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公開番号2024041104
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-27
出願番号2022145744
出願日2022-09-14
発明の名称演奏データ送信制御方法、プログラム、電子機器及び電子楽器
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類G10H 1/00 20060101AFI20240319BHJP(楽器;音響)
要約【課題】より適切に送信データ量を低減させることのできる演奏データ送信制御方法、プログラム、電子機器及び電子楽器を提供する。
【解決手段】演奏データ送信制御方法は、コンピュータに、出力タイミングの情報と対応付けられた演奏データの中に連続的に値が変化する連続可変操作データが含まれる場合、連続可変操作データの中から変化の特徴点を検出する検出ステップと、検出された変化の特徴点の連続可変操作データを含む演奏データであって、変化の特徴点以外の連続可変操作データが間引かれた演奏データに基づいて、外部機器に送信するための単位演奏データを生成する生成ステップと、を実行させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
コンピュータに、
出力タイミングの情報と対応付けられた演奏データの中に連続的に値が変化する連続可変操作データが含まれる場合、前記連続可変操作データの中から変化の特徴点を検出する検出ステップと、
検出された前記変化の特徴点の連続可変操作データを含む前記演奏データであって、前記変化の特徴点以外の連続可変操作データが間引かれた前記演奏データに基づいて、外部機器に送信するための単位演奏データを生成する生成ステップと、
を実行させる演奏データ送信制御方法。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記特徴点には、前記連続的に値が変化する音高データ又は音量データを含む前記連続可変操作データが極値をとる点を含む請求項1記載の演奏データ送信制御方法。
【請求項3】
前記特徴点には、前記連続的に値が変化する音高データ又は音量データを含む前記連続可変操作データの変化の変曲点を含む請求項1記載の演奏データ送信制御方法。
【請求項4】
前記生成ステップでは、前記連続的に値が変化する音高データ又は音量データを含む前記連続可変操作データの変化量が基準以下である前記連続可変操作データを優先的に間引く請求項1記載の演奏データ送信制御方法。
【請求項5】
前記生成ステップにおいて、前記連続的に値が変化する音高データ又は音量データを含む前記連続可変操作データの変化状況に応じて部分ごとに定められた割合で、前記連続可変操作データが間引かれる請求項1記載の演奏データ送信制御方法。
【請求項6】
前記単位演奏データのサイズは、各タイミングに送信可能なデータの最大のデータサイズと同じか、又はそれより小さく、
前記検出ステップにおいて、前記変化の特徴点は、各タイミングに送信される前記単位演奏データごとに検出される
請求項1記載の演奏データ送信制御方法。
【請求項7】
コンピュータに、
出力タイミングの情報と対応付けられた演奏データの中に連続的に値が変化する連続可変操作データを含む場合、前記連続可変操作データの中から変化の特徴点を検出する検出ステップと、
検出された前記変化の特徴点の連続可変操作データを含む前記演奏データであって、前記変化の特徴点以外の連続可変操作データが間引かれた前記演奏データに基づいて、外部機器に送信するための単位演奏データを生成する生成ステップと、
を実行させるプログラム。
【請求項8】
送信部と、
少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
出力タイミングの情報と対応付けられた演奏データの中に連続的に値が変化する連続可変操作データを含む場合、前記連続可変操作データの中から変化の特徴点を検出し、
検出された前記変化の特徴点の連続可変操作データを含む前記演奏データであって、前記変化の特徴点以外の連続可変操作データが間引かれた前記演奏データに基づいて、前記送信部から外部機器に送信するための単位演奏データを生成する、
電子機器。
【請求項9】
演奏操作子と、
少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記演奏操作子の操作に応じて、出力タイミングの情報と対応付けられた演奏データを取得し、
取得された前記演奏データの中に連続的に値が変化する連続可変操作データを含む場合、前記連続可変操作データの中から変化の特徴点を検出し、
検出された前記変化の特徴点の連続可変操作データを含む前記演奏データであって、前記変化の特徴点以外の連続可変操作データが間引かれた前記演奏データに基づいて、外部機器に送信するための単位演奏データを生成する、
電子楽器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、演奏データ送信制御方法、プログラム、電子機器及び電子楽器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電子演奏の内容を規定する演奏データとして、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)データが広く利用されている。MIDIデータを解読して音声信号を生成する音声出力部へ当該MIDIデータを無線通信により送信することの可能な通信規格として、ブルートゥース(登録商標)などが知られている。
【0003】
通信速度が十分ではない通信規格によるMIDIデータの送受信では、データ量が著しく多い状況では、受信機器におけるリアルタイムでの音声信号の出力に支障を来す場合がある。これに対し、データ量が多くなりやすい演奏内容の種別の発生といった条件に応じて送信データを適宜な割合で間引いてデータ量を削減する技術がある(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-221788号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、間引きを一律のパターンで実行すると、演奏上重要な音の情報が抜けて、演奏が劣化し、更には本来の表現やニュアンスから外れる場合があるという課題がある。
【0006】
この発明の目的は、より適切に送信データ量を低減させることのできる演奏データ送信制御方法、プログラム、電子機器及び電子楽器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明は、
コンピュータに、
出力タイミングの情報と対応付けられた演奏データの中に連続的に値が変化する連続可変操作データが含まれる場合、前記連続可変操作データの中から変化の特徴点を検出する検出ステップと、
検出された前記変化の特徴点の連続可変操作データを含む前記演奏データであって、前記変化の特徴点以外の連続可変操作データが間引かれた前記演奏データに基づいて、外部機器に送信するための単位演奏データを生成する生成ステップと、
を実行させる演奏データ送信制御方法である。
【発明の効果】
【0008】
本発明に従うと、より適切に送信データ量を低減することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0009】
電子機器の機能構成を示すブロック図である。
残すデータ及び間引くデータの設定について説明する図である。
データの間引き例を示す図である。
LPFのウィンドウ設定について説明する図である。
演奏データ出力制御処理の制御手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の電子機器1の機能構成を示すブロック図である。
電子機器1は、演奏データ(MIDIデータ)を生成又は取得し、記憶保持して出力するコンピュータを含む。コンピュータは、通常のPC(Personal Computer)、タブレット端末、スマートフォンなどであってもよい。あるいは、電子機器1は、後述のように鍵盤Keなど(演奏操作子)を有する電子楽器であってもよい。演奏データの生成は、ユーザが画面上でMIDIソフトウェアを用いることで行われるものであってもよいし、楽器の演奏によって行われるものであってもよい。あるいは、これらの作業が併用されて演奏データが生成されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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