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公開番号2024041506
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-27
出願番号2022146361
出願日2022-09-14
発明の名称部品実装機
出願人株式会社FUJI
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H05K 13/04 20060101AFI20240319BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】部品実装機の生産効率を向上させるための技術を提供する。
【解決手段】部品実装機は、負圧により電子部品を吸着して基板に実装する実装ヘッドを備える。実装ヘッドは、実装ヘッドに着脱可能に保持され、負圧を供給されて電子部品を吸着するノズルと、ノズルに負圧を供給する負圧流路と、ノズルに正圧を供給する正圧流路と、ノズルを負圧流路に接続する第1位置と、ノズルを正圧流路に接続する第2位置と、に切替える切替部と、切替部を第1位置と第2位置との間で切り替える切替え動作を行う駆動部と、駆動部による切替え動作の完了を検出する検出部と、を備えている。部品実装機は、ノズルが電子部品を吸着していない状態で、検出部が駆動部による切替え動作の完了を検出しなかった場合に、駆動部に切替え動作を再度実行させる制御部を備えている。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
負圧により電子部品を吸着して基板に実装する実装ヘッドを備える部品実装機であって、
前記実装ヘッドは、
前記実装ヘッドに着脱可能に保持され、前記負圧を供給されて前記電子部品を吸着するノズルと、
前記ノズルに負圧を供給する負圧流路と、
前記ノズルに正圧を供給する正圧流路と、
前記ノズルを前記負圧流路に接続する第1位置と、前記ノズルを前記正圧流路に接続する第2位置と、に切替える切替部と、
前記切替部を前記第1位置と前記第2位置との間で切り替える切替え動作を行う駆動部と、
前記駆動部による切替え動作の完了を検出する検出部と、を備えており、
前記ノズルが前記電子部品を吸着していない状態で、前記検出部が前記駆動部による前記切替え動作の完了を検出しなかった場合に、前記駆動部に前記切替え動作を再度実行させる制御部を備えている、部品実装機。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記制御部は、
第1の出力で前記切替え動作を実行するように前記駆動部を駆動させ、
前記第1の出力で前記検出部が切替え動作の完了を検出しなかった場合に、前記第1の出力より大きい第2の出力で再度切替え動作を実行するように前記駆動部を駆動させる、請求項1に記載の部品実装機。
【請求項3】
前記実装ヘッドは、複数の前記ノズルと前記複数のノズルのそれぞれに対応する複数の前記切替部とが円周上に配置され、前記複数のノズル及び前記複数の切替部を一体的に回転させる回転体を有しており、
前記駆動部は、前記切替部が前記回転体の回転によって前記円周上の所定の位置に位置したときに当該切替部の前記切替え動作を実行する、請求項2に記載の部品実装機。
【請求項4】
前記制御部は、
前記回転体が1回転する間に、前記所定の位置に位置する前記複数の切替部のそれぞれについて、前記第1の出力で前記切替え動作を実行する第1切替え動作実行処理と、
前記第1切替え動作実行処理において、各切替部の前記切替え動作の完了を検出する検出処理と、
前記検出処理において前記切替え動作の完了を検出しなかった切替部に対して、前記第2の出力で前記切替え動作を実行する第2切替え動作実行処理と、を実行可能に構成されている、請求項3に記載の部品実装機。
【請求項5】
前記制御部は、前記実装ヘッドに電力が供給されていない状態から電力が供給される状態になったあとの初回の稼働において前記駆動部を駆動原点に移動する復帰動作を実行させ、前記検出部が前記復帰動作の完了を検出しなかった場合に、前記復帰動作を再度実行する、請求項1に記載の部品実装機。
【請求項6】
前記切替え動作を再度実行する回数を入力可能な入力部をさらに備えており、
前記制御部は、前記入力部に入力された前記回数だけ前記切替え動作を再度実行する、請求項1に記載の部品実装機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する技術は、電子部品を基板に実装する部品実装機に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
電子部品を基板に実装する部品実装機には、電子部品をノズルに吸着させて基板まで移動させるものがある。例えば、特許文献1の部品実装機は、負圧により電子部品を吸着して基板に実装する実装ヘッドを備えている。実装ヘッドは、ノズルと、ノズルに負圧を供給する負圧流路と、ノズルに正圧を供給する正圧流路を備えている。特許文献1の部品実装機では、ノズルの先端を電子部品に当接させた状態でノズルに負圧を供給することで、ノズルの先端に電子部品を吸着している。また、ノズルの先端に電子部品を吸着した状態で、ノズルに正圧を供給することによって、電子部品をノズルの先端から離間させている。このために、特許文献1の部品実装機は、ノズルを負圧流路に接続する第1位置と正圧流路に接続する第2位置とに切替える切替部と、切替部を駆動する駆動部を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2018/179076号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のような部品実装機には、切替部を第1位置(ノズルが負圧流路に接続される位置)と第2位置(ノズルが正圧流路に接続される位置)との間で切替える切替え動作が正常に実行されたか否かを検出するために、切替部の切替え動作の完了を検出する検出部が設けられることがある。そして、駆動部によって切替部に切替え動作を実行させたときに、検出部で切替え動作の完了が検出されないと、切替部にメンテナンスや修理が必要な異常が生じたとしてエラーとして停止する。しかしながら、切替部にメンテナンスや修理が必要な異常が発生していない状態であっても、切替部の動作が不安定となって切替え動作が正常に実行されないことがある。このような場合は、切替部に切替え動作を繰り返し実行させることで、切替部の動作が安定して切替え動作が正常に実行されることがある。従来の部品実装機では、駆動部によって切替部に切替え動作を実行させたときに、検出部で切替え動作の完了が検出されないと、直ちにエラーが生じたとして部品実装機を停止させていた。このため、修理が必要となる異常が発生していないにも関わらず、作業者等による作業が発生してしまい、生産性が低下するという問題があった。
【0005】
本明細書は、部品実装機の生産効率を向上させるための技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書に開示する部品実装機は、負圧により電子部品を吸着して基板に実装する実装ヘッドを備える。実装ヘッドは、実装ヘッドに着脱可能に保持され、負圧を供給されて電子部品を吸着するノズルと、ノズルに負圧を供給する負圧流路と、ノズルに正圧を供給する正圧流路と、ノズルを負圧流路に接続する第1位置と、ノズルを正圧流路に接続する第2位置と、に切替える切替部と、切替部を第1位置と第2位置との間で切り替える切替え動作を行う駆動部と、駆動部による切替え動作の完了を検出する検出部と、を備えている。部品実装機は、ノズルが電子部品を吸着していない状態で、検出部が駆動部による切替え動作の完了を検出しなかった場合に、駆動部に切替え動作を再度実行させる制御部を備えている。
【0007】
上記の部品実装機では、切替部の切替え動作が失敗した場合に、切替部の切替え動作が再度実行される。これにより、切替部の切替え動作が失敗した場合に、直ちにエラーとして部品実装機が停止されることが回避される。切替部の切替え動作が失敗した場合であっても、切替え動作を再度実行することによって成功することがある。このため、切替部の切替え動作を再度実行することによって、部品実装機の動作(生産)が停止する回数を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例に係る部品実装機の概略構成を示す図。
図1のII-II線における断面図。
ヘッドのノズルの装着面を示す底面図。
図3のIV-IV線における断面図。
駆動装置とスプールを示す図。
スプールによりノズルに負圧を供給する状態と正圧を供給する状態とを切替える構成を説明するための図であり、(a)はスプールが下方に位置した状態を示し、(b)はスプールが上方に位置した状態を示す。
実施例に係る部品実装機の制御系を示すブロック図。
ヘッドに電力が供給されたときに駆動装置を駆動原点に復帰させる処理の一例を示すフローチャート。
復帰動作の処理の一例を示すフローチャート。
復帰動作について説明するための図であり、(a)は第2アームがストッパに当接するまで回転軸を第1方向に回転させた状態を示しており、(b)は(a)の状態から第1の所定量だけ第2方向に回転軸を回転させた状態を示しており、(c)は(b)の状態から第2の所定量だけ第1方向に回転軸を回転させた状態を示している。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。
【0010】
本明細書に開示する部品実装機では、制御部は、第1の出力で切替え動作を実行するように駆動部を駆動させ、第1の出力で検出部が切替え動作の完了を検出しなかった場合に、第1の出力より大きい第2の出力で再度切替え動作を実行するように駆動部を駆動させてもよい。このような構成によると、切替え動作を再度実行する際には、切替え動作が失敗したときよりも大きい出力で切替え動作が実行される。このため、切替え動作を再度実行する際に、切替え動作がより成功し易くなる。
(【0011】以降は省略されています)

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