耗や亀裂が生じるおそれがあり、ロータシールによるシール性が低下するおそれがある。
【0005】
そこで、本開示は上記した課題を解決するためになされたものであり、シール部材によるシール性を確保できる流路切替装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するためになされた本開示の一形態は、少なくとも1つ設けられる固定部材と、駆動部材と、を有し、前記固定部材は、ポートを備え、前記駆動部材は、連通路を備え、前記固定部材のポートと前記駆動部材の連通路とを連通させて流体が流れる流路を形成する流路切替装置において、前記駆動部材に設けられ、押圧力が作用する状態で前記固定部材に接触して前記固定部材のポートと当該固定部材のポートに連通する前記駆動部材の連通路との間を封止するシール部材を有し、前記駆動部材は、少なくとも1つの前記固定部材よりも高剛性であること、を特徴とする。
【0007】
この態様によれば、駆動部材が高剛性であり変形し難いので、駆動部材に設けられるシール部材の姿勢が保持される。そのため、シール部材に局所的に応力が発生することを抑制できるので、シール部材の摩耗や亀裂の発生を抑制できる。したがって、シール部材によるシール性を確保できる。
【0008】
上記の態様においては、前記固定部材として、第1固定部材と第2固定部材とを有し、前記駆動部材は、前記第1固定部材と前記第2固定部材の間に配置され、前記シール部材として、前記第1固定部材と前記駆動部材との間に設けられる第1シール部材と、前記駆動部材と前記第2固定部材との間に設けられる第2シール部材と、を有し、前記駆動部材は、前記第2固定部材と前記第2シール部材を介して前記押圧力が作用する状態で前記第1固定部材と前記第2固定部材とにより挟持され、前記第2固定部材のポートは、前記駆動部材を駆動させて前記流路のパターンを切り替えるときに前記第2シール部材が横切らない位置に配置されていること、が好ましい。
【0009】
この態様によれば、駆動部材を駆動させて流路のパターンを切り替えるときに、第2シール部材が第2固定部材のポートを横切らない。そのため、第2固定部材が変形することを抑制できる。したがって、第2固定部材を薄肉化(低剛性化)できる。また、第2固定部材が変形することにより第2シール部材に局所的に応力が発生することを抑制できるので、第2シール部材の摩耗や亀裂の発生を抑制できる。ゆえに、第2シール部材によるシール性を確保できる。
【0010】
上記の態様においては、前記固定部材のポートにおける前記駆動部材側の開口部の縁には、Rまたはテーパが形成されており、前記Rの大きさまたは前記テーパの大きさは、前記開口部の縁における前記駆動部材の駆動方向の端部である第1端部にて、前記開口部の縁における前記駆動部材の駆動方向に直交または略直交する方向の端部である第2端部よりも大きく、前記第1端部から前記第2端部に向かうに連れて徐々に小さくなっていること、が好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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