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公開番号2024044184
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2022149566
出願日2022-09-20
発明の名称光ファイバケーブル
出願人古河電気工業株式会社
代理人個人
主分類G02B 6/44 20060101AFI20240326BHJP(光学)
要約【課題】 高い防水特性を有する光ファイバケーブルを提供する。
【解決手段】 光ファイバケーブル1は、スロットロッドを用いないスロットレスタイプの光ファイバケーブルであり、コア部15、押さえ巻き部材7、テンションメンバ9、引き裂き紐11、外被13等により構成される。コア部15の外周には、押さえ巻き部材7が配置される。コア部15(押さえ巻き部材7)の外周は、樹脂製の外被13によってテンションメンバ9及び引き裂き紐11が一括して被覆される。外被13の内面には凹溝19が設けられる。凹溝19の内部には吸水性部材21が配置される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の光ファイバ心線からなるコア部と、
前記コア部の外周に配置される押さえ巻き部材と、
前記押さえ巻き部材の外周に設けられる外被と、
を具備し、
前記外被の内面には凹溝が設けられ、前記凹溝には吸水性部材が配置されることを特徴とする光ファイバケーブル。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
光ファイバケーブルの長手方向に垂直な断面において、前記凹溝の総断面積が、前記凹溝を含まない前記外被の内断面積の0.6%以上、2.4%以下であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバケーブル。
【請求項3】
前記押さえ巻き部材の外周には難燃性部材が配置され、前記外被は前記難燃性部材の外周に配置されることを特徴とする請求項1記載の光ファイバケーブル。
【請求項4】
前記凹溝が、長手方向に対して、S状またはSZ状に配置されることを特徴とする請求項1記載の光ファイバケーブル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の光ファイバ心線が収容される光ファイバケーブルに関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年の情報量の増加に伴い、1本の光ファイバケーブルにおける情報伝送量を増加するため、光ファイバケーブルに光ファイバを高密度に収納し、光ファイバの収納心数を増加させることが望まれている。
【0003】
これらの光ファイバケーブルは地下区間にも敷設されるため、ケーブル内に水や海水が浸水した場合に、浸水箇所からケーブルに沿って遠くまで走水することを防ぐ防水特性が求められている。
【0004】
このような防水性の光ファイバケーブルとしては、例えば、ファイバユニットの周囲に吸水性不織布を巻いた構造の光ファイバケーブルが提案されている(例えば特許文献1)。また、バンドル材に吸水粒を付着させたものや、光ファイバ心線に吸水性パウダーを直接付着させたものも提案されている(特許文献2、3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6598813号公報
特開2015-215448号公報
特開2001-343566号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1のように、吸水性不織布をコアの押さえ巻きとして使用する場合でも、例えばその外周に難燃性部材を配置する場合には、難燃性部材と外被との間の水走りを抑制することは困難である。しかし、難燃性部材の外周にさらに吸水性不織布を巻き付けると、ケーブルの外径が大きくなる。
【0007】
また、難燃性部材を用いない場合でも、限られた大きさのケーブル内に多数の光ファイバを実装する超多芯ケーブルとして、スロットレス構造の光ケーブルが使用されている。このようなスロットレスケーブルでは、外被を押し出し被覆する際に、押さえ巻きの外周から圧力をかけすぎると、コアへの側圧が大きくなり、伝送ロス増の要因となる。このため、いわゆる筒押し出しのように、コアへの圧力がかかりすぎないように外被が押し出される場合がある。このような場合、吸水性不織布と外被との間にクリアランスが形成され、防水性の悪化の要因となる。
【0008】
また、外被を押し出す際に、コア(難燃性部材等)に吸水性パウダーを塗布する方法では、外被を押し出す際の口金とコアとの接触により、吸水性パウダーが剥がれ落ちてしまい、所望の量の吸水性パウダーを安定して塗布することが困難である。また、口金とコアとの接触を防ぐため、口金の径を大きくしたのでは、やはりケーブルの径が大きくなるという問題がある。
【0009】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、高い防水特性を有する光ファイバケーブルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前述した目的を達するために本発明は、複数の光ファイバ心線からなるコア部と、前記コア部の外周に配置される押さえ巻き部材と、前記押さえ巻き部材の外周に設けられる外被と、を具備し、前記外被の内面には凹溝が設けられ、前記凹溝には吸水性部材が配置されることを特徴とする光ファイバケーブルである。
(【0011】以降は省略されています)

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