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公開番号2024050139
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022156801
出願日2022-09-29
発明の名称レンズホルダ駆動装置
出願人アルプスアルパイン株式会社
代理人個人,個人
主分類G02B 7/04 20210101AFI20240403BHJP(光学)
要約【課題】レンズホルダ駆動装置のサイズを小さくすること。
【解決手段】レンズホルダ駆動装置100は、固定側部材FBと、レンズ体LSを保持可能なレンズホルダ3と、レンズホルダ3を光軸方向へ移動させる駆動部DMと、レンズホルダ3を光軸方向における所定の位置に保持する保持機構HMと、を備える。保持機構HMは、レンズホルダ3を含む可動側部材MBに設けられた係合部EPと、係合部EPと係合可能に回転する回転係合部REと、磁石及びコイルを有して構成されて回転係合部REを回転させるレンズ保持アセンブリLHとを有する。レンズ保持アセンブリLHは、磁石又はコイルが固定される回転部材50と、回転部材50を回転可能に支持する受け部とを有する。回転係合部REは、回転部材50に一体的に設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
固定側部材と、
レンズ体を保持可能なレンズホルダと、
前記レンズホルダを光軸方向へ移動させる駆動部と、
前記レンズホルダを光軸方向における所定の位置に保持する保持機構と、を備え、
前記保持機構は、前記レンズホルダを含む可動側部材に設けられた係合部と、前記係合部と係合可能に回転する回転係合部と、磁石及びコイルを有して構成されて前記回転係合部を回転させる回転駆動部とを有するレンズホルダ駆動装置において、
前記回転駆動部は、磁石又はコイルが固定される回転部材と、前記回転部材を回転可能に支持する受け部とを有し、
前記回転係合部は、前記回転部材に一体的に設けられている、
ことを特徴とするレンズホルダ駆動装置。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記保持機構は、前記回転部材の回転範囲を制限する制限部を有する、
請求項1に記載のレンズホルダ駆動装置。
【請求項3】
前記回転駆動部は、前記回転部材に固定された前記磁石と、前記磁石を挟んで互いに対向して配置された一対の磁性部材と、一対の前記磁性部材を繋ぐように設けられた鉄心部材と、前記鉄心部材の周囲に設けられた前記コイルとを有し、
前記磁石は、前記回転部材の回転軸線を含む平面を挟んで一方側に位置する一方側部分と他方側に位置する他方側部分とで異なる磁極を有し、
前記回転駆動部は、前記コイルに流される電流によって一対の前記磁性部材が磁化され、前記磁性部材と前記磁石との間に生じる磁力の作用により前記回転部材が回転するように構成されている、
請求項2に記載のレンズホルダ駆動装置。
【請求項4】
前記制限部は、前記回転部材の一方向側への回転を制限する第1静止側ストッパ部を有し、
前記第1静止側ストッパ部によって前記回転部材の一方向側への回転が制限された第1制限状態で、且つ、前記コイルに電流が流れていない状態において、前記磁石と一対の前記磁性部材との間には、前記回転部材を前記一方向側へ回転させようとする磁力が作用している、
請求項3に記載のレンズホルダ駆動装置。
【請求項5】
前記制限部は、前記回転部材の他方向側への回転を制限する第2静止側ストッパ部を有し、
前記第2静止側ストッパ部によって前記回転部材の他方向側への回転が制限された第2制限状態で、且つ、前記コイルに電流が流れていない状態において、前記磁石と一対の前記磁性部材との間には、前記回転部材を前記他方向側へ回転させようとする磁力が作用している、
請求項4に記載のレンズホルダ駆動装置。
【請求項6】
一対の前記磁性部材が前記磁石を挟んで対向する方向と平行であって、且つ、前記回転部材の前記回転軸線が含まれる第1仮想平面に対して、前記第1制限状態のときと前記第2制限状態のときとにおいて、前記磁石の前記平面は、互いに異なる向きに傾いた状態にあり、前記第1制限状態から前記第2制限状態に切り換わる途中において、前記第1仮想平面と垂直であって、且つ、前記回転軸線が含まれる第2仮想平面と前記平面とが垂直となる状態を通る、
請求項5に記載のレンズホルダ駆動装置。
【請求項7】
前記回転駆動部は、一対の前記磁性部材、前記鉄心部材、及び前記コイルを収容するとともに前記受け部を有するケース体を有し、
前記制限部は、前記ケース体と一体に設けられている、
請求項3に記載のレンズホルダ駆動装置。
【請求項8】
前記可動側部材は、前記係合部が形成された係合部材を含み、
前記係合部は、前記回転係合部が入り込む収容空間部によって構成されており、
前記レンズホルダが前記保持機構によって保持されているとき、前記回転係合部は、前記回転係合部の回転方向において、前記収容空間部を形成する壁部と前記回転係合部との間に隙間を有した状態で、前記係合部に係合している、
請求項7に記載のレンズホルダ駆動装置。
【請求項9】
前記固定側部材は、前記可動側部材と対向する底板部を有し、
前記可動側部材の前記係合部が形成された部分と前記底板部との間の隙間の大きさは、前記レンズホルダが前記保持機構によって保持される位置にあるときの方が、前記レンズホルダが他の位置にあるときよりも小さい、
請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のレンズホルダ駆動装置。
【請求項10】
前記受け部は、前記回転部材の回転軸線方向に離間して設けられた第1受け部及び第2受け部を含み、
前記回転部材は、
前記磁石が配置される磁石配置部と、
前記磁石配置部を挟んで回転軸線方向に離間して設けられる第1軸部及び第2軸部と、
前記第1受け部を挟んで前記磁石配置部の反対側に位置する前記第1軸部から回転軸線方向に略直交する方向に突出する突出部と、を有し、
前記第1軸部は、前記第1受け部によって回転可能に支持され、
前記第2軸部は、前記第2受け部によって回転可能に支持され、
前記突出部は、前記第1軸部から回転軸線方向に略直交する方向における第1の向きに突出する第1突出部と、前記第1の向きの反対の向きに突出する第2突出部と、を有し、
前記第1突出部は、前記回転係合部を構成し、回転軸線方向に沿って見た場合の、前記磁石が固定された状態の前記回転部材の重心の位置が前記第1軸部及び前記第2軸部の領域内に存在する、
請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のレンズホルダ駆動装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、レンズホルダ駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、レンズを保持する可動枠(レンズホルダ)を基準位置に保持する保持機構を備えたレンズホルダ駆動装置が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
このレンズホルダ駆動装置では、保持機構は、係合片を回転させ、レンズホルダに設けられた係合凹部にその係合片を係合させることにより、レンズホルダを基準位置に保持できるように構成されている。係合片の回転は、ステッピングモータ及びギヤ列を介して行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-3742号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述の保持機構は、ギヤ列を必要とするため、レンズホルダ駆動装置を大型化させてしまうおそれがある。
【0006】
そこで、レンズホルダ駆動装置のサイズを小さくすることが求められる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態に係るレンズホルダ駆動装置は、固定側部材と、レンズ体を保持可能なレンズホルダと、前記レンズホルダを光軸方向へ移動させる駆動部と、前記レンズホルダを光軸方向における所定の位置に保持する保持機構と、を備え、前記保持機構は、前記レンズホルダを含む可動側部材に設けられた係合部と、前記係合部と係合可能に回転する回転係合部と、磁石及びコイルを有して構成されて前記回転係合部を回転させる回転駆動部とを有するレンズホルダ駆動装置において、前記回転駆動部は、磁石又はコイルが固定される回転部材と、前記回転部材を回転可能に支持する受け部とを有し、前記回転係合部は、前記回転部材に一体的に設けられている。
【発明の効果】
【0008】
上述のレンズホルダ駆動装置は、サイズを小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
レンズホルダ駆動装置の分解斜視図である。
カメラモジュールの概略図である。
下側部材の分解斜視図である。
磁気吸引機構の斜視図である。
可動側部材の斜視図である。
可動側金属板部の図である。
レンズホルダ、コイルアセンブリ、駆動用磁石、及びシャフトの上面図である。
レンズホルダ駆動装置の断面図である。
磁石ホルダ及びコイルホルダの上面図である。
磁石ホルダが配置されたコイルホルダの断面図である。
磁石ホルダ及びレンズ保持アセンブリの上面図である。
レンズ保持アセンブリの分解斜視図である。
レンズ保持アセンブリの斜視図である。
レンズ保持アセンブリの構成要素の正面図である。
保持機構の断面図である。
コイルホルダの一部の上面図である。
接着剤が付着したレンズ保持アセンブリの斜視図である。
ベース部材に取り付けられたプリント配線基板の斜視図である。
プリント配線基板の上面図及び正面図である。
ベース部材に取り付けられたプリント配線基板の一部の斜視図である。
レンズホルダ駆動装置を制御する制御システムの構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施形態に係るレンズホルダ駆動装置100について図面を参照して説明する。図1は、レンズホルダ駆動装置100の分解斜視図であり、カバー部材1が下側部材LMから分離された状態を示す。図2は、レンズホルダ駆動装置100が搭載されたカメラ付き携帯機器におけるカメラモジュールCMの概略図である。図1及び図2に示すように、レンズホルダ駆動装置100は、レンズ体LSの光軸OAに沿ってレンズ体LSを移動させることができるように構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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