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公開番号2024013245
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-01
出願番号2022115175
出願日2022-07-20
発明の名称プリント配線板
出願人イビデン株式会社
代理人個人
主分類H05K 3/46 20060101AFI20240125BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】高い品質を有するプリント配線板の提供。
【解決手段】プリント配線板は、第1樹脂絶縁層と、前記第1樹脂絶縁層上の第1導体層と、前記第1樹脂絶縁層と前記第1導体層上の第2樹脂絶縁層と、前記第2樹脂絶縁層上の第2導体層と、前記第2導体層の上面と側面上に形成されている膜と、前記第2樹脂絶縁層と前記膜上の第3樹脂絶縁層、とを有する。前記第2導体層の前記上面の粗さは前記第1導体層の上面の粗さより小さく、前記第2樹脂絶縁層は前記第1導体層に接している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1樹脂絶縁層と、
前記第1樹脂絶縁層上の第1導体層と、
前記第1樹脂絶縁層と前記第1導体層上の第2樹脂絶縁層と、
前記第2樹脂絶縁層上の第2導体層と、
前記第2導体層の上面と側面上に形成されている膜と、
前記第2樹脂絶縁層と前記膜上の第3樹脂絶縁層、とを有するプリント配線板であって、
前記第2導体層の前記上面の粗さは前記第1導体層の上面の粗さより小さく、前記第2樹脂絶縁層は前記第1導体層に接している。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
請求項1のプリント配線板であって、前記第3樹脂絶縁層は前記膜に接している。
【請求項3】
請求項1のプリント配線板であって、前記第2導体層は、主として、信号を伝送するための導体層として機能する。
【請求項4】
請求項1のプリント配線板であって、前記第2導体層は複数の第2導体回路を含み、前記複数の前記第2導体回路の内、信号を伝送する前記第2導体回路は信号用第2導体回路であって、前記信号用第2導体回路の数と全ての前記第2導体回路の数との第2比(信号用第2導体回路の数/全ての第2導体回路の数)は0.6以上である。
【請求項5】
請求項1のプリント配線板であって、前記第1導体層は、主として、電源、または、グランドとして機能する。
【請求項6】
請求項1のプリント配線板であって、前記第1導体層は複数の第1導体回路を含み、前記複数の前記第1導体回路の内、信号を伝送する前記第1導体回路は信号用第1導体回路であって、前記信号用第1導体回路の数と全ての前記第1導体回路の数との第1比(信号用第1導体回路の数/全ての第1導体回路の数)は0.4以下である。
【請求項7】
請求項1のプリント配線板であって、前記第2導体層はパッドを含み、前記第3樹脂絶縁層は前記パッドを露出する開口を有する。
【請求項8】
請求項1のプリント配線板であって、さらに、前記第3樹脂絶縁層上の第3導体層と前記第2樹脂絶縁層と前記第3導体層上の第4樹脂絶縁層を含み、前記第3導体層の上面の粗さは前記第2導体層の前記上面の前記粗さより大きく、前記第4樹脂絶縁層は前記第3導体層に接している。
【請求項9】
請求項1のプリント配線板であって、前記第2導体層の前記上面の前記粗さは二乗平均平方根粗さ(Rq)で代表され、前記第2導体層の前記上面の前記Rqは0.10μm以下である。
【請求項10】
請求項1のプリント配線板であって、前記第1導体層の前記上面の前記粗さは二乗平均平方根粗さ(Rq)で代表され、前記第1導体層の前記上面の前記Rqは0.18μm以上である。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書によって開示される技術は、プリント配線板に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、基板上に導体回路と層間樹脂絶縁層を順次積層することと、導体回路の表面の少なくとも一部にトリアジン化合物を含む層を形成することを含む多層プリント配線板の製造方法を開示する。導体回路と層間樹脂絶縁層はトリアジン化合物を含む層を介して接着される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-203462号公報
【発明の概要】
【0004】
[特許文献1の課題]
特許文献1の技術を用いて製造されるプリント配線板では、高速信号伝送のために導体回路の上面と側面は粗化されていないと考えられる。そのため、導体回路と層間樹脂絶縁層の間に大きいストレスが働くと、導体回路と層間樹脂絶縁層の間に剥がれが発生すると予測される。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のプリント配線板は、第1樹脂絶縁層と、前記第1樹脂絶縁層上の第1導体層と、前記第1樹脂絶縁層と前記第1導体層上の第2樹脂絶縁層と、前記第2樹脂絶縁層上の第2導体層と、前記第2導体層の上面と側面上に形成されている膜と、前記第2樹脂絶縁層と前記膜上の第3樹脂絶縁層、とを有する。前記第2導体層の前記上面の粗さは前記第1導体層の上面の粗さより小さく、前記第2樹脂絶縁層は前記第1導体層に接している。
【0006】
本発明の実施形態のプリント配線板では、第2導体層の上面の粗さは第1導体層の上面の粗さより小さい。そのため、第2導体層に含まれる第2導体回路で信号が伝送される時、伝送損失を小さくすることができる。高速に伝達される信号にノイズが発生しがたい。第2導体層と第3樹脂絶縁層の間に形成されている膜を介して第2導体層と第3樹脂絶縁層を接着することができる。第2導体層と第3樹脂絶縁層が剥がれがたい。第1導体層の上面の粗さは比較的大きい。そのため、第1導体層と第2樹脂絶縁層は第1導体層に形成されている凹凸を介して接着される。第2樹脂絶縁層が第1導体層から剥がれがたい。本発明の実施形態のプリント配線板は、高速な信号を伝送することと導体層と樹脂絶縁層間の剥がれを抑制することができる。高い品質を有するプリント配線板が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態のプリント配線板を模式的に示す断面図。
プリント配線板の一部を模式的に示す拡大断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
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実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[実施形態]
図1は実施形態のプリント配線板2を示す断面図である。図1に示されるように、プリント配線板2は、第1樹脂絶縁層4と第1導体層10と第2樹脂絶縁層20と第2導体層30と第3樹脂絶縁層120と第3導体層130と第4樹脂絶縁層220と第4導体層230と第5樹脂絶縁層320と第5導体層330を有する。第2導体層30の上面と側面上に膜50が形成されている。第4導体層230の上面と側面上に膜250が形成されている。プリント配線板2は、さらに4個のビア導体40、140、240、340を有する。4個のビア導体40、140、240、340はスタックビアを形成する。
【0009】
第1樹脂絶縁層4は熱硬化性樹脂を用いて形成される。第1樹脂絶縁層4は光硬化性樹脂でも良い。第1樹脂絶縁層4はシリカ等の無機粒子を含んでもよい。第1樹脂絶縁層4は、ガラスクロス等の補強材を含んでもよい。第1樹脂絶縁層4は、第1面6(図中の上面)と第1面6と反対側の第2面8(図中の下面)を有する。
【0010】
第1導体層10は第1樹脂絶縁層4の第1面6上に形成されている。第1導体層10は主として電源、または、グランドとして機能する。第1導体層10は、複数の第1導体回路12、14を含む。第1導体層10は主に銅によって形成される。第1導体層10は、第1樹脂絶縁層4上のシード層10aとシード層10a上の電解めっき層10bで形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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