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公開番号2024043414
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-29
出願番号2022148594
出願日2022-09-16
発明の名称運転代行仲介装置
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人
主分類G08G 1/00 20060101AFI20240322BHJP(信号)
要約【課題】運転代行サービスの利用者と運転代行者とを好適にマッチングする。
【解決手段】運転代行仲介装置100は、運転代行サービスの提供者として予め登録された複数の運転代行者のそれぞれが、運転代行サービスを利用する第1利用者の第1車両を代行運転したときの、第1車両の車両情報を記憶する情報記憶部11と、運転代行サービスの利用を希望する第2利用者の第2車両の車両情報を取得する情報取得部12と、情報記憶部11に記憶された第1車両の車両情報と、情報取得部12により取得された第2車両の車両情報と、に基づいて、複数の運転代行者のうち、第2車両に類似する第1車両を代行運転した経験が最も多い運転代行者を、第2車両を代行運転する運転代行者に決定する運転者決定部13と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
運転代行サービスの提供者として予め登録された複数の運転代行者のそれぞれが、前記運転代行サービスを利用する第1利用者の第1車両を代行運転したときの、前記第1車両の車両情報を記憶する情報記憶部と、
前記運転代行サービスの利用を希望する第2利用者の第2車両の車両情報を取得する情報取得部と、
前記情報記憶部に記憶された前記第1車両の車両情報と、前記情報取得部により取得された前記第2車両の車両情報と、に基づいて、前記複数の運転代行者のうち、前記第2車両に類似する前記第1車両を代行運転した経験が最も多い運転代行者を、前記第2車両を代行運転する運転代行者に決定する運転者決定部と、を備えることを特徴とする運転代行仲介装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の運転代行仲介装置において、
前記運転者決定部は、前記第2車両に類似する前記第1車両を代行運転した回数、距離、および時間の少なくともいずれかが最も多い運転代行者を、前記第2車両を代行運転する運転代行者に決定することを特徴とする運転代行仲介装置。
【請求項3】
請求項1に記載の運転代行仲介装置において、
前記車両情報は、車種の情報を含むことを特徴とする運転代行仲介装置。
【請求項4】
請求項3に記載の運転代行仲介装置において、
前記車種の情報は、車幅、車長、および車高の少なくともいずれかの情報を含むことを特徴とする運転代行仲介装置。
【請求項5】
請求項3または4に記載の運転代行仲介装置において、
前記情報取得部は、さらに、前記複数の運転代行者のそれぞれが前記第1車両を代行運転したときの、前記第1車両の位置情報と、速度情報または加速度情報と、を含む走行情報を取得し、
前記情報記憶部は、さらに、前記情報取得部により取得された前記第1車両の走行情報を記憶し、
前記情報記憶部に記憶された前記第1車両の走行情報に基づいて、前記第1車両の車種ごとに前記複数の運転代行者のそれぞれが前記第1車両を代行運転したときの道路ごとの平均速度または平均加速度を算出し、算出された平均速度または平均加速度の前記第1車両の車種によるばらつきに基づいて運転の安定度を算出する安定度算出部をさらに備え、
前記運転者決定部は、前記第2車両に類似する前記第1車両を代行運転した経験が最も多い運転代行者が複数いるとき、当該複数の運転代行者のうち、前記安定度算出により算出された安定度が最も高い運転代行者を、前記第2車両を代行運転する運転代行者に決定することを特徴とする運転代行仲介装置。
【請求項6】
請求項1に記載の運転代行仲介装置において、
前記情報取得部は、さらに、前記第2利用者が希望する運転代行の出発地および到着地の情報を取得し、
前記情報取得部により取得された出発地および到着地の情報に基づいて、前記第2車両を代行運転するときの所要時間を算出する所要時間算出部と、
前記所要時間算出部により算出された所要時間に加算する余裕時間を算出する余裕時間算出部と、をさらに備え、
前記余裕時間算出部は、前記情報記憶部に記憶された前記第1車両の車両情報に基づいて、前記第1車両を代行運転した経験が多いほど短くなるように前記余裕時間を算出することを特徴とする運転代行仲介装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、運転代行サービスの利用者と運転代行者とを仲介する運転代行仲介装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両の運転代行をされることを希望する運転代行システムの利用者と、空き時間に代行運転することを希望する個人とをマッチングするようにした装置が知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1記載の装置では、代行運転することを希望する個人について、過去に代行運転した回数、運転歴、運転頻度、乗り慣れている車種等の運転経験に基づいて、運転代行システムの利用者と代行運転することを希望する個人とをマッチングする。
【0003】
運転代行サービスが普及することで、例えば飲酒を伴う会食後等の自分で車両を運転できない場合でも自家用車による移動が可能となり、交通の利便性が向上する。また、飲酒状態等の不適切な状態で運転してしまうおそれがなくなり、交通の安全性が向上する。これにより、持続可能な輸送システムの発展に寄与することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-96688号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1記載の装置では、代行運転することを希望する個人を対象とするため、乗り慣れている車種が少なく、マッチングが成立しにくい。一方、事業者が提供する運転代行サービスでは、多くの運転代行者が登録されているため、利用者と運転代行者とのマッチングが成立しやすい。このような運転代行サービスの利用者と運転代行者とを好適にマッチングすることが好ましい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様である運転代行仲介装置は、運転代行サービスの提供者として予め登録された複数の運転代行者のそれぞれが、運転代行サービスを利用する第1利用者の第1車両を代行運転したときの、第1車両の車両情報を記憶する情報記憶部と、運転代行サービスの利用を希望する第2利用者の第2車両の車両情報を取得する情報取得部と、情報記憶部に記憶された第1車両の車両情報と、情報取得部により取得された第2車両の車両情報と、に基づいて、複数の運転代行者のうち、第2車両に類似する第1車両を代行運転した経験が最も多い運転代行者を、第2車両を代行運転する運転代行者に決定する運転者決定部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、運転代行サービスの利用者と運転代行者とを好適にマッチングすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る運転代行仲介装置の全体構成の一例を概略的に示すブロック図。
図1の情報記憶部に記憶される車両情報について説明するための図。
図1の余裕時間算出部により算出される余裕時間について説明するための図。
図1の安定度算出部により算出される平均車速およびばらつきについて説明するための図。
図1の安定度算出部によるばらつきの算出について説明するための図。
図1のサーバで実行される運転代行者決定処理の一例を示すフローチャート。
図1のサーバで実行される所要時間算出処理の一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図1~図7を参照して本発明の実施形態について説明する。本発明の実施形態に係る運転代行仲介装置は、事業者が提供する運転代行サービスの利用者と運転代行者とをマッチングする。運転代行サービスには、二種免許を保有する複数の運転代行者が予め登録されている。事業者は、利用者が希望する運転代行の出発地や到着地、出発時刻等の情報に基づいて、登録されている運転代行者の中から、その利用者の車両を代行運転する運転代行者を決定する。
【0010】
代行運転する車両は各利用者の所有車両等であるため、代行運転する車両には様々な車格(クラス)の様々な車種が含まれる。このような運転代行サービスを円滑に提供するには、各運転代行者の代行運転経験を考慮し、代行運転する車両に応じた適切な運転代行者をマッチングすることが好ましい。そこで、本実施形態では、各運転代行者が代行運転した車両の情報を蓄積し、蓄積された情報に基づいて利用者と運転代行者とを好適にマッチングすることで、運転代行サービスを円滑に提供することができるよう、以下のように運転代行仲介装置を構成する。
(【0011】以降は省略されています)

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