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公開番号2024042239
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-28
出願番号2022146821
出願日2022-09-15
発明の名称レンズ装置および撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G02B 7/08 20210101AFI20240321BHJP(光学)
要約【課題】操作モードの設定変更の操作性に有利なレンズ装置を提供する。
【解決手段】カメラ装置と接続されるレンズ装置であって、フォーカスレンズ群と、フォーカスレンズ駆動部と、操作入力手段と、オートフォーカスとマニュアルフォーカスとの選択、および、操作入力手段の操作対象の選択に係る、第1モードおよび第2モードを含む複数のモード間で切り換えるモード切換手段と、レンズ制御部を有し、レンズ制御部は、第1モードにおいて、操作入力手段からの操作入力に基づき駆動部を制御し、マニュアルフォーカスでフォーカスレンズ群の駆動が制御され、第2モードにおいて、操作入力手段からの入力に基づき撮影パラメータを変更するための制御信号を出力し、カメラ装置から入力される設定値がオートフォーカス可である場合はAF制御信号に基づくオートフォーカスで駆動部を制御し、設定値がオートフォーカス否である場合はオートフォーカスを実行しない。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
カメラ装置と接続されるレンズ装置であって、
光軸方向に可動なフォーカスレンズ群と、
前記フォーカスレンズ群を駆動する駆動部と、
操作入力手段と、
オートフォーカスとマニュアルフォーカスとの間の選択、および、前記操作入力手段の操作対象の選択に係る、第1のモードおよび第2のモードを含む複数のモードの間で切り換えるモード切換手段と、
レンズ制御部を有し、
前記レンズ制御部は、
前記第1のモードにおいて、前記操作入力手段からの操作入力に基づき前記駆動部を制御し、マニュアルフォーカスで前記フォーカスレンズ群の駆動が制御され、
前記第2のモードにおいて、前記操作入力手段からの入力に基づき撮影パラメータを変更するための制御信号を出力し、前記カメラ装置から入力される設定値がオートフォーカス可である場合は前記カメラ装置から入力されるAF制御信号に基づくオートフォーカスで前記駆動部を制御し、前記設定値がオートフォーカス否である場合はオートフォーカスを実行しないことを特徴とするレンズ装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記モード切換手段は、前記第1のモードと前記第2のモードと第3のモードの中で切り換えが可能であり、
前記レンズ制御部は、前記第3のモードにおいて、前記AF制御信号に基づくオートフォーカスで前記駆動部を制御することを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項3】
前記操作入力手段は前記レンズ装置の鏡筒の外周に回転可能に保持された回転操作部材であることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項4】
前記モード切換手段はスライド式のスイッチであることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項5】
請求項1から4までのいずれか一項に記載のレンズ装置と、
前記レンズ装置によって形成された像を受ける撮像素子と、前記撮像素子からの出力に基づき前記AF制御信号を生成するカメラ制御部とを含むカメラ装置とを有し、
前記カメラ装置は、前記第2のモードにおけるオートフォーカスに関する前記設定値を切り換えるAF切換手段を有することを特徴とする撮像装置。
【請求項6】
請求項2に記載のレンズ装置と、
前記レンズ装置によって形成された像を受ける撮像素子と、前記撮像素子からの出力に基づき前記AF制御信号を生成するカメラ制御部とを含むカメラ装置とを有し、
MF不可モードとMF可モードとを切り換えるMF割込切換手段を有し、
前記MF不可モードでは、前記第3のモードにおいて、前記操作入力手段からの前記操作入力に基づく前記駆動部の制御はできず、
前記MF可モードでは、前記第3のモードにおいて、前記操作入力手段からの前記操作入力に基づき前記レンズ制御部は前記駆動部を制御することを特徴とする撮像装置。
【請求項7】
前記MF割込切換手段は、前記MF可モードと、前記MF不可モードと、AF後MF可モードとを切り換え、
前記AF後MF可モードでは、前記第3のモードにおいて、オートフォーカスで合焦判定がなされた後に前記操作入力手段からの前記操作入力があった場合には、該操作入力に基づき前記レンズ制御部が前記駆動部を制御することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
【請求項8】
前記AF後MF可モードでは、前記第3のモードにおいて、オートフォーカスで合焦判定がなされた後に前記操作入力手段からの前記操作入力があり、該操作入力に基づき前記レンズ制御部が前記駆動部を制御した場合は、所定のデフォーカス量が検出されるまで、オートフォーカスでの制御を開始しないことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
【請求項9】
前記AF後MF可モードでは、前記第3のモードにおいて、オートフォーカスで合焦判定がなされた後に前記操作入力手段からの前記操作入力があり、該操作入力に基づき前記レンズ制御部が前記駆動部を制御した場合は、該操作入力の変化がなくなってから所定の時間が経過するまで、オートフォーカスでの制御をしないことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
【請求項10】
前記MF割込切換手段は、前記カメラ装置に備えられることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、レンズ装置および撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
交換レンズにおける合焦手段として、手動で調整するマニュアルフォーカスと、自動で合焦させるオートフォーカスがあり、交換レンズは、マニュアルフォーカスを行うフォーカス操作環と、オートフォーカスとマニュアルフォーカスを切り換える手段を備える。
【0003】
特許文献1は、オートフォーカスとマニュアルフォーカスを切り換える手段をカメラ側に設け、カメラ側で切り換え可能とする構成が開示されている。特許文献2は、交換レンズ側でオートフォーカスと、マニュアルフォーカスと、カスタム設定とを切り換え可能であり、そのカスタム設定の内容をレンズ側の操作部で設定可能としている。
【0004】
一方で、近年、フォーカス操作環は、フォーカス操作だけでなく、カメラの撮影パラメータ、例えばISO感度のようなものを操作できる、コントロール操作環としても割り当て可能なカメラシステムもある。そのようなカメラシステムでは、操作リングの役割を、フォーカス操作環とするかコントロール操作環とするかを切り換えるための切り換え手段がレンズ側に設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-080246号公報
特開2004-163565号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前述した背景技術を備えるカメラシステムでは、ユーザーによる撮影の際のオートフォーカスとマニュアルフォーカスとの切り換えや、操作リングによるコントロール操作とフォーカス操作との切り換えを一つの操作手段で行えることが望ましい。
本発明では、操作モードの設定変更の操作性に有利なレンズ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のレンズ装置は、カメラ装置と接続されるレンズ装置であって、光軸方向に可動なフォーカスレンズ群と、前記フォーカスレンズ群を駆動する駆動部と、操作入力手段と、オートフォーカスとマニュアルフォーカスとの間の選択、および、前記操作入力手段の操作対象の選択に係る、第1のモードおよび第2のモードを含む複数のモードの間で切り換えるモード切換手段と、レンズ制御部を有し、前記レンズ制御部は、前記第1のモードにおいて、前記操作入力手段からの操作入力に基づき前記駆動部を制御し、マニュアルフォーカスで前記フォーカスレンズ群の駆動が制御され、前記第2のモードにおいて、前記操作入力手段からの入力に基づき撮影パラメータを変更するための制御信号を出力し、前記カメラ装置から入力される設定値がオートフォーカス可である場合は前記カメラ装置から入力されるAF制御信号に基づくオートフォーカスで前記駆動部を制御し、前記設定値がオートフォーカス否である場合はオートフォーカスを実行しないことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明により、操作モードの設定変更の操作性に有利なレンズ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に係る撮像装置を示すブロック図である。
実施例1に係るレンズ側モード選択手段の説明図である。
実施例1に係るカメラ側モード選択手段の説明図である。
実施例1に係るフォーカス操作に関わる説明図である。
実施例1に係るモード選択時の組み合わせに関わる説明図である。
実施例2に係るレンズ側モード選択手段の説明図である。
実施例2に係るカメラ側モード選択手段の説明図である。
実施例2に係るモード選択時の組み合わせに関わる説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明の好ましい実施形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
なお、以下に示す実施形態は本願の特許請求の範囲に係る構成を限定するものではない。また、本実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが必須とは限らず、複数が任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては本実施形態に係る装置を容易に理解できるようにするために実際とは異なる縮尺で描かれており、同一もしくは同様の構成については同一の参照番号を付し、重複した説明を省略する。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)

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