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公開番号2024036997
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-18
出願番号2022141605
出願日2022-09-06
発明の名称スクリーン装置
出願人セイキ住工株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E06B 9/60 20060101AFI20240311BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】スクリーンの張力を調節可能なスクリーン装置を提供する。
【解決手段】スクリーン装置1は、スクリーン3A,3Bに張力を与えて巻回するスクリーン巻取機構10A,10Bを有する。巻取機構は、スクリーンを巻き取る巻取ローラ4A,4Bと、巻取ローラと同軸上に設けた巻取ドラム40A,40Bと、巻取ローラに相対回転可能に設けたドラム軸29A,29Bと、巻取ドラムとスクリーンに連結されたワイヤ30A,30Bと、巻取ローラとドラム軸に連結されたコイルばね34A,34Bを有する。巻取ドラム及びドラム軸は、これら両者が軸周りに係合状態となる係合位置と、これら両者の係合状態が解除されて軸周りに相対回転可能な状態となる非係合位置との間で切換可能であり、巻取ドラムとドラム軸が非係合位置に切り換えられた状態でドラム軸を回動させた後に巻取ドラムとドラム軸を係合位置に切り換えることでスクリーンの張力調整ができる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
建物開口部を開閉するためのスクリーンと、前記スクリーンに張力を与えた状態で前記スクリーンを巻き取ったり繰り出したりするスクリーン巻取機構と、を備え、
前記スクリーン巻取機構は、
前記建物開口部に回転自在に支持され、前記スクリーンの巻き取り側の端部が連結されて前記スクリーンを巻き取る巻取ローラと、
前記巻取ローラと同軸上に配設された巻取ドラムと、
前記巻取ローラ及び前記巻取ドラムに同軸上に配設され、前記巻取ローラに相対回転可能に支持されると共に前記巻取ドラムが取り付けられたドラム軸と、
一端が前記巻取ドラムに連結され他端が前記スクリーンの繰り出し側の端部に連結されたワイヤと、
一端が前記巻取ローラに連結され他端が前記ドラム軸に連結されたコイルばねと、を有し、
前記コイルばねの捻り力を前記巻取ローラ及び前記巻取ドラムに前記スクリーン及び前記ワイヤを巻き取る方向の回転力として付与して前記スクリーンに張力を与えるスクリーン装置であって、
前記巻取ドラム及び前記ドラム軸は、これら両者が前記軸周りに係合状態となる係合位置と、これら両者の係合状態が解除されて前記軸周りに相対回転可能な状態となる非係合位置との間で切換可能に構成されており、
前記巻取ドラム及び前記ドラム軸が前記非係合位置に切り換えられた状態で前記ドラム軸を前記軸周りに回動させることで、前記コイルばねの捻り力を変化させ、その後に前記巻取ドラム及び前記ドラム軸を前記係合位置に切り換えることで、前記コイルばねの変化した捻り力で前記スクリーンの張力調節が可能である、
ことを特徴とするスクリーン装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記巻取ドラムは、更に前記ドラム軸に前記軸方向に沿って移動可能に取り付けられ、
前記スクリーン巻取機構は、前記ドラム軸に固定された係合部と、前記巻取ドラムに形成され前記巻取ドラムの軸方向の移動にともなって前記係合部と係合し及び係合解除可能な被係合部と、を有し、
前記巻取ドラム及び前記ドラム軸は、前記巻取ドラムを前記ドラム軸に沿って前記係合部側へ移動させて前記被係合部と前記係合部とを係合させると前記係合位置に切り換えられ、前記巻取ドラムを前記ドラム軸に沿って前記係合部から離反する方向に移動させて前記被係合部と前記係合部との係合を解除させると、前記非係合位置に切り換えられる、
ことを特徴とする請求項1に記載のスクリーン装置。
【請求項3】
前記係合部は、前記ドラム軸周りに配設された係合基部と、前記係合基部の前記巻取ドラム側を向く端面上に前記ドラム軸周りに等間隔を有して複数形成された凸部及び凹部のいずれか一方と、を有し、
前記被係合部は、前記巻取ドラムの前記係合部側を向く面に前記ドラム軸周りに等間隔を有して複数形成され、前記凸部及び前記凹部のいずれか一方と係合可能な前記凸部及び前記凹部のいずれか他方と、を有し、
前記スクリーン巻取機構は、前記巻取ドラムを前記ドラム軸に沿って前記係合部から離反する方向に移動させて前記凸部と前記凹部との係合を解除した状態で、前記ドラム軸を前記軸周りに所定角度回動させ、その後に前記巻取ドラムを前記ドラム軸に沿って前記係合部側に移動させて前記凸部と前記凹部とを再係合させる毎に、前記コイルばねの捻り力を段階的に変化させることが可能である、
ことを特徴とする請求項2に記載のスクリーン装置。
【請求項4】
前記巻取ドラムは、前記係合部側を向くドラム端面に前記係合基部が挿抜可能に嵌合する嵌合凹部を有し、
前記巻取ドラムの前記係合部側を向く前記面が前記嵌合凹部の底面であり、
前記底面には、前記係合部の前記凸部又は前記凹部と係合可能な前記凹部又は前記凸部が形成されている、
ことを特徴とする請求項3に記載のスクリーン装置。
【請求項5】
前記係合部は、前記巻取ドラムの前記嵌合凹部内に前記係合基部が挿入されて前記凸部と前記凹部とが係合した状態で、前記ドラム端面から離反した位置に操作部を有し、
前記操作部は、前記ドラム端面よりも径方向外側に突出している、
ことを特徴とする請求項4に記載のスクリーン装置。
【請求項6】
前記ドラム軸には、前記巻取ドラムを前記係合部側へ向かって付勢する弾性部材が設けられており、
前記係合部と前記被係合部とが係合している状態で、前記係合部が前記弾性部材によって前記被係合部から押圧されている、
ことを特徴とする請求項2に記載のスクリーン装置。
【請求項7】
前記巻取ドラムは、円錐台状に形成されていて、前記ワイヤを巻き取る際の巻始め端となる大径部と、前記ワイヤを巻き取った際の巻終り端となる小径部とを有し、
前記巻取ドラムの外周には、巻き取った前記ワイヤが嵌合する嵌合溝が、前記大径部と前記小径部とを螺旋状に結ぶように形成されている、
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のスクリーン装置。
【請求項8】
前記巻取ドラムの前記大径部における前記巻始め端となる部分の直径は、前記巻取ローラが前記スクリーンを巻き取って全開にした時の前記スクリーンの巻径と同等であり、前記巻取ドラムの前記小径部における前記巻終り端となる部分の直径は、前記巻取ローラの直径と同等である、
ことを特徴とする請求項7に記載のスクリーン装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建物開口部に取り付けて遮光や目隠しあるいは防虫等の目的で使用されるスクリーン装置に関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
建物開口部に取り付けて遮光や目隠しあるいは防虫等の目的で使用されるスクリーン装置は、従来より各種形態のものが知られている。特許文献1には、このようなスクリーン装置の一例として、カーテン開閉装置が開示されている。このカーテン開閉装置は、カーテンを上げ下げすることによって建物開口部を開閉するものであり、カーテンに張力が常に与えられている。
【0003】
この特許文献1に記載のカーテン開閉装置は、スクリーン(カーテン)に張力を与えるため、スクリーンを巻き取るための巻取ローラ(巻取シャフト)と同軸上に配置されたドラム軸(軸)と、ドラム軸の軸方向一端に取り付けられた巻取ドラム(巻取プーリ)と、巻取ドラムに基端部が卷回されて先端部がスクリーンの上端部に連結されたワイヤ(案内索)と、巻取ローラとドラム軸に両端が連結され、捻りにより蓄積される捻り力を巻取ローラ及びドラム軸にスクリーン及びワイヤを巻き取る方向の回転力として伝えるコイルばねと、を有して構成されている。それにより、スクリーンは、コイルばねの捻り力により、スクリーンの基端側が巻取ローラを介して下方に引っ張られ、且つスクリーンの先端側がワイヤを介して上方へ引っ張られて、常に張力が与えられた状態になっている。
【0004】
ところで、スクリーンが設置される現場において、スクリーンに与えられている張力を現場の環境に応じて高めたり緩めたりしたいという要望がある。しかしながら、特許文献1に記載のカーテン開閉装置は、コイルばねのばね軸方向の両端が巻取ローラ及びドラム軸に連結され、且つ巻取ドラムがドラム軸に固着されているので、スクリーンの張力の調節を行うことができない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平8-170477号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の技術的課題は、スクリーンに常時張力を付与した状態で建物開口部を開閉することが可能なスクリーン装置において、前記スクリーンの張力を適宜調節することが可能なスクリーン装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するため、本発明のスクリーン装置は、建物開口部を開閉するためのスクリーンと、前記スクリーンに張力を与えた状態で前記スクリーンを巻き取ったり繰り出したりするスクリーン巻取機構と、を備え、前記スクリーン巻取機構は、前記建物開口部に回転自在に支持され、前記スクリーンの巻き取り側の端部が連結されて前記スクリーンを巻き取る巻取ローラと、前記巻取ローラと同軸上に配設された巻取ドラムと、前記巻取ローラ及び前記巻取ドラムに同軸上に配設され、前記巻取ローラに相対回転可能に支持されると共に前記巻取ドラムが取り付けられたドラム軸と、一端が前記巻取ドラムに連結され他端が前記スクリーンの繰り出し側の端部に連結されたワイヤと、一端が前記巻取ローラに連結され他端が前記ドラム軸に連結されたコイルばねと、を有し、前記コイルばねの捻り力を前記巻取ローラ及び前記巻取ドラムに前記スクリーン及び前記ワイヤを巻き取る方向の回転力として付与して前記前記スクリーンに張力を与えるスクリーン装置であって、前記巻取ドラム及び前記ドラム軸は、これら両者が前記軸周りに係合状態となる係合位置と、これら両者の係合状態が解除されて前記軸周りに相対回転可能な状態となる非係合位置との間で切換可能に構成されており、前記巻取ドラム及び前記ドラム軸が前記非係合位置に切り換えられた状態で前記ドラム軸を前記軸周りに回動させることで、前記コイルばねの捻り力を変化させ、その後に前記巻取ドラム及び前記ドラム軸を前記係合位置に切り換えることで、前記コイルばねの変化した捻り力で前記スクリーンの張力調節が可能である、ことを特徴とする。
【0008】
この場合において、好ましくは、前記巻取ドラムは、更に前記ドラム軸に前記軸方向に沿って移動可能に取り付けられ、前記スクリーン巻取機構は、前記ドラム軸に固定された係合部と、前記巻取ドラムに形成され前記巻取ドラムの軸方向の移動にともなって前記係合部と係合し及び係合解除可能な被係合部と、を有し、前記巻取ドラム及び前記ドラム軸は、前記巻取ドラムを前記ドラム軸に沿って前記係合部側へ移動させて前記被係合部と前記係合部とを係合させると前記係合位置に切り換えられ、前記巻取ドラムを前記ドラム軸に沿って前記係合部から離反する方向に移動させて前記被係合部と前記係合部との係合を解除させると、前記非係合位置に切り換えられる。
【0009】
また、好ましくは、前記係合部は、前記ドラム軸周りに配設された係合基部と、前記係合基部の前記巻取ドラム側を向く端面上に前記ドラム軸周りに等間隔を有して複数形成された凸部及び凹部のいずれか一方と、を有し、前記被係合部は、前記巻取ドラムの前記係合部側を向く面に前記ドラム軸周りに等間隔を有して複数形成され、前記凸部及び前記凹部のいずれか一方と係合可能な前記凸部及び前記凹部のいずれか他方と、を有し、前記スクリーン巻取機構は、前記巻取ドラムを前記ドラム軸に沿って前記係合部から離反する方向に移動させて前記凸部と前記凹部との係合を解除した状態で、前記ドラム軸を前記軸周りに所定角度回動させ、その後に前記巻取ドラムを前記ドラム軸に沿って前記係合部側に移動させて前記凸部と前記凹部とを再係合させる毎に、前記コイルばねの捻り力を段階的に変化させることが可能である。
【0010】
また、好ましくは、前記巻取ドラムは、前記係合部側を向くドラム端面に前記係合基部が挿抜可能に嵌合する嵌合凹部を有し、前記巻取ドラムの前記係合部側を向く前記面が前記嵌合凹部の底面であり、前記底面には、前記係合部の前記凸部又は前記凹部と係合可能な前記凹部又は前記凸部が形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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