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公開番号2024064492
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-14
出願番号2022173112
出願日2022-10-28
発明の名称配車システム
出願人愛三工業株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類G08G 1/00 20060101AFI20240507BHJP(信号)
要約【課題】乗客の不満を少なくすることができる技術を提供する。
【解決手段】制御部は、前の乗客が旅客車両から降車した後に検出部により検出される旅客車両の車内状態を示す状態情報に基づいて、旅客車両の車内状態を所定の目標状態に改善する必要があると判断する場合は、旅客車両を所定の車両基地に回送する制御を実行し、旅客車両の回送中に乗客用端末が乗客から乗車希望を受け付ける場合に、乗客が希望する乗車希望時刻と、旅客車両の車内状態が車両基地で目標状態に改善された後に旅客車両が乗車希望位置に到着する時刻である到着予想時刻とを比較し、到着予想時刻が乗車希望時刻より遅い場合は、乗客用端末が乗客から受け付ける所定の選択肢に応じて旅客車両の配車の態様を変えてもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
旅客車両と、前記旅客車両と通信可能な乗客用端末とを備え、乗客が希望する乗車希望時刻に乗車希望位置まで前記旅客車両を配車するための配車システムであって、
前記旅客車両は、前記旅客車両の車内状態を検出する検出部と、制御部とを備え、
前記制御部は、前の乗客が前記旅客車両から降車した後に前記検出部により検出される前記旅客車両の車内状態を示す状態情報に基づいて、前記旅客車両の車内状態を所定の目標状態に改善する必要があると判断する場合は、前記旅客車両を所定の車両基地に回送する制御を実行し、前記旅客車両の回送中に前記乗客用端末が乗客から乗車希望を受け付ける場合に、乗客が希望する前記乗車希望時刻と、前記旅客車両の車内状態が前記車両基地で前記目標状態に改善された後に前記旅客車両が前記乗車希望位置に到着する時刻である到着予想時刻とを比較し、前記到着予想時刻が前記乗車希望時刻より遅い場合は、前記乗客用端末が乗客から受け付ける所定の選択肢に応じて前記旅客車両の配車の態様を変える、配車システム。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
請求項1に記載の配車システムであって、
前記選択肢は、(1)前記旅客車両の車内状態が前記目標状態に改善された後に配車する、(2)前記旅客車両の車内状態が前記目標状態に改善されなくても配車する、又は(3)乗車希望を取り消す、のいずれかである、配車システム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の配車システムであって、
前記旅客車両は、自動運転車両である、配車システム。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の配車システムであって、
前記制御部は、前記旅客車両の回送中に前記乗客用端末が乗客から乗車希望を受け付ける場合に、前記検出部により検出される前記旅客車両の車内状態を示す前記状態情報を前記乗客用端末に送信する、配車システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する技術は、配車システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されているシステムは、乗客から乗車希望を受け付ける場合に、車両運行スケジュールを作成し、作成された車両運行スケジュールを乗客に出力する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-280734号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
乗客が乗車する旅客車両では、例えば、前の乗客が旅客車両の座席の上にゴミを落とす等により、旅客車両の車内状態が悪化することがある。その場合に、例えば所定の車両基地(例えば、タクシーの営業基地)で旅客車両の車内を清掃する等により、旅客車両の車内状態を改善することがある。しかしながら、旅客車両を車両基地に回送するためには時間を要する。また、旅客車両の車内を清掃するためにも時間を要する。このような状態で次の乗客からの乗車希望が受け付けられる場合は、旅客車両が次の乗客の乗車希望位置に到着する時刻が遅くなることが考えられる。そのため、乗客が不満を感じることがある。そこで本明細書は、乗客の不満を少なくすることができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本技術の第1の態様では、配車システムが、旅客車両と、前記旅客車両と通信可能な乗客用端末とを備えている。配車システムは、乗客が希望する乗車希望時刻に乗車希望位置まで前記旅客車両を配車するためのシステムである。前記旅客車両は、前記旅客車両の車内状態を検出する検出部と、制御部とを備えていてもよい。前記制御部は、前の乗客が前記旅客車両から降車した後に前記検出部により検出される前記旅客車両の車内状態を示す状態情報に基づいて、前記旅客車両の車内状態を所定の目標状態に改善する必要があると判断する場合は、前記旅客車両を所定の車両基地に回送する制御を実行し、前記旅客車両の回送中に前記乗客用端末が乗客から乗車希望を受け付ける場合に、乗客が希望する前記乗車希望時刻と、前記旅客車両の車内状態が前記車両基地で前記目標状態に改善された後に前記旅客車両が前記乗車希望位置に到着する時刻である到着予想時刻とを比較し、前記到着予想時刻が前記乗車希望時刻より遅い場合は、前記乗客用端末が乗客から受け付ける所定の選択肢に応じて前記旅客車両の配車の態様を変えてもよい。
【0006】
この構成によれば、旅客車両の到着予想時刻が乗客の乗車希望時刻より遅い場合は、乗客用端末が乗客から受け付ける選択肢に応じて旅客車両の配車の態様を変えることにより、乗客の不満を少なくすることができる。例えば、選択肢に応じて、旅客車両の車内状態が目標状態に改善された後に配車することにより、旅客車両の到着予想時刻が乗客の乗車希望時刻より遅くても、乗客は車内状態が改善された旅客車両に乗車することができるので、乗客の不満を少なくすることができる。また、選択肢に応じて、旅客車両の車内状態が目標状態に改善されなくても配車することにより、旅客車両が乗車希望位置に到着する時刻を早めることができる。これにより、乗客の不満を少なくすることができる。
【0007】
第2の態様では、上記第1の態様において、前記選択肢が、(1)前記旅客車両の車内状態が前記目標状態に改善された後に配車する、(2)前記旅客車両の車内状態が前記目標状態に改善されなくても配車する、又は(3)乗車希望を取り消す、のいずれかであってもよい。
【0008】
この構成によれば、乗客の不満を少なくすることができる。例えば、旅客車両の到着予想時刻が乗客の乗車希望時刻より遅い場合は、選択肢に応じて乗車希望を取り消すことにより、乗客の不満を少なくすることができる。或いは、旅客車両の車内状態が目標状態に改善された後に配車することにより、乗客の不満を少なくすることができる。或いは、旅客車両の車内状態が目標状態に改善されなくても配車することにより、乗客の不満を少なくすることができる。
【0009】
第3の態様では、上記第1又は第2の態様において、前記旅客車両が、自動運転車両であってもよい。
【0010】
旅客車両が自動運転車両である場合は、旅客車両の車両状態の改善作業を行うドライバーが存在しないことが考えられる。そのため、旅客車両の車両状態の改善作業を行うためには、旅客車両が車両基地に回送される必要があり、旅客車両の到着予想時刻が乗客の乗車希望時刻より遅くなることがある。そのため、上記の構成が特に有効である。
(【0011】以降は省略されています)

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