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公開番号2024039843
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-25
出願番号2022144511
出願日2022-09-12
発明の名称レンズ鏡筒及びそれを備える撮像装置
出願人株式会社シグマ
代理人
主分類G02B 7/04 20210101AFI20240315BHJP(光学)
要約【課題】レンズ鏡筒の全長を長くすることなく、リニアモーターによって駆動されるレンズ枠が急に非通電状態になった場合においても動きを規制することが可能で、さらにはレンズ枠が移動する際のガタ付きを低減可能なレンズ鏡筒を提供する。
【解決手段】本発明に係るレンズ鏡筒は、リニアモーターが非通電状態のとき、レンズ枠は、突出部をレンズ枠の自重によって退避位置に移動させることでレンズ枠が移動可能な範囲の端部へ移動し、規制手段によって移動が規制され、リニアモーターが通電状態のとき、駆動装置によって突出部を規制位置から退避位置に移動させることでレンズ枠の移動の規制を解除することを特徴とする。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
レンズを保持するレンズ枠と、
前記レンズ枠を前記レンズの光軸に沿って移動させるリニアモーターと、
前記レンズ枠が移動可能な範囲の端部から移動することを規制する規制手段とを備え、
前記規制手段は、
前記レンズの光軸に直交する方向に移動可能な突出部と、
前記突出部を規制位置に向かって付勢する付勢バネと、
前記突出部を退避位置に移動させる駆動装置とを備え、
前記リニアモーターが非通電状態のとき、前記レンズ枠は、前記突出部を前記レンズ枠の自重によって前記退避位置に移動させることで前記レンズ枠が移動可能な範囲の端部へ移動し、前記規制手段によって移動が規制され、
前記リニアモーターが通電状態のとき、前記駆動装置によって前記突出部を前記規制位置から前記退避位置に移動させることで前記レンズ枠の移動の規制を解除することを特徴とするレンズ鏡筒。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
位置検出部を備え、
前記位置検出部は、前記レンズ枠と前記レンズ枠が移動可能な範囲の端部との相対位置を検出し、
前記位置検出部が検出した相対位置を参照し、前記突出部を規制位置または退避位置に移動させることを特徴とする1に記載のレンズ鏡筒。
【請求項3】
前記レンズ枠は、前記レンズの光軸に沿って移動する際にガイド軸上を移動し、
前記突出部は、前記レンズ枠を付勢することで前記レンズ枠と前記ガイド軸とのガタつきを低減する部材を兼ねていることを特徴とする1に記載のレンズ鏡筒。
【請求項4】
請求項1から請求項3に記載のレンズ鏡筒を備えることを特徴とする撮像装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、レンズ鏡筒に関する。特に、非通電時にレンズ鏡筒内のレンズ枠が光軸方向に対して自由に移動可能となった場合にレンズ枠を固定する技術に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、デジタルカメラやデジタルビデオカメラにおいては、ズーミングやフォーカシングのためにレンズ枠を光軸方向に移動させる駆動装置として、リニアモーターが用いられている。
【0003】
この種の駆動装置は、非通電時において安定的に停止する位置を持たないので、通電を遮断した状態においてリニアモーターによって駆動されるレンズ枠が可動範囲内で保持されず移動してしまう。
【0004】
そうすると、レンズ鏡筒内部でレンズ枠と可動端との衝突による異音が発生してしまう。また、衝突を繰り返すとレンズ鏡筒の製品寿命が短くなってしまうおそれがある。
【0005】
特許文献1では、非通電によりレンズ鏡筒内で光軸方向の移動がフリーになる光学部材をロックすることができ、特に電力を使用せずに光学部材のロック状態を保持することができるレンズ鏡筒及び撮像装置が開示されている。
【0006】
特許文献2では、レンズホルダをロック位置から離れる方向に移動させるときに、駆動用コイルが発生する磁界を受けて、ロック用磁性体の磁気特性が変化し、ロック用磁性体とロック用磁石との吸着力を弱めるように、駆動用コイルとロック用磁性体とロック用磁石とが配置することで、移動部材を好適に固定保持することができるレンズ鏡筒および撮影装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
国際公開2019/123963号公報
特開2013-045078号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1に開示されたレンズ鏡筒においては、撮像装置を構成するカメラ側で電源を切らずにレンズ交換を行う場合には急に非通電状態となり、その場合光学部材を固定することができない。
【0009】
また、特許文献2に開示されたレンズ鏡筒においては、ロック用磁石の磁気がフォーカス駆動に影響しないように構成するために、フォーカスユニット前後のレンズ間隔を不必要に広げなければならない。そのため、レンズ鏡筒の全長を短くすることを阻害するおそれがある。
【0010】
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、レンズ鏡筒の全長を長くすることなく、リニアモーターによって駆動されるレンズ枠が急に非通電状態になった場合においても動きを規制することが可能で、さらにはレンズ枠が移動する際のガタ付きを低減可能なレンズ鏡筒を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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