TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024064757
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-14
出願番号2022173588
出願日2022-10-28
発明の名称回転弁
出願人愛三工業株式会社
代理人弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類F16K 5/04 20060101AFI20240507BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】シール部材のシール性を確保できる回転弁を提供すること。
【解決手段】本開示の一態様は、バルブ12と、バルブ12を収容するハウジング11と、を有し、バルブ12が回転して、ハウジング11の流路口ポート21とバルブ12の内部流路31とにより形成される流路を切り替える回転弁1において、ハウジング11に設けられ、バルブ12に当接してハウジング11とバルブ12との間をシールする環状のシール部材41を有し、シール部材41における内径側かつバルブ12側の所定の部位が、バルブ12に当接する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
弁体と、
前記弁体を収容するハウジングと、を有し、
前記弁体が回転して、前記ハウジングのポートと前記弁体の内部流路とにより形成される流路を切り替える回転弁において、
前記ハウジングに設けられ、前記弁体に当接して前記ハウジングと前記弁体との間をシールする環状のシール部材を有し、
前記シール部材における内径側かつ前記弁体側の所定の部位が、前記弁体に当接すること、
を特徴とする回転弁。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
請求項1の回転弁において、
前記シール部材は、本体部と、前記本体部から内径側かつ前記弁体側へ向かって突出して形成される内径側リップと、を備え、
前記所定の部位は、前記内径側リップであること、
を特徴とする回転弁。
【請求項3】
請求項1または2の回転弁において、
前記ハウジングは、前記シール部材を装着するための溝であって、前記弁体側に開口する凹状の装着溝を備え、
前記装着溝における前記シール部材の内径側の壁である内周壁の高さは、前記弁体の外周面の回転軌道に干渉しない高さであり、
前記装着溝における前記シール部材の外径側の壁である外周壁の前記弁体側の端部は、前記シール部材の外径側と前記外周壁との当接位置よりも前記弁体側の位置に形成されていること、
を特徴とする回転弁。
【請求項4】
請求項1または2の回転弁において、
前記シール部材の断面は、略X形状に形成されていること、
を特徴とする回転弁。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ハウジング内に収容される弁体が回転して、ハウジングと弁体により形成される流路を切り替える回転弁に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、シートリテーナのボール面側に形成される装着溝に設けた環状のボールシートにより、ボールとシートリテーナとの間をシールするボールバルブが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-48853号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、ボールシートにボールが押し付ける力や、ボール回転時におけるボールに引きずられる力への対策が開示されておらず、ボールシートのシール性が確保できないおそれがある。
【0005】
そこで、本開示は上記した課題を解決するためになされたものであり、シール部材のシール性を確保できる回転弁を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するためになされた本開示の一形態は、弁体と、前記弁体を収容するハウジングと、を有し、前記弁体が回転して、前記ハウジングのポートと前記弁体の内部流路とにより形成される流路を切り替える回転弁において、前記ハウジングに設けられ、前記弁体に当接して前記ハウジングと前記弁体との間をシールする環状のシール部材を有し、前記シール部材における内径側かつ前記弁体側の所定の部位が、前記弁体に当接すること、を特徴とする。
【0007】
この態様によれば、弁体に押し付けられる力(すなわち、シール部材が弁体に押し付けられる力)に対し、シール部材における所定の部位が変形することができる。そのため、シール部材に生じる内部応力を低減できるので、シール部材のへたりが少なくなり、シール部材のシール性が維持される。また、弁体の回転時において、弁体とシール部材との間に生じる摺動抵抗を低減できるので、弁体の回転による消費電力を小さくできるとともに、シール部材の摩耗を防止できる。したがって、シール部材のシール性を確保できる。
【0008】
また、弁体に引きずられる力(すなわち、弁体の回転時においてシール部材が弁体により引きずられる力)に対し、シール部材における所定の部位が変形することができる。そのため、シール部材が弁体に引っ掛かることを防止できるので、シール部材の切れや摩耗が生じることを防止できる。したがって、シール部材のシール性を確保できる。
【0009】
上記の態様においては、前記シール部材は、本体部と、前記本体部から内径側かつ前記弁体側へ向かって突出して形成される内径側リップと、を備え、前記所定の部位は、前記内径側リップであること、が好ましい。
【0010】
この態様によれば、シール部材における内径側リップが弁体に当接する。そのため、弁体に押し付けられる力や弁体に引きずられる力に対し、内径側リップが変形することができる。したがって、より効果的に、シール部材に生じる内部応力を低減でき、弁体の回転時において弁体とシール部材との間に生じる摺動抵抗を低減でき、シール部材が弁体に引っ掛かることを防止できる。ゆえに、より効果的に、シール部材のシール性を確保できる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

愛三工業株式会社
回転弁
15日前
愛三工業株式会社
弁装置
1か月前
愛三工業株式会社
加熱装置
20日前
愛三工業株式会社
バルブ装置
1か月前
愛三工業株式会社
バルブ装置
1か月前
愛三工業株式会社
バルブ装置
20日前
愛三工業株式会社
弁システム
1か月前
愛三工業株式会社
バルブ装置
1か月前
愛三工業株式会社
流路切替装置
29日前
愛三工業株式会社
流路切替装置
19日前
愛三工業株式会社
配車システム
15日前
愛三工業株式会社
EGRパイプ
1か月前
愛三工業株式会社
流路切替装置
1か月前
愛三工業株式会社
配車システム
1か月前
愛三工業株式会社
流路切替装置
1か月前
愛三工業株式会社
配線保持構造
1日前
愛三工業株式会社
配線保持構造
1日前
愛三工業株式会社
浮体式人工干潟
12日前
愛三工業株式会社
浮体式人工干潟
20日前
愛三工業株式会社
情報通信システム
1か月前
愛三工業株式会社
燃料電池システム
1か月前
愛三工業株式会社
飛行体運行システム
1日前
愛三工業株式会社
コンバータ制御装置
9日前
愛三工業株式会社
過給エンジンシステム
1日前
愛三工業株式会社
バッテリ暖機システム
12日前
愛三工業株式会社
二輪車用スタンド装置
1か月前
愛三工業株式会社
電動アクスルの冷却装置
20日前
愛三工業株式会社
浮体構造物の揺動抑制設備
5日前
愛三工業株式会社
飛行体を用いた枝打ちシステム
7日前
愛三工業株式会社
養殖槽と波動ポンプの組合せ構造
12日前
愛三工業株式会社
飛行体を用いた競技練習支援システム
12日前
愛三工業株式会社
流体制御装置
1か月前
個人
回転機構
14日前
個人
脚装置
3か月前
個人
家具
2か月前
個人
ジャイロの軸受装置
2か月前
続きを見る