TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024038722
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-21
出願番号2022142958
出願日2022-09-08
発明の名称吸音パネル
出願人川上産業株式会社
代理人個人,個人
主分類G10K 11/16 20060101AFI20240313BHJP(楽器;音響)
要約【課題】一定の剛性を維持しつつ軽量化を図るための設計の自由度に優れた吸音パネルを提供する。
【解決手段】板状に形成されたフェノール樹脂発泡体である吸音体本体Hと、吸音体本体Hの表面側に添着された生地(ニードル生地)製の保護カバー材Jと、を備えて構成された板状吸音体Aと、プラスチック中空板Sにより形成され、板状吸音体Aの外面を覆うカバー体Bとを備えた吸音パネルPであって、カバー体Bが、板状吸音体Aの表面を覆うとともに板状吸音体Aにおける一部の表面を外部に露出させるための複数の連通孔hが設けられた表カバー壁11と、板状吸音体Aの裏面を覆う裏カバー壁21と、板状吸音体Aにおける表面と裏面との間に位置する外周端面を覆う周カバー壁Eとを備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
板状に形成されたフェノール樹脂発泡体を主体に構成された板状吸音体と、プラスチック中空板により形成されたものであり前記板状吸音体の外面を覆うカバー体とを備えた吸音パネルであって、
前記カバー体が、前記板状吸音体の表面を覆うとともに当該板状吸音体における一部の表面を外部に露出させるための単数又は複数の連通孔が設けられた表カバー壁と、前記板状吸音体の裏面を覆う裏カバー壁と、前記板状吸音体における前記表面と前記裏面との間に位置する外周端面を覆う周カバー壁とを備えている吸音パネル。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記板状吸音体が、略矩形板状に形成されたものである請求項1記載の吸音パネル。
【請求項3】
前記プラスチック中空板が、気泡を形成するための複数の突起を有するキャップシートと、このキャップシートにおける突起の開放側に添設され前記各突起に対応した複数の気泡を形成するバックシートと、前記キャップシートの突起の先端側に添設されたライナーシートとを備えたものである請求項2記載の吸音パネル。
【請求項4】
前記カバー体が、第一のカバー体構成要素と、当該第一のカバー体構成要素とは別体をなす第二のカバー体構成要素とを組み合わせることにより形成されたものである請求項3記載の吸音パネル。
【請求項5】
前記第一のカバー体構成要素が、前記表カバー壁と、この表カバー壁の周縁部から当該表カバー壁に対して略直交する後方に延設され前記周カバー壁における外層部を構成する外層周カバー壁部とを備えたものであり、
前記第二のカバー体構成要素が、前記裏カバー壁と、この裏カバー壁の周縁部から当該裏カバー壁に対して略直交する前方に延設され前記周カバー壁における内層部を構成する内層周カバー壁部とを備えたものであり、
前記外層周カバー壁部及び前記内層周カバー壁部が連結手段により連結されている請求項4記載の吸音パネル。
【請求項6】
前記板状吸音体が、少なくとも、前記裏カバー壁の内面、及び、前記表カバー壁の内面に対して添設されたものである請求項5記載の吸音パネル。
【請求項7】
建物又は什器を構成する起立壁体に対して、壁体取付具を介して固定可能である請求項1記載の吸音パネル。
【請求項8】
前記板状吸音体が、前記フェノール樹脂発泡体である吸音体本体と、この吸音体本体の表面側に添着された生地製の保護カバー材とを備えたものである請求項1記載の吸音パネル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、吸音パネルに関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、室内における残響発生の抑止あるいは騒音防止等を実現するべく、種々の吸音パネルが開発されている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
従来の吸音パネルには、内部に吸音機能の主体をなす吸音体が配されており、その外面をアルミ材等の金属板を用いて部分的に被覆することにより全体の形態を維持させるようにしたものも存在している。
【0004】
ところが、このような吸音パネルは、重量が嵩みやすいものとならざるを得ず、一定の剛性を維持しつつ軽量化を図るための設計の自由度が極めて低いものとなっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-009020号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、以上のような事情に着目してなされたもので、少なくとも、一定の剛性を維持しつつ軽量化を図るための設計の自由度に優れた吸音パネルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち、本発明は次の構成をなしている。
【0008】
請求項1に記載の発明は、板状に形成されたフェノール樹脂発泡体を主体に構成された板状吸音体と、プラスチック中空板により形成されたものであり前記板状吸音体の外面を覆うカバー体とを備えた吸音パネルであって、前記カバー体が、前記板状吸音体の表面を覆うとともに当該板状吸音体における一部の表面を外部に露出させるための単数又は複数の連通孔が設けられた表カバー壁と、前記板状吸音体の裏面を覆う裏カバー壁と、前記板状吸音体における前記表面と前記裏面との間に位置する外周端面を覆う周カバー壁とを備えている吸音パネルである。
【0009】
請求項2に記載の発明は、前記板状吸音体が、略矩形板状に形成されたものである請求項1記載の吸音パネルである。
【0010】
請求項3に記載の発明は、前記プラスチック中空板が、気泡を形成するための複数の突起を有するキャップシートと、このキャップシートにおける突起の開放側に添設され前記各突起に対応した複数の気泡を形成するバックシートと、前記キャップシートの突起の先端側に添設されたライナーシートとを備えたものである請求項2記載の吸音パネルである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

三井住友建設株式会社
コンクリートの養生方法、及び養生シート
24日前
株式会社フジコー
吸音材
14日前
三井化学株式会社
防音構造体
18日前
三井化学株式会社
遮音構造体
20日前
株式会社JVCケンウッド
情報処理装置
4日前
株式会社SUBARU
エージェントシステム
21日前
大和ハウス工業株式会社
騒音低減設備
20日前
株式会社フェルナンデス
電気ギター用弦振動持続装置
4日前
ヤマハ株式会社
管楽器用スワブ
12日前
株式会社レゾナック
吸音材及び車両部材
5日前
キョーラク株式会社
樹脂製パネル
19日前
株式会社河合楽器製作所
自動演奏装置及び自動演奏プログラム
14日前
TDK株式会社
振動デバイス及びこれを備えるICカード
18日前
株式会社河合楽器製作所
鍵盤装置の鍵
19日前
富士通株式会社
評価プログラム、評価方法、評価装置
6日前
トヨタ自動車株式会社
車室の床下構造
12日前
株式会社NTTドコモ
発話スタイル改善支援装置
11日前
株式会社河合楽器製作所
鍵盤楽器の鍵盤装置
18日前
株式会社河合楽器製作所
鍵盤楽器の鍵盤装置
13日前
株式会社河合楽器製作所
鍵盤楽器の鍵盤装置
18日前
株式会社河合楽器製作所
鍵盤楽器の鍵盤装置
18日前
株式会社河合楽器製作所
鍵盤楽器の鍵盤装置
13日前
日産自動車株式会社
対話装置及び対話制御方法
12日前
ヤマハ株式会社
音響モデルの訓練方法
13日前
ヤマハ株式会社
音響モデルの訓練方法
13日前
株式会社河合楽器製作所
鍵盤楽器の鍵ガイド構造
18日前
株式会社河合楽器製作所
鍵盤楽器のハンマー装置
18日前
株式会社河合楽器製作所
鍵盤用錘及び鍵盤楽器の鍵
18日前
株式会社河合楽器製作所
鍵盤用錘及び鍵盤楽器の鍵
18日前
ヤマハ株式会社
楽曲生成方法、およびプログラム
11日前
ヤマハ株式会社
音波形の特性分布に係る表示方法
13日前
福井経編興業株式会社
吸音体
17日前
福井経編興業株式会社
吸音体
17日前
株式会社河合楽器製作所
ドロップアクションを有するピアノ
19日前
ヤマハ株式会社
音響モデルの訓練システム及び方法
13日前
ヤマハ株式会社
プログラム、音響処理方法および音響処理システム
5日前
続きを見る