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公開番号2024062060
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-09
出願番号2022169815
出願日2022-10-24
発明の名称加熱装置
出願人愛三工業株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類F24H 1/12 20220101AFI20240430BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】 熱媒体を加熱する加熱装置において、成形性や加工性を向上させることができる技術を提供する。
【解決手段】 加熱装置は、熱媒体が流れる流路を有する筐体と、筐体に接続されており、熱媒体を筐体内に流入させるための流入口を有する第1筒状部材と、筐体に接続されており、熱媒体を筐体内から流出させるための流出口を有する第2筒状部材と、筐体に収容され、熱媒体を加熱する発熱部材と、を備える。筐体は、一体的に構成されており、第1筒状部材及び第2筒状部材は、筐体とは別体で構成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
熱媒体が流れる流路を有する筐体と、
前記筐体に接続されており、前記熱媒体を前記筐体内に流入させるための流入口を有する第1筒状部材と、
前記筐体に接続されており、前記熱媒体を前記筐体内から流出させるための流出口を有する第2筒状部材と、
前記筐体に収容され、前記熱媒体を加熱する発熱部材と、
を備え、
前記筐体は、一体的に構成されており、
前記第1筒状部材及び前記第2筒状部材は、前記筐体とは別体で構成されている、
加熱装置。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
請求項1に記載の加熱装置であって、
前記発熱部材は、第1発熱部材及び第2発熱部材を有しており、
前記第1筒状部材は、前記第1発熱部材を包囲するように前記筐体内まで延びており、
前記第2筒状部材は、前記第2発熱部材を包囲するように前記筐体内まで延びており、
前記第1発熱部材と前記第1筒状部材の間の空間、及び、前記第2発熱部材と前記第2筒状部材の間の空間が、前記流路として機能する、加熱装置。
【請求項3】
請求項2に記載の加熱装置であって、
前記第1筒状部材と前記第1発熱部材の間の空間、及び、前記第2発熱部材と前記第2筒状部材の間の空間は、螺旋形状を有している、加熱装置。
【請求項4】
請求項2に記載の加熱装置であって、
前記筐体は、略直方体形状を有しており、
前記第1発熱部材の一端は、前記流入口が位置する側の前記筐体の第1側面とは反対側の第2側面に対して支持されており、
前記第1発熱部材の他端は、前記第1筒状部材に嵌合することにより支持されており、
前記第2発熱部材の一端は、前記流出口が位置する側の前記筐体の前記第1側面とは反対側の前記第2側面に対して支持されており、
前記第2発熱部材の他端は、前記第2筒状部材に嵌合することにより支持されている、加熱装置。
【請求項5】
請求項4に記載の加熱装置であって、
前記筐体の前記第1側面と、前記第1筒状部材及び前記第2筒状部材との間のそれぞれを第1方向にシールする第1シール部材と、
前記筐体の前記第2側面と、前記第1発熱部材及び前記第2発熱部材との間のそれぞれを前記第1方向と直交する第2方向にシールする第2シール部材と、をさらに備える、加熱装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する技術は、発熱部材の表面に沿って熱媒体が流れる流路が形成された筐体を備える加熱装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、熱媒体が流れる流路を有する筐体と、筐体に収容され、熱媒体を加熱する発熱部材と、を備える加熱装置が開示されている。この加熱装置では、筐体が、熱媒体を流入させる流入口が形成された第1の筐体部材と、熱媒体を流出させる流出口が形成された第2の筐体部材とを接続することにより構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-19287号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の加熱装置では、第1の筐体部材と第2の筐体部材を接続する必要があるため、各筐体部材の接続部分に高い加工精度が要求されるとともに、各筐体部材の間の高いシール性が要求される。また、流入口及び流出口が、各筐体部材と一体的に構成されているため、各筐体部材の形状が複雑になり、成形や加工が難しい。本明細書では、熱媒体を加熱する加熱装置において、成形性や加工性を向上させることができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示する技術の第1の態様では、加熱装置は、熱媒体が流れる流路を有する筐体と、前記筐体に接続されており、前記熱媒体を前記筐体内に流入させるための流入口を有する第1筒状部材と、前記筐体に接続されており、前記熱媒体を前記筐体内から流出させるための流出口を有する第2筒状部材と、前記筐体に収容され、前記熱媒体を加熱する発熱部材と、を備える。前記筐体は、一体的に構成されており、前記第1筒状部材及び前記第2筒状部材は、前記筐体とは別体で構成されている。
【0006】
上記の加熱装置では、筐体が一体的に構成されている。このため、例えば2つの筐体部材を接続することにより筐体を構成する場合と比較して、成形や加工の際にそれほど高い精度が要求されない。また、流入口及び流出口を有する各筒状部材が、筐体とは別体で構成されている。流入口及び流出口を筐体と一体的に構成する場合と比較して、各部材が比較的単純な形状を有するため、成形や加工を簡易化することができる。このように、上記の加熱装置では、成形性や加工性を向上させることができる。
【0007】
第2の態様では、上記第1の態様において、前記発熱部材は、第1発熱部材及び第2発熱部材を有してもよい。前記第1筒状部材は、前記第1発熱部材を包囲するように前記筐体内まで延びていてもよい。前記第2筒状部材は、前記第2発熱部材を包囲するように前記筐体内まで延びていてもよい。前記第1発熱部材と前記第1筒状部材の間の空間、及び、前記第2発熱部材と前記第2筒状部材の間の空間が、前記流路として機能してもよい。このような構成では、熱媒体が各発熱部材の近傍を流れるため、熱媒体の加熱効率を向上させることができる。
【0008】
第3の態様では、上記第2の態様において、前記第1筒状部材と前記第1発熱部材の間の空間、及び、前記第2発熱部材と前記第2筒状部材の間の空間は、螺旋形状を有していてもよい。このような構成では、熱媒体が各発熱部材に接する時間(加熱される時間)が長くなるため、熱媒体の加熱効率を向上させることができる。
【0009】
第4の態様では、上記第2又は第3の態様において、前記筐体は、略直方体形状を有していてもよい。前記第1発熱部材の一端は、前記流入口が位置する側の第1側面とは反対側の第2側面に対して支持されていてもよい。前記第1発熱部材の他端は、前記第1筒状部材に嵌合することにより支持されていてもよい。前記第2発熱部材の一端は、前記流出口が位置する側の前記第1側面とは反対側の前記第2側面に対して支持されていてもよい。前記第2発熱部材の他端は、前記第2筒状部材に嵌合することにより支持されていてもよい。このような構成では、各発熱部材の他端が各筒状部材により支持されるため、当該他端においても熱媒体を加熱することができる。各発熱部材の広範囲を熱媒体の加熱に利用することができるため、加熱効率を向上させることができる。
【0010】
第5の態様では、上記第4の態様において、前記筐体の第1側面と、前記第1筒状部材及び前記第2筒状部材との間のそれぞれを第1方向にシールする第1シール部材と、前記筐体の前記第2側面と、前記第1発熱部材及び前記第2発熱部材との間のそれぞれを前記第1方向と直交する第2方向にシールする第2シール部材と、をさらに備えてもよい。このような構成では、各発熱部材及び各筒状部材を筐体に対して固定するときに、これらの部材が筐体の第1側面及び第2側面に対して異なる方向でシールされる。このため、複数個所を同一方向にシールする構成と比較して、各部材にそれほど高い寸法精度が要求されない。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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