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公開番号2024024438
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-22
出願番号2022127261
出願日2022-08-09
発明の名称電子部品
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H03H 7/075 20060101AFI20240215BHJP(基本電子回路)
要約【課題】共振器のインダクタンスの増大を図ることができる電子部品を提供する。
【解決手段】電子部品1は、素体2と、素体2内に配置されているグラウンド導体10と、素体2内に配置されている共振器6と、を備える。共振器6は、第一導体11と、第二導体12と、インダクタ導体13と、を有し、グラウンド導体10には、開口部10A,10Bが設けられており、インダクタ導体13は、一方向から見て、グラウンド導体10の開口部10A,10Bと重なる位置に配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
素体と、
前記素体内に配置されているグラウンド導体と、
前記素体内に配置されている共振器と、を備え、
前記共振器は、
一方向に延在している第一導体と、
前記一方向に延在している第二導体と、
前記第一導体の延在方向の端部と前記第二導体の延在方向の端部とにわたって架設されていると共に、前記一方向から見て前記グラウンド導体と重なる位置に配置されている接続導体と、を有し、
前記グラウンド導体には、開口部が設けられており、
前記接続導体は、前記一方向から見て、前記グラウンド導体の前記開口部と重なる位置に配置されている、電子部品。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記グラウンド導体は、一つの部材で構成されている、請求項1に記載の電子部品。
【請求項3】
前記開口部は、前記グラウンド導体に複数設けられている、請求項1又は2に記載の電子部品。
【請求項4】
前記グラウンド導体は、第一グラウンド導体と、第二グラウンド導体と、を含み、
前記第一グラウンド導体及び前記第二グラウンド導体のそれぞれに、前記開口部が設けられている、請求項1又は2に記載の電子部品。
【請求項5】
前記グラウンド導体は、第一グラウンド導体と、第二グラウンド導体と、を含み、
前記第一グラウンド導体と前記第二グラウンド導体とは、前記一方向において異なる高さ位置に配置されており、
前記第一グラウンド導体と前記第二グラウンド導体とによって前記開口部が構成されている、請求項1又は2に記載の電子部品。
【請求項6】
前記開口部は、前記一方向から見て、当該開口部の開口が見える位置に配置されている、請求項5に記載の電子部品。
【請求項7】
前記素体の外表面に配置された端子電極を備え、
前記開口部は、前記一方向から見て、前記端子電極と重ならない位置に設けられている、請求項1又は2に記載の電子部品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子部品に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数の誘電体層と複数の電極層との積層体であり、複数の電極層で、第一キャパシタ電極と、この第一キャパシタ電極に対向する第二キャパシタ電極と、第一キャパシタ電極に第一端が接続され、第二キャパシタ電極に第二端が接続され、第一端を始点、第二端を終点とするループを形成するインダクタ電極とが構成され、インダクタ電極は、誘電体層に沿って形成された線路電極と誘電体層の積層方向に延びるビア電極とで構成され、第一キャパシタ電極、第二キャパシタ電極及びインダクタ電極によって構成されるLC並列共振器が三つ以上の複数個設けられた積層帯域通過フィルタが開示されている。特許文献1に記載の積層帯域通過フィルタでは、複数のLC並列共振器のインダクタ電極は、当該インダクタ電極のループ面が誘電体層の積層方向に延びる中心軸から放射状となるように配置され、入力段のLC並列共振器のインダクタ電極と出力段のLC並列共振器のインダクタ電極とが隣接している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2012/066873号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電子部品において、スプリアスを改善するためには、高インダクタンスの共振器を設計する必要がある。
【0005】
本発明の一側面は、共振器のインダクタンスの増大を図ることができる電子部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の一側面に係る電子部品は、素体と、素体内に配置されているグラウンド導体と、素体内に配置されている共振器と、を備え、共振器は、一方向に延在している第一導体と、一方向に延在している第二導体と、第一導体の延在方向の端部と第二導体の延在方向の端部とにわたって架設されていると共に、一方向から見てグラウンド導体と重なる位置に配置されている接続導体と、を有し、グラウンド導体には、開口部が設けられており、接続導体は、一方向から見て、グラウンド導体の開口部と重なる位置に配置されている。
【0007】
本発明の一側面に係る電子部品では、接続導体は、一方向から見て、グラウンド導体と重なる位置配置されている。この構成では、接続導体の周囲に発生した磁束がグラウンド導体によって遮蔽され得る。そこで、電子部品では、グラウンド導体に開口部が設けられており、接続導体は、一方向から見て、グラウンド導体の開口部と重なる位置に配置されている。これにより、電子部品では、接続導体の周囲に発生した磁束がグラウンド導体の開口部を通過するため、接続導体の周囲に磁界を発生させることができる。すなわち、電子部品では、接続導体に形成される磁気線の経路を確保できるため、磁気線の分布空間を広げることができる。これにより、電子部品では、接続導体を含んで構成されるインダクタの見かけの体積を増加させることができるため、インダクタンスを増大させることができる。したがって、電子部品では、共振器のインダクタンスの増大を図ることができる。その結果、電子部品では、スプリアスを改善することができる。
【0008】
(2)グラウンド導体は、一つの部材で構成されている、(1)に記載の電子部品。
【0009】
(3)開口部は、グラウンド導体に複数設けられている、(1)又は(2)に記載の電子部品。この構成では、接続導体の周囲に発生する磁束を通過させる量を、開口部を設ける数によって調整することができる。
【0010】
(4)グラウンド導体は、第一グラウンド導体と、第二グラウンド導体と、を含み、第一グラウンド導体及び第二グラウンド導体のそれぞれに、開口部が設けられている、(1)~(3)のいずれか一つに記載の電子部品。この構成では、第一グラウンド導体と第二グラウンド導体との間に空間が形成される。したがって、電子部品では、接続導体に形成される磁気線の経路をより一層確保できるため、磁気線の分布空間を広げることができる。これにより、電子部品では、接続導体を含んで構成されるインダクタの見かけの体積をより増加させることができるため、インダクタンスを増大させることができる。したがって、電子部品では、共振器のインダクタンスの増大を図ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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