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公開番号2024043503
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-29
出願番号2023145155
出願日2023-09-07
発明の名称化合物
出願人住友化学株式会社
代理人弁理士法人アスフィ国際特許事務所
主分類C09B 47/18 20060101AFI20240322BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】耐溶剤性(好ましくは、耐溶剤性、耐熱性及び耐光性)が高められた光学フィルタを作製できる化合物及び着色樹脂組成物を提供する。
【解決手段】本発明の化合物は、式(I)で表されることを特徴とする。
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[式R1は、置換/非置換の炭素数2~20の不飽和脂肪族炭化水素基を表し、R2は、水素原子、置換/非置換の炭素数1~20の炭化水素基、又はZ2とR1とを結ぶ単結合を表す。Z1およびZ2は、独立に、単結合又は酸素原子を表す。]
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
式(I)で表される化合物。
TIFF
2024043503000031.tif
55
104
[式(I)中、

1
は、置換基を有していてもよい炭素数2~20の不飽和脂肪族炭化水素基を表し、

2
は、水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1~20の炭化水素基、又はZ
2
とR
1
とを結ぶ単結合を表す。

1
およびZ
2
は、それぞれ独立に、単結合又は酸素原子を表す。

1
~X
4
は、それぞれ独立に、-R
3
、-OR
3
、-SR
3
、ハロゲン原子、ニトロ基、または置換基を有していてもよいスルファモイル基を表す。

3
は、置換基を有していてもよい炭素数1~20の炭化水素基を表す。
n1~n4は、それぞれ独立に、0~6の整数を表す。]
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
請求項1に記載の化合物と樹脂とを含む着色樹脂組成物。
【請求項3】
重合性化合物及び重合開始剤の少なくとも一方をさらに含有する、請求項2に記載の着色樹脂組成物。
【請求項4】
請求項3に記載の着色樹脂組成物より形成される、光学フィルタ。
【請求項5】
請求項4に記載の光学フィルタを含む、固体撮像素子。
【請求項6】
請求項4に記載の光学フィルタを含む、表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、化合物、該化合物を含む着色樹脂組成物、該着色樹脂組成物より形成される光学フィルタ、並びに、該光学フィルタを含む固体撮像素子及び表示装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
液晶表示装置、エレクトロルミネッセンス表示装置及びプラズマディスプレイ等の表示装置やCCDやCMOSセンサなどの固体撮像素子に使用される光学フィルタは、着色樹脂組成物から製造される。このような着色樹脂組成物に用いられる着色剤として、式(x1)で表される化合物が知られている(特許文献1)。
【0003】
TIFF
2024043503000001.tif
49
94
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-72558号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
光学フィルタにおいては、耐溶剤性(好ましくは耐溶剤性、耐熱性及び耐光性)に優れることが求められる。しかしながら、上記式(x1)で表される化合物を用いる場合、得られる光学フィルタの耐溶剤性が十分でないことが分かった。
そこで本発明の課題は、耐溶剤性が高められた光学フィルタを作製できる化合物及び着色樹脂組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の要旨は以下の通りである。
[1] 式(I)で表される化合物。
TIFF
2024043503000002.tif
55
104
[式(I)中、

1
は、置換基を有していてもよい炭素数2~20の不飽和脂肪族炭化水素基を表し、

2
は、水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1~20の炭化水素基、又はZ
2
とR
1
とを結ぶ単結合を表す。

1
およびZ
2
は、それぞれ独立に、単結合又は酸素原子を表す。

1
~X
4
は、それぞれ独立に、-R
3
、-OR
3
、-SR
3
、ハロゲン原子、ニトロ基、または置換基を有していてもよいスルファモイル基を表す。

3
は、置換基を有していてもよい炭素数1~20の炭化水素基を表す。
n1~n4は、それぞれ独立に、0~6の整数を表す。]
[2] [1]に記載の化合物と樹脂とを含む着色樹脂組成物。
[3] 重合性化合物及び重合開始剤の少なくとも一方をさらに含有する、[2]に記載の着色樹脂組成物。
[4] [2]又は[3]に記載の着色樹脂組成物より形成される、光学フィルタ。
[5] [4]に記載の光学フィルタを含む、固体撮像素子。
[6] [4]に記載の光学フィルタを含む、表示装置。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、耐溶剤性(好ましくは耐溶剤性、耐熱性及び耐光性)が高められた光学フィルタを作製できる化合物及び着色樹脂組成物を提供できる。
また本発明の化合物及び着色樹脂組成物によれば、波長750~900nmの範囲において、吸収スペクトルにおけるλ
max
からの長波長側の吸光度の落ち方が急峻である(λ
max
からの長波長側の傾きの急峻性が高い)光学フィルタを作製でき、該光学フィルタを近赤外線を感知する固体撮像素子に用いる場合の感度を高めることができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<<化合物>>
以下、式(I)で表される化合物(以下、化合物(I)という場合がある)の部分構造を挙げて本発明をより具体的に説明する。本発明に係る化合物(I)によれば、該化合物(I)を含む着色樹脂組成物から形成される光学フィルタにおいて、耐溶剤性(好ましくは耐溶剤性、耐熱性及び耐光性)を高めることができる。また好ましくは、化合物(I)を含む着色樹脂組成物から形成される光学フィルタは、波長750~900nmの範囲において、吸収スペクトルにおけるλ
max
からの長波長側の傾きの急峻性が高められている。
【0009】
TIFF
2024043503000003.tif
55
104
[式(I)中、

1
は、置換基を有していてもよい炭素数2~20の不飽和脂肪族炭化水素基を表し、

2
は、水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1~20の炭化水素基、又はZ
2
とR
1
とを結ぶ単結合を表す。

1
およびZ
2
は、それぞれ独立に、単結合又は酸素原子を表す。

1
~X
4
は、それぞれ独立に、-R
3
、-OR
3
、-SR
3
、ハロゲン原子、ニトロ基、または置換基を有していてもよいスルファモイル基を表す。

3
は、置換基を有していてもよい炭素数1~20の炭化水素基を表す。
n1~n4は、それぞれ独立に、0~6の整数を表す。]
【0010】

1
で表される不飽和脂肪族炭化水素基の炭素数は、2~20であり、より好ましくは2~15であり、さらに好ましくは2~10であり、特に好ましくは2~8である。
(【0011】以降は省略されています)

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