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公開番号2024040611
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-26
出願番号2022145064
出願日2022-09-13
発明の名称撮像レンズ及び撮像装置
出願人株式会社ダイセル
代理人園田・小林弁理士法人
主分類G02B 13/00 20060101AFI20240318BHJP(光学)
要約【課題】 広角化及び小型化を実現しつつ、色収差を良好に補正すること。
【解決手段】 撮像レンズは、物体側から像面側へ向かって順に、負の第1のレンズと、正の第2のレンズと、絞りと、正の第3のレンズと、負の第4のレンズとが配置されるレンズ系を有し、レンズ系のd線における焦点距離f、第1のレンズの焦点距離f1、第4のレンズの焦点距離f4、第1~4のレンズそれぞれのアッベ数νd1~νd4、レンズ系の全長TTL、最大像高ImgHが以下の条件式(1)~(6)を満足する。
-2<f1/f<-0.9 ・・・(1)
-2.5<f4/f<-0.7 ・・・(2)
νd1>40 ・・・(3)
νd1/νd2>1.2 ・・・(4)
νd3/νd4>1.4 ・・・(5)
2<TTL/ImgH<4 ・・・(6)
【選択図】 図1


特許請求の範囲【請求項1】
物体側から像面側へ向かって順に、前記像面側に凹面を向けた負の屈折力を有する第1のレンズと、正の屈折力を有する第2のレンズと、絞りと、前記像面側に凸面を向けた正の屈折力を有する第3のレンズと、前記物体側に凹面を向けた負の屈折力を有する第4のレンズとが配置されるレンズ系を有し、
前記レンズ系は、
前記レンズ系のd線における焦点距離をf、前記第1のレンズの焦点距離をf1、前記第4のレンズの焦点距離をf4、前記第1~4のレンズそれぞれのアッベ数をνd1~νd4、前記レンズ系の全長をTTL、最大像高をImgHとするとき、以下の条件式(1)~(6)を満足する撮像レンズ。
-2<f1/f<-0.9 ・・・(1)
-2.5<f4/f<-0.7 ・・・(2)
νd1>40 ・・・(3)
νd1/νd2>1.2 ・・・(4)
νd3/νd4>1.4 ・・・(5)
2<TTL/ImgH<4 ・・・(6)
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記レンズ系は、
前記第1のレンズの前記凹面と前記第2のレンズの前記物体側の表面との間の間隔をD12とするとき、以下の条件式(7)を満足する請求項1に記載の撮像レンズ。
D12/f<0.8 ・・・(7)
【請求項3】
前記レンズ系は、
前記レンズ系の入射瞳径をEPDとするとき、以下の条件式(8)を満足する請求項1に記載の撮像レンズ。
f/EPD<2.8 ・・・(8)
【請求項4】
前記レンズ系は、
前記第2のレンズの焦点距離をf2とするとき、以下の条件式(9)を満足する請求項1に記載の撮像レンズ。
1<f2/f<4 ・・・(9)
【請求項5】
前記レンズ系は、
前記レンズ系の波長940nmにおける焦点距離をfirとするとき、以下の条件式(10)を満足する請求項1に記載の撮像レンズ。
0.92<fir/f<1.08・・・(10)
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載の撮像レンズを備える撮像装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、撮像レンズ及び撮像装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、例えばスマートフォン、測距センサ及びVR(Virtual Reality)ゴーグルなどの多種多様な電子機器に撮像装置が搭載されることがある。通常、撮像装置は、撮像レンズと撮像素子を有し、被写体から反射する光を撮像レンズによって撮像素子上に結像させることにより、被写体の画像を取得する。このような撮像装置の撮像レンズは、それぞれ正又は負の屈折力を有する複数のレンズを配置して構成されることがある。近年では、複数のレンズを備えた撮像レンズを広角化及び小型化する様々な検討が行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6049924号公報
特許第6501810号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、例えば暗闇で被写体を撮影する場合などには、撮像装置が可視光のみならず近赤外光を結像させることがある。しかしながら、可視光及び近赤外光を結像させる撮像装置においては、撮像レンズを通過する光の波長範囲が大きくなるため、撮像レンズにおいて十分に色収差を補正することが困難であるという問題がある。
【0005】
すなわち、撮像レンズによって可視光の色収差を補正するのみでは、近赤外光までを含む広い波長域での色収差が十分に補正されず、良好な結像性能が確保されない。また、特に広角化した撮像レンズで広い波長域での色収差を補正する場合には、複数のレンズ間の間隔が広くなって撮像レンズの全長が長くなる傾向がある。この結果、前玉径の小型化や全長短縮が難しくなり、撮像レンズの小型化が阻害されるという問題もある。
【0006】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであり、広角化及び小型化を実現しつつ、色収差を良好に補正することができる撮像レンズ及び撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様によれば、撮像レンズは、物体側から像面側へ向かって順に、前記像面側に凹面を向けた負の屈折力を有する第1のレンズと、正の屈折力を有する第2のレンズと、絞りと、前記像面側に凸面を向けた正の屈折力を有する第3のレンズと、前記物体側に凹面を向けた負の屈折力を有する第4のレンズとが配置されるレンズ系を有する。前記レンズ系は、前記レンズ系のd線における焦点距離をf、前記第1のレンズの焦点距離をf1、前記第4のレンズの焦点距離をf4、前記第1~4のレンズそれぞれのアッベ数をνd1~νd4、前記レンズ系の全長をTTL、最大像高をImgHとするとき、以下の条件式(1)~(6)を満足する。
-2<f1/f<-0.9 ・・・(1)
-2.5<f4/f<-0.7 ・・・(2)
νd1>40 ・・・(3)
νd1/νd2>1.2 ・・・(4)
νd3/νd4>1.4 ・・・(5)
2<TTL/ImgH<4 ・・・(6)
【0008】
本開示の他の一態様によれば、撮像装置は、上記構成の撮像レンズを備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示の撮像レンズ及び撮像装置によれば、広角化及び小型化を実現しつつ、色収差を良好に補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、一実施の形態に係る撮像装置の構成を示す図である。
図2は、実施例1に係る撮像レンズの構成を示す図である。
図3は、実施例1に係る撮像レンズの収差図である。
図4は、実施例1に係る撮像レンズの像高に対する相対光量を示す図である。
図5は、実施例2に係る撮像レンズの構成を示す図である。
図6は、実施例2に係る撮像レンズの収差図である。
図7は、実施例2に係る撮像レンズの像高に対する相対光量を示す図である。
図8は、実施例3に係る撮像レンズの構成を示す図である。
図9は、実施例3に係る撮像レンズの収差図である。
図10は、実施例3に係る撮像レンズの像高に対する相対光量を示す図である。
図11は、実施例4に係る撮像レンズの構成を示す図である。
図12は、実施例4に係る撮像レンズの収差図である。
図13は、実施例4に係る撮像レンズの像高に対する相対光量を示す図である。
図14は、実施例5に係る撮像レンズの構成を示す図である。
図15は、実施例5に係る撮像レンズの収差図である。
図16は、実施例5に係る撮像レンズの像高に対する相対光量を示す図である。
図17は、実施例6に係る撮像レンズの構成を示す図である。
図18は、実施例6に係る撮像レンズの収差図である。
図19は、実施例6に係る撮像レンズの像高に対する相対光量を示す図である。
図20は、実施例7に係る撮像レンズの構成を示す図である。
図21は、実施例7に係る撮像レンズの収差図である。
図22は、実施例7に係る撮像レンズの像高に対する相対光量を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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