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公開番号2024047951
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-08
出願番号2022153733
出願日2022-09-27
発明の名称車載用配線基板の製造方法、及び車載用配線基板
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類H05K 3/40 20060101AFI20240401BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】導体部を実装可能な共通基板を利用して、放熱性の向上を図りつつ、車両の種別に応じた電流経路を簡易に実現する。
【解決手段】車載用配線基板の製造方法は、基板部本体10を用いる。車載用配線基板の製造方法は、選択工程を含む。選択工程では、車載用配線基板(例えば車載用配線基板92)を搭載する車両の種別に合わせて、複数のランド部23に対する導体部50の接合の有無、複数のランド部23に対する導体部50の接合の個数、電力路25と絶縁された複数の第2電力路のうち導体部50を介してランド部23を接合する先、の少なくともいずれかを選択する。車載用配線基板の製造方法は、基板部本体10に対して選択工程による選択結果を適用して電力路25を用いた電流経路を構成する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
基板部本体を用いた車載用配線基板の製造方法であって、
前記基板部本体は、
配線パターンを有する導体層と、
前記配線パターンの一部を覆う絶縁膜を有する絶縁層と、
を備え、
前記配線パターンの一部領域は、前記絶縁膜に覆われないランド部として構成され、
前記配線パターンは、複数の前記ランド部が形成された電力路を有し、
前記ランド部は、放熱性を有する導体部を接合可能であり、
前記車載用配線基板を搭載する車両の種別に合わせて、複数の前記ランド部に対する前記導体部の接合の有無、複数の前記ランド部に対する前記導体部の接合の個数、前記電力路と絶縁された複数の第2電力路のうち前記導体部を介して前記ランド部を接合する先、の少なくともいずれかを選択する選択工程を含み、
前記基板部本体に対して前記選択工程による選択結果を適用して前記電力路を用いた電流経路を構成する
車載用配線基板の製造方法。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記選択工程では、前記車載用配線基板を搭載する車両の種別に合わせて、複数の前記ランド部に対する前記導体部の接合の有無、複数の前記ランド部に対する前記導体部の接合の個数、の少なくともいずれかを選択する
請求項1に記載の車載用配線基板の製造方法。
【請求項3】
前記電力路には、複数の前記ランド部が並んで構成されるランド列が複数列設けられ、
前記選択工程では、複数の前記ランド部に対する前記導体部の接合の個数を選択する際、前記導体部を接合する前記ランド列の個数を選択する
請求項2に記載の車載用配線基板の製造方法。
【請求項4】
複数の前記ランド部は、電流の流れる方向に並んで配置され、
前記選択工程によって前記ランド部に前記導体部を接合することが選択された場合、電流が流れる方向に並ぶ複数の前記ランド部に対して前記導体部を接合する接合工程を行う
請求項2又は請求項3に記載の車載用配線基板の製造方法。
【請求項5】
前記選択工程では、複数の前記第2電力路のうち前記導体部を介して前記ランド部を接合する先を選択する
請求項1に記載の車載用配線基板の製造方法。
【請求項6】
各々の前記第2電力路には、第2ランド部が形成され、
複数の前記ランド部は、各々の前記第2ランド部に個別に対応して設けられる前記ランド部を含み、
前記選択工程では、前記ランド部と前記ランド部に対応する前記第2ランド部とを選択し、
前記選択工程によって前記ランド部と前記ランド部に対応する前記第2ランド部とが選択された場合、選択された前記ランド部と前記第2ランド部とに前記導体部を接合する接合工程を行う
請求項5に記載の車載用配線基板の製造方法。
【請求項7】
前記導体部を前記ランド部に接合する場合、前記基板部本体に表面実装する
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車載用配線基板の製造方法。
【請求項8】
基板部本体と、
放熱性を有する導体部と、を備え、
前記基板部本体は、
配線パターンを有する導体層と、
前記配線パターンの一部を覆う絶縁膜を有する絶縁層と、
を備え、
前記配線パターンの一部領域は、前記絶縁膜に覆われないランド部として構成され、
前記配線パターンは、複数の前記ランド部が形成された電力路を有し、
前記導体部は、複数の前記ランド部に接合されていること、及び前記電力路とは絶縁された複数の第2電力路の少なくともいずれかの前記第2電力路と前記ランド部とに接合されていること、の少なくともいずれかの条件を満たす
車載用配線基板。
【請求項9】
前記導体部は、複数の前記ランド部に接合されている
請求項8に記載の車載用配線基板。
【請求項10】
各々の前記第2電力路には、第2ランド部が形成され、
各々の前記第2ランド部は、各々の前記ランド部と対応する位置に配置され、
前記導体部は、互いに対応する前記ランド部と前記第2ランド部とに接合されている
請求項8に記載の車載用配線基板。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車載用配線基板の製造方法、及び車載用配線基板に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、基板に実装される接続部材によって電流経路の一部を構成した構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-28930号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電流経路は、車種やグレードなどによって異なる場合がある。各々の電流経路に対応した基板を個別に用意する場合には、基板の種類の増加につながる懸念がある。また、電流経路は、放熱性を向上させることが望まれている。
【0005】
本開示は、導体部を実装可能な共通基板を利用して、放熱性の向上を図りつつ、車両の種別に応じた電流経路を簡易に実現可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の車載用配線基板の製造方法は、
基板部本体を用いた車載用配線基板の製造方法であって、
前記基板部本体は、
配線パターンを有する導体層と、
前記配線パターンの一部を覆う絶縁膜を有する絶縁層と、
を備え、
前記配線パターンの一部領域は、前記絶縁膜に覆われないランド部として構成され、
前記配線パターンは、複数の前記ランド部が形成された電力路を有し、
前記ランド部は、放熱性を有する導体部を接合可能であり、
前記車載用配線基板を搭載する車両の種別に合わせて、複数の前記ランド部に対する前記導体部の接合の有無、複数の前記ランド部に対する前記導体部の接合の個数、前記電力路と絶縁された複数の第2電力路のうち前記導体部を介して前記ランド部を接合する先、の少なくともいずれかを選択する選択工程を含み、
前記基板部本体に対して前記選択工程による選択結果を適用して前記電力路を用いた電流経路を構成する。
【0007】
本開示の車載用配線基板は、
基板部本体と、
放熱性を有する導体部と、を備え、
前記基板部本体は、
配線パターンを有する導体層と、
前記配線パターンの一部を覆う絶縁膜を有する絶縁層と、
を備え、
前記配線パターンの一部領域は、前記絶縁膜に覆われないランド部として構成され、
前記配線パターンは、複数の前記ランド部が形成された電力路を有し、
前記導体部は、複数の前記ランド部に接合されていること、及び前記電力路とは絶縁された複数の第2電力路の少なくともいずれかの前記第2電力路と前記ランド部とに接合されていること、の少なくともいずれかの条件を満たす。
【発明の効果】
【0008】
本開示に係る技術は、導体部を実装可能な共通基板を利用して、放熱性の向上を図りつつ、車両の種別に応じた電流経路を簡易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1実施形態の基板部本体の一部の平面図である。
図2は、導体部が接続されない場合における車載用配線基板の一部の平面図である。
図3は、1列のランド列に導体部が接合された場合における車載用配線基板の一部の平面図である。
図4は、2列のランド列に導体部が接合された場合における車載用配線基板の一部の平面図である。
図5は、図3のA-A線断面図である。
図6は、第2実施形態の基板部本体の一部の平面図である。
図7は、第2実施形態の車載用配線基板の一部の平面図である。
図8は、第3実施形態の基板部本体の一部の平面図である。
図9は、第3実施形態の車載用配線基板の一部の平面図である。
図10は、ランド部及び導体部が第2方向に並んで配置される例を示す説明図である。
図11は、第2方向にずれて配置される複数の導体部が第2方向に詰めて配置される例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下では、本開示の実施形態が列記されて例示される。
(【0011】以降は省略されています)

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