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公開番号2024033676
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-13
出願番号2022137411
出願日2022-08-31
発明の名称両面粘着シート
出願人日東電工株式会社
代理人弁理士法人G-chemical
主分類C09J 7/20 20180101AFI20240306BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】耐衝撃性に優れ、且つ糊はみだしが起こりにくい両面粘着シートを提供する。
【解決手段】両面粘着シート1は、基材2と、基材2の少なくとも一方の面に設けられた粘着剤層3,4とを備える。粘着剤層3,4の厚さは12μm以上である。両面粘着シート1の厚さは60μm以上である。両面粘着シート1は、サイズ5mm×5mmで厚さ1mm以上となるまで積層し、厚さ方向に1.5MPaの荷重を加え、その後荷重を解除する操作を1000回繰り返す圧縮試験において、1000回目圧縮後の厚さの減衰率は30%以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基材と、前記基材の少なくとも一方の面に設けられた粘着剤層とを備える両面粘着シートであり、
前記粘着剤層の厚さは12μm以上であり、
前記両面粘着シートの厚さは60μm以上であり、
サイズ5mm×5mmで厚さ1mm以上となるまで積層し、厚さ方向に1.5MPaの荷重を加え、その後荷重を解除する操作を1000回繰り返す圧縮試験において、1000回目圧縮後の厚さの減衰率は30%以下である両面粘着シート。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記基材の貯蔵弾性率は2MPa以上であり、
前記両面粘着シートの厚さに対する前記基材の厚さの割合は10%以上である、請求項1に記載の両面粘着シート。
【請求項3】
前記基材の厚さは20μm以上である、請求項1または2に記載の両面粘着シート。
【請求項4】
前記粘着剤層の23℃におけるZ軸接着力は0.6MPa以上である、請求項1または2に記載の両面粘着シート。
【請求項5】
前記粘着剤層を構成する粘着剤は、アクリル系粘着剤、ポリエステル系粘着剤、ゴム系粘着剤、またはウレタン系粘着剤を少なくとも含む、請求項1または2に記載の両面粘着シート。
【請求項6】
電気電子機器における部材同士の固定用の両面粘着シートである請求項1または2に記載の両面粘着シート。
【請求項7】
請求項6に記載の両面粘着シートを備え、
前記両面粘着シートは両方の粘着面で部材同士を固定している、電気電子機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は両面粘着シートに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
携帯電話、デジタルカメラ、PDA(Personal Digital Assistant)等の携帯電子機器に用いられる粘着シートには、高い粘着力をはじめとする様々な性能が求められている。例えば、高い粘着力を有することに加え、衝撃が加わった場合であっても剥がれることがなく、且つ、部品に強い衝撃が加わらないことも必要とされている。
【0003】
特許文献1および2には、優れた耐衝撃性を発現できる両面粘着シートとして特定のフィラーを含む粘着剤組成物により形成された粘着剤層を備える両面粘着テープが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-128454号公報
特開2021-24907号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
粘着シートの耐衝撃性をさらに向上させようとした際、粘着剤層の柔軟性を向上させることが考えられる。しかし、粘着剤層の柔軟性が高い場合、粘着シートが繰り返し屈曲を受けた際などに粘着剤層が接着領域からはみ出る、いわゆる糊はみだしが起こりやすくなるという問題があった。
【0006】
本発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、その目的は、耐衝撃性に優れ、且つ糊はみだしが起こりにくい両面粘着シートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、特定の構造および性質を有する両面粘着シートによれば、耐衝撃性に優れ、且つ糊はみだしが起こりにくい両面粘着シートを提供可能であることを見出した。本発明は、これらの知見に基づいて完成されたものである。
【0008】
すなわち、本発明は、基材と、上記基材の少なくとも一方の面に設けられた粘着剤層とを備える両面粘着シートであり、
上記粘着剤層の厚さは12μm以上であり、
上記両面粘着シートの厚さは60μm以上であり、
サイズ5mm×5mmで厚さ1mm以上となるまで積層し、厚さ方向に1.5MPaの荷重を加え、その後荷重を解除する操作を1000回繰り返す圧縮試験において、1000回目圧縮後の厚さの減衰率は30%以下である両面粘着シートを提供する。
【0009】
上記基材の貯蔵弾性率は2MPa以上であり、
上記両面粘着シートの厚さに対する上記基材の厚さの割合は10%以上であることが好ましい。
【0010】
上記基材の厚さは20μm以上であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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