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公開番号2024036080
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-15
出願番号2022140800
出願日2022-09-05
発明の名称走査光学装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類G02B 26/10 20060101AFI20240308BHJP(光学)
要約【課題】走査レンズの大型化を抑制しつつ、ポリゴンミラーの周囲に塵等が侵入するのを抑制することを目的とする。
【解決手段】走査光学装置1は、半導体レーザ10からの光をビームに変換するカップリングレンズ20と、カップリングレンズ20からのビームを偏向するポリゴンミラー51を有する偏向器50と、偏向器50からのビームを像面に結像する走査光学系(例えばLoC)と、偏向器50からのビームを透過させる窓部材110と、窓部材110を通ったビームを検知する光センサ120と、フレームFを備える。フレームFは、第1壁F1を有する。第1壁F1は、偏向器50から走査光学系に向かうビームが通る第1開口H1と、偏向器50から光センサ120に向かうビームが通る第2開口H2を有する。走査光学系のうち偏向器50に最も近い走査レンズ(60CK)は、第1開口H1を塞ぐ。窓部材110は、第2開口H2を塞ぐ。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
光を出射する半導体レーザと、
前記半導体レーザからの光をビームに変換するカップリングレンズと、
前記カップリングレンズからのビームを主走査方向に偏向するポリゴンミラーを有する偏向器と、
前記偏向器からのビームを像面に結像する走査光学系と、
前記偏向器で偏向されたビームを透過させる窓部材と、
前記窓部材を通ったビームを検知する光センサと、
前記偏向器が設置された設置面を有するフレームと、を備え、
前記フレームは、
前記偏向器から前記走査光学系に向かうビームが通る第1開口と、前記偏向器から前記光センサに向かうビームが通る第2開口とを有する第1壁を有し、
前記走査光学系のうち前記偏向器に最も近い走査レンズは、前記第1開口を塞ぎ、
前記窓部材は、前記第2開口を塞ぐことを特徴とする走査光学装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記窓部材は、前記光センサにビームを集光するレンズであることを特徴とする請求項1に記載の走査光学装置。
【請求項3】
前記窓部材は、平面形状の入射面を有し、
前記入射面は、前記偏向器から前記光センサに向かうビームの光路に直交することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の走査光学装置。
【請求項4】
前記偏向器を、前記設置面と反対側で覆う第1カバーを有し、
前記第1カバーは、前記走査レンズに入射するビームの進行方向から見て、前記第1壁と重なる第1リブを有することを特徴とする請求項1に記載の走査光学装置。
【請求項5】
前記カップリングレンズからのビームを副走査方向に集光する集光レンズを備え、
前記フレームは、
前記カップリングレンズから前記偏向器に向かうビームが通る第3開口を有する第2壁を有し、
前記集光レンズは、前記第3開口を塞ぐことを特徴とする請求項1に記載の走査光学装置。
【請求項6】
前記カップリングレンズを覆う第2カバーを有し、
前記第2カバーは、
前記集光レンズに入射するビームの進行方向から見て、前記第2壁と重なる第2リブを有することを特徴とする請求項5に記載の走査光学装置。
【請求項7】
前記フレームは、
前記カップリングレンズと前記集光レンズの間に位置し、前記ビームが通過する開口絞りを有する絞り板を有し、
前記集光レンズは、前記第2壁と前記絞り板の間で挟まれていることを特徴とする請求項5に記載の走査光学装置。
【請求項8】
前記集光レンズは、前記集光レンズに入射するビームの進行方向に突出し、前記第2壁に接触するリブを有することを特徴とする請求項5に記載の走査光学装置。
【請求項9】
前記偏向器を前記設置面と反対側で覆う第1カバーと、
前記走査レンズと前記第1カバーの間に位置するシール部材と、をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の走査光学装置。
【請求項10】
前記フレームは、
前記ポリゴンミラーの回転軸線に沿った第1方向に交差し、前記偏向器が取り付けられる第1ベース壁と、
前記第1方向に交差し、前記第1ベース壁に対して、前記第1方向の一方側にずれた位置に位置する第2ベース壁と、を有し、
前記偏向器は、前記第1ベース壁に対して、前記第1方向の一方側に位置し、
前記カップリングレンズは、前記第2ベース壁に対して、前記第1方向の他方側に位置することを特徴とする請求項1に記載の走査光学装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリゴンミラーを備える走査光学装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
ポリゴンミラーは、周囲の空気に含まれた塵等が回転するミラーに当たることで傷がつき、反射率が低下することがある。従来、走査光学装置として、塵がポリゴンミラーの周囲に入り込まないように封止するものが知られている(特許文献1参照)。この技術では、ポリゴンミラーの出射側に配置される壁に形成された孔を、走査レンズで封止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-206910号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来技術では、ビームを検知するための光センサに向かうビームが、走査レンズを通過するように構成されている。そのため、走査レンズに、光センサに向かうビームを通すための領域を設ける必要があり、走査レンズが大型化するおそれがある。
【0005】
そこで、本発明は、走査レンズの大型化を抑制しつつ、ポリゴンミラーの周囲に塵等が侵入するのを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、本発明に係る走査光学装置は、半導体レーザと、カップリングレンズと、偏向器と、走査光学系と、窓部材と、光センサと、フレームと、を備える。
半導体レーザは、光を出射する。
カップリングレンズは、半導体レーザからの光をビームに変換する。
偏向器は、カップリングレンズからのビームを主走査方向に偏向するポリゴンミラーを有する。
走査光学系は、偏向器からのビームを像面に結像する。
窓部材は、偏向器で偏向されたビームを透過させる。
光センサは、窓部材を通ったビームを検知する。
フレームは、偏向器が設置された設置面を有する。フレームは、第1壁を有する。
第1壁は、偏向器から走査光学系に向かうビームが通る第1開口と、偏向器から光センサに向かうビームが通る第2開口とを有する。
走査光学系のうち偏向器に最も近い走査レンズは、第1開口を塞ぐ。
窓部材は、第2開口を塞ぐ。
【0007】
走査レンズが第1開口を塞ぎ、窓部材が第2開口を塞ぐことにより、塵等が第1開口や第2開口からポリゴンミラーの周囲に侵入するのを、走査レンズと窓部材によって抑制することができる。また、光センサに向かうビームが、走査レンズとは別の窓部材を通ることで、光センサに向かうビームを通すための領域を走査レンズに設ける必要がないので、走査レンズの大型化を抑制することができる。
【0008】
また、窓部材は、光センサにビームを集光するレンズであってもよい。
【0009】
窓部材がビームを集光するレンズであることにより、例えば光センサ用のレンズを窓部材とは別に設ける構造に比べ、部品点数を削減することができる。
【0010】
また、窓部材は、平面形状の入射面を有していてもよい。入射面は、偏向器から光センサに向かうビームの光路に直交してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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