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公開番号2024043211
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-29
出願番号2022148269
出願日2022-09-16
発明の名称補正装置及び補正方法
出願人株式会社FUJI
代理人弁理士法人 共立特許事務所
主分類H05K 13/04 20060101AFI20240322BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】変形した被補正部材の曲線形状を推定する際に必要な点を仮想的に決定することができる補正装置及び補正方法を提供すること。
【解決手段】補正装置は、基準部材及び被補正部材の一方部材にそれぞれ付された第一マーク及び第二マークの位置を、基準部材及び被補正部材の他方部材に設けられた測定装置により測定して取得する取得部と、測定された第一マーク及び第二マークの位置を用いて、一方部材に仮想的に決定可能な第三マークの位置を算出し、第一マーク、第二マーク、及び第三マークの位置に基づいて、基準部材に対して変形した被補正部材の形状を推定する推定部と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
基準部材及び被補正部材の一方部材にそれぞれ付された第一マーク及び第二マークの位置を、前記基準部材及び前記被補正部材の他方部材に設けられた測定装置により測定して取得する取得部と、
測定された前記第一マーク及び前記第二マークの位置を用いて、前記一方部材に仮想的に決定可能な第三マークの位置を算出し、前記第一マーク、前記第二マーク、及び前記第三マークの位置に基づいて、前記基準部材に対して変形した前記被補正部材の形状を推定する推定部と、
を備えた、補正装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記被補正部材は、一面側における熱膨張率と変形した第一方向にて前記一面側に対する背面側における熱膨張率とが異なり、
前記被補正部材の前記形状は、熱膨張率の差に起因して前記第一方向に沿って凸となる曲線形状である、請求項1に記載の補正装置。
【請求項3】
前記取得部は、前記被補正部材が熱変形する前と、前記被補正部材が熱変形した後との各々において、前記測定装置によって前記第一マーク及び前記第二マークを測定して取得する、請求項1又は2に記載の補正装置。
【請求項4】
前記被補正部材は、両端位置が支持されており、
前記推定部は、前記被補正部材の前記両端位置の間において設定可能な対称軸について、前記第一マーク又は前記第二マークと線対称となる前記第三マークを算出する、請求項1又は2に記載の補正装置。
【請求項5】
前記被補正部材の変形に伴って移動した前記被補正部材の任意点を、前記任意点が移動する前に位置していた起点に一致するように補正するための補正量を算出する補正量算出部を備えた、請求項1又は2に記載の補正装置。
【請求項6】
前記補正量は、前記第一マークに対応する第一点、前記第二マークに対応する第二点及び前記第三マークに対応する第三点のそれぞれの前記起点から前記第一点、前記第二点及び前記第三点への各々の変化量を用いた二次曲線近似によって算出される、請求項5に記載の補正装置。
【請求項7】
前記補正量は、前記第一点、前記第二点及び前記第三点に対応する各々の前記変化量を用いて前記二次曲線近似を表す二次関数における3つの係数を決定し、決定した3つの前記係数を用いた前記二次関数に従って算出される、請求項6に記載の補正装置。
【請求項8】
前記補正量算出部は、所定条件が成立するごとに、前記補正量を算出する、請求項5に記載の補正装置。
【請求項9】
前記所定条件は、
前回前記補正量を算出してから所定時間が経過した場合、基板に部品を装着する部品装着機において生産した前記基板の枚数が所定枚数に達した場合、及び、前記部品装着機の内部温度が所定温度に達した場合のうちの少なくとも一つである、請求項8に記載の補正装置。
【請求項10】
前記取得部は、
基板に部品を装着する部品装着機に設けられて前記基板を撮像する基板カメラを前記測定装置として用い、
前記基板カメラによって前記基準部材を撮像した画像に基づいて、前記基準部材に付された前記第一マーク及び前記第二マークを測定して取得する、請求項1又は2に記載の補正装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、補正装置及び補正方法に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、例えば、特許文献1に開示された部品搭載装置が知られている。従来の部品搭載装置は、基準固定レール上に設定された3つの基準マークを、装着ヘッドと一体に軸状の被補正部材上を移動するCCDカメラによって撮像するようになっている。そして、従来の部品搭載装置においては、3つの基準マークを、製造組立時と、設置時との2回撮像し、それぞれの基準マークの位置変化の差分を被補正部材の反り量として算出し、座標補正を行うようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-165564号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した従来の部品搭載装置では、基準固定レール上に予め設定された3つの基準マークを撮像し、撮像した3つの基準マークの各々の座標を用いて、反りが発生した被補正部材の反り量の算出を行う。この場合、CCDカメラを移動させることにより、反り量の算出に必要な、換言すれば、変形した被補正部材の曲線形状の把握に必要な3つの基準マークを撮像できる場合には、変形した被補正部材の曲線形状を把握することができて、反り量を算出することができる。しかしながら、CCDカメラを移動させても、設定されている3つの基準マークのうちの1つでも基準マークの撮像が困難である場合には、変形した被補正部材の曲線形状を把握すること、即ち、反り量を算出することが困難になる。
【0005】
本明細書は、変形した被補正部材の曲線形状を推定する際に必要な点を仮想的に決定することができる補正装置及び補正方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書は、基準部材及び被補正部材の一方部材にそれぞれ付された第一マーク及び第二マークの位置を、基準部材及び被補正部材の他方部材に設けられた測定装置により測定して取得する取得部と、測定された第一マーク及び第二マークの位置を用いて、一方部材に仮想的に決定可能な第三マークの位置を算出し、第一マーク、第二マーク、及び第三マークの位置に基づいて、基準部材に対して変形した被補正部材の形状を推定する推定部と、を備えた、補正装置を開示する。
【0007】
又、本明細書は、基準部材及び被補正部材の一方部材にそれぞれ付された第一マーク及び第二マークの位置を、基準部材及び被補正部材の他方部材に設けられた測定装置により測定して取得する取得工程と、測定された第一マーク及び第二マークの位置を用いて、一方部材に仮想的に決定可能な第三マークの位置を算出し、第一マーク、第二マーク、及び第三マークの位置に基づいて、基準部材に対して変形した被補正部材の形状を推定する推定工程と、被補正部材の変形に伴って移動した被補正部材の任意点を、任意点が移動する前に位置していた起点に一致するように補正するための補正量を算出する補正量算出工程と、を備えた、補正方法を開示する。
【0008】
本明細書では、出願当初の請求項4において、「請求項1又は2記載の補正装置」を「請求項1-3の何れか一項に記載の補正装置」に変更した技術的思想も開示されている。又、本明細書では、出願当初の請求項5において、「請求項1又は2記載の補正装置」を「請求項1-4の何れか一項に記載の補正装置」に変更した技術的思想も開示されている。又、本明細書では、出願当初の請求項10において、「請求項1又は2記載の補正装置」を「請求項1-9の何れか一項に記載の補正装置」に変更した技術的思想も開示されている。更に、本明細書では、出願当初の請求項11において、「請求項1又は2記載の補正装置」を「請求項1-10の何れか一項に記載の補正装置」に変更した技術的思想も開示されている。
【発明の効果】
【0009】
これらによれば、補正装置は、取得した第一マーク及び第二マークを用いて、変形した被補正部材の形状を推定する際に必要な点に対応する第三マークを仮想的に決定することができる。そして、補正装置は、推定された被補正部材の形状に基づいて、変形した被補正部材を変形する前の形状に補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
部品装着機の構成例を示す平面図である。
被補正部材の一例を示す斜視図である。
被補正部材の変形(熱変形)を説明するための模式図である。
補正装置の制御ブロックの一例を示すブロック図である。
変形前(熱変形前)の第一マーク及び第二マークを説明するための模式図である。
変形後(熱変形後)の第一マーク及び第二マークを説明するための模式図である。
被補正部材の変形(熱変形)の線対称を説明するための模式図である。
第三マークの仮想的な決定を説明するための模式図である。
被補正部材の形状の推定を説明するための模式図である。
変形例を説明するための模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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