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公開番号2024045530
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2024020093,2021044759
出願日2024-02-14,2021-03-18
発明の名称エンジン
出願人ヤンマーホールディングス株式会社
代理人個人
主分類F01M 13/00 20060101AFI20240326BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】ブローバイガスを排出する排出管が他の部品に接触することを抑制することが可能なエンジンを提供する。
【解決手段】エンジン1は、エンジン本体2と、排出管40と、排気マニホールド11と、吸気管23とを備える。エンジン本体2は、燃焼室を含む。排出管40は、燃焼室から漏れたガスであるブローバイガスを大気中に排出する。吸気管23は、エンジン本体2に供給する空気を吸気する。そして排出管40は、排気マニホールド11と吸気管23との間を通過するように配置される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
燃焼室を含むエンジン本体と、
前記燃焼室から漏れたガスであるブローバイガスを大気中に排出する排出管と、
排気マニホールドと、
前記エンジン本体に供給する空気を吸気する吸気管と
を備え、
前記排出管は、前記排気マニホールドと前記吸気管との間を通過するように配置される、エンジン。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記排出管を前記エンジン本体に固定する固定部材を複数備え、
前記エンジン本体は、少なくともシリンダブロックをさらに含み、
前記排出管は、複数の前記固定部材により、前記シリンダブロックの複数箇所に固定される、請求項1に記載のエンジン。
【請求項3】
前記シリンダブロックの下方に配置されるオイルパンをさらに備え、
前記排出管は、前記固定部材により、前記シリンダブロックのうちの前記オイルパン側の部分に固定される、請求項2に記載のエンジン。
【請求項4】
前記エンジン本体は、前記シリンダブロックの上方に配置されるシリンダヘッドをさらに含み、
前記排気マニホールドは、前記シリンダヘッドに接続され、
前記シリンダブロックは、前記排気マニホールドの下方に配置される一側面を有し、
前記排出管は、前記固定部材により、前記シリンダブロックの一側面のうちの前記排気マニホールド側の部分に固定される、請求項2又は請求項3に記載のエンジン。
【請求項5】
前記排出管は、前記排気マニホールドの側方を上方から下方に向かって通過するように配置される、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のエンジン。
【請求項6】
前記排出管のうち、少なくとも前記排気マニホールドの側方に配置される部分は、金属製である、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のエンジン。
【請求項7】
前記排出管は、前記エンジン本体の上方に配置されるヘッドカバーに接続され弾性を有する弾性管と、前記弾性管に接続される金属管とを含む、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のエンジン。
【請求項8】
前記金属管は、前記金属管の他の部分よりも大きい径を有する膨出部を下端部に有する、請求項7に記載のエンジン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、燃焼室から漏れたガスであるブローバイガスを吸気管に戻し、再度燃焼室に送るエンジンが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、ブローバイガス還元装置のブローバイガス導出口にブローバイガス戻し管の上流端を接続し、ブローバイガス戻し管の下流端を吸気管に接続したエンジンが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-198123号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、エンジンが使用される地域によっては、ブローバイガスを吸気系に戻す必要がなく大気中に排出することが可能である。この場合、ブローバイガスを排出するブローバイガス排出管の上流端は、ブローバイガス排出口に接続される一方、ブローバイガス排出管の下流端は、吸気系に接続されない。つまり、ブローバイガス排出管は、上流端のみが固定される。従って、エンジンの振動に起因してブローバイガス排出管が振れるため、ブローバイガス排出管がエンジンの他の部品に接触するおそれがある。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ブローバイガスを排出する排出管が他の部品に接触することを抑制することが可能なエンジンを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一局面のエンジンは、エンジン本体と、排出管と、排気マニホールドと、吸気管とを備える。前記エンジン本体は、燃焼室を含む。前記排出管は、前記燃焼室から漏れたガスであるブローバイガスを大気中に排出する。前記吸気管は、前記エンジン本体に供給する空気を吸気する。そして前記排出管は、前記排気マニホールドと前記吸気管との間を通過するように配置される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ブローバイガスを排出する排出管が他の部品に接触することを抑制することが可能なエンジンを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態のエンジンの構造を示す斜視図である。
本発明の一実施形態のエンジンの固定部材周辺の構造を示す斜視図である。
本発明の一実施形態のエンジンの排出管周辺の構造を示す分解斜視図である。
本発明の一実施形態のエンジンの排出管及び排気マニホールド周辺の構造を示す斜視図である。
本発明の一実施形態の排出管の下流端部周辺の構造を示す拡大側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本発明に係るエンジンの実施形態を説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。本明細書では、理解を容易にするために、互いに交差する第1方向X、第2方向Y及び第3方向Zを適宜記載している。第1方向X及び第2方向Yは、水平方向に略平行であり、第3方向Zは、鉛直方向に略平行である。本明細書では、第1方向X、第2方向Y及び第3方向Zは互いに直交しているが、直交していなくてもよい。以下、第1方向Xの一方側X1は、エンジンの左側を示し、第1方向Xの他方側X2は、エンジンの右側を示す。また、第2方向Yの一方側Y1は、エンジンの正面側(前側)を示し、第2方向Yの他方側Y2は、エンジンの背面側(後側)を示す。また、第3方向Zの一方側Z1は、上側を示し、第3方向Zの他方側Z2は、下側を示す。ただし、説明の便宜のために左右方向、前後方向及び上下方向を定義したに過ぎず、本発明に係るエンジンの使用時及び組立時の向きを限定しない。
【0010】
図1から図5を参照して、本発明の一実施形態に係るエンジン1について説明する。図1は、本発明の一実施形態のエンジン1の構造を示す斜視図である。エンジン1は、例えば、農業機械、建設機械及び土木機械のような作業機械に搭載される。
(【0011】以降は省略されています)

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