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公開番号2024031593
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-07
出願番号2022135244
出願日2022-08-26
発明の名称電気機器保護装置
出願人シャープ株式会社
代理人個人
主分類H02H 3/10 20060101AFI20240229BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】 交流電力を電源電力とする電気機器の当該電源電力に直流電力が混入したときに、そのような不都合から電気機器を保護する。
【解決手段】 本開示に係る電気機器保護装置10は、電源電力としての交流電源の入力を受け付ける差込部16と、負荷としての電気機器の電源ケーブルの差込プラグが差し込まれるプラグ受け14と、を備える。そして、差込部16とプラグ受け14との間には、スイッチ18が設けられる。ここで、電源電力に直流電力が混入したことが回路部20のDC混入検知部204により検知されると、ソレノイド24が駆動されて、スイッチ18が強制的にオフされる。これにより、電気機器が保護される。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
電源電力としての交流電力の入力を受け付ける受付手段、
前記受付手段によって受け付けられた前記電源電力を負荷としての電気機器へ供給する供給手段、
前記電源電力に直流電力が混入したかどうかを検知する検知手段、および、
前記電源電力に前記直流電力が混入したことが前記検知手段により検知されたときに、前記供給手段による前記電気機器への当該電源電力の供給を停止する停止手段を備える、電気機器保護装置。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記供給手段は、前記電気機器への前記電源電力の供給線路中に設けられ手動操作により当該供給線路をオン/オフするスイッチを含み、
前記停止手段は、前記スイッチを強制的にオフすることによって前記電気機器への前記電源電力の供給を停止する、請求項1に記載の電気機器保護装置。
【請求項3】
前記スイッチは、互いに接離することによって当該スイッチのオン/オフ状態を形成する接離部を有し、
前記接離部が離間した状態にあるときの当該接離部の離間距離は、2mm以上である、請求項2に記載の電気機器保護装置。
【請求項4】
前記スイッチは、シーソスイッチである、請求項2に記載の電気機器保護装置。
【請求項5】
前記停止手段は、前記スイッチを強制的にオフする方向へ当該スイッチの操作子を付勢することによって当該スイッチを強制的にオフする付勢手段を含む、請求項2に記載の電気機器保護装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電気機器保護装置に関し、特に、交流電力を電源電力とする電気機器を保護する、電気機器保護装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
交流電力を電源電力とする電気機器の一例として、電子写真方式の画像形成装置がある。電子写真方式の画像形成装置においては、用紙などの画像記録媒体にトナー像が形成され、このトナー像に熱が加えられることで、当該トナー像が画像記録媒体に定着される。そのため、ヒータを有する定着装置が設けられる。定着装置によっては、電源電力としての交流電力が直接的に(とりわけ直流電力に変換されずに)ヒータに入力される構成のものがある。この構成では、ヒータへの交流電力の入力をオン/オフするオン/オフ手段が設けられる。
【0003】
たとえば、特許文献1には、定着装置(熱定着器)のヒータにオン/オフ手段としてのトライアックおよびリレーが直列に設けられる構成が、開示されている。この構成によれば、トライアックが適宜にオン/オフされることで、ヒータの加熱温度が制御される。そして、ヒータの温度が異常に上昇したときに、リレーがオフされることで、当該ヒータの異常過熱が防止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平6-236127号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、電源電力としての交流電力は、一般に、商用電源から得られるが、太陽光発電システムから当該電源電力が得られる場合がある。ただし、トランスレス方式のパワーコンディショナを採用する太陽光発電システムから電源電力が得られる場合は、当該パワーコンディショナが故障すると、電源電力に直流電力が混入することがある。そうなると、交流電力を電源電力とする電気機器にとって、極めて不都合である。たとえば、前述の特許文献1に開示された構成では、トライアックがオフされなくなり、これにより、ヒータに交流電力が入力され続けて、当該ヒータが異常過熱される虞がある。併せて、リレーの接点がアーク放電により溶着して、当該リレーがオフされなくなり、その結果、ヒータの異常過熱が防止されず、ひいてはヒータを含む電気機器が損傷する虞がある。
【0006】
そこで、本開示は、交流電力を電源電力とする電気機器の当該電源電力に直流電力が混入したときに、そのような不都合から電気機器を保護することができる、新規な電気機器保護装置を提供することを、目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的を達成するために、本開示に係る電気機器保護装置は、受付手段、供給手段、検知手段および停止手段を備える。受付手段は、電源電力としての交流電力の入力を受け付ける。供給手段は、受付手段によって受け付けられた電源電力を負荷としての電気機器へ供給する。検知手段は、電源電力に直流電力が混入したかどうかを検知する。そして、停止手段は、電源電力に直流電力が混入したことが検知手段により検知されたときに、供給手段による電気機器への電源電力の供給を停止する。
【0008】
なお、供給手段は、たとえばスイッチ(機械スイッチ)を含む。このスイッチは、電気機器への電源電力の供給線路中に設けられ、手動操作により当該供給線路をオン/オフ(開閉)する。この場合、停止手段は、スイッチを強制的にオフすることによって、電気機器への電源電力の供給を停止してもよい。
【0009】
ここで、スイッチは、接離部を有し、この接離部が互いに接離することによって、当該スイッチのオン/オフ状態が形成される。この接離部が離間した状態にあるときの、つまりスイッチがオフ状態にあるときの、当該接離部の離間距離は、2mm以上であるのが、望ましい。
【0010】
また、スイッチとしては、たとえばシーソスイッチ(ロッカスイッチ)が、望ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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