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公開番号2024010816
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-25
出願番号2022112333
出願日2022-07-13
発明の名称軸流ファン
出願人山洋電気株式会社
代理人弁理士法人信栄事務所
主分類F04D 29/32 20060101AFI20240118BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】ベース部の構成を改良することにより異音の発生を抑制することが可能な軸流ファンを提供する。
【解決手段】送風方向に風を送る軸流ファン1は、インペラカップ2と、インペラカップ2から径方向に延びる動翼3と、インペラカップ2の内部に設けられたモータ4と、モータ4が取り付けられるベース部7と、を備える。ベース部7の外周部には、送風方向Wに沿って延びる外周壁部71が設けられている。外周壁部71は、送風方向Wの上流側の端部である上流端部71aと下流側の端部である下流端部71bを有する。上流端部71aは、インペラカップ2の外周側面20よりも径方向内側に位置する。下流端部71bは、上流端部71aよりも径方向外側に位置する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
送風方向に風を送る軸流ファンであって、
インペラカップと、
前記インペラカップから径方向に延びるファンと、
前記インペラカップの内部に設けられたモータと、
前記モータが取り付けられるベース部と、
を備え、
前記ベース部の外周部には、前記送風方向に沿って延びる外周壁部が設けられており、
前記外周壁部は、前記送風方向の上流側の端部である上流端部と下流側の端部である下流端部を有し、
前記上流端部は、前記インペラカップの外周側面よりも径方向内側に位置し、前記下流端部は、前記上流端部よりも径方向外側に位置することを特徴とする、軸流ファン。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記下流端部は、前記インペラカップの外周側面よりも径方向外側に位置する、請求項1に記載の軸流ファン。
【請求項3】
前記上流端部と前記下流端部とは、凸曲面で接続されている、請求項1に記載の軸流ファン。
【請求項4】
前記上流端部と前記下流端部を通る仮想線と、前記送風方向に直交する断面とのなす角である傾斜角は110°~130°である、請求項1に記載の軸流ファン。
【請求項5】
前記上流端部は、前記インペラカップの下流側の縁部よりも下流側に位置する、請求項1に記載の軸流ファン。
【請求項6】
前記上流端部は、前記モータの基板よりも上流側に位置する、請求項5に記載の軸流ファン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、軸流ファンに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、静圧を保ちつつ回転軸を含む面において回転軸と平行な流れを形成することによって低騒音化を実現する軸流ファンが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4943817号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の軸流ファンによれば、ハブと、ハブの周囲に設けられた複数の羽根とで構成される羽根車を有し、羽根の後縁と羽根の翼端の交点と、羽根車の回転中心と、を結ぶ直線を、羽根の前縁とハブと羽根との境界の交点と、羽根車の回転中心と、を結ぶ直線よりも回転方向側に位置させ、空気吸込み側方向に突出する羽根の反りを、羽根の遠心方向に向かって次第に大きくすることにより回転軸と平行な流れを形成して低騒音化を図る。
【0005】
しかしながら、特許文献1の軸流ファンには、羽根の構成を改良することによる低騒音化については記載されているものの、羽根以外の部材の形状を改良することによる低騒音化については記載されていない。したがって、軸流ファンの低騒音化については改良の余地がある。
【0006】
そこで、本発明は、ベース部の構成を改良することにより異音の発生を抑制することが可能な軸流ファンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面に係る軸流ファンは、
送風方向に風を送る軸流ファンであって、
インペラカップと、
前記インペラカップから径方向に延びるファンと、
前記インペラカップの内部に設けられたモータと、
前記モータが取り付けられるベース部と、を備え、
前記ベース部の外周部には、前記送風方向に沿って延びる外周壁部が設けられており、
前記外周壁部は、前記送風方向の上流側の端部である上流端部と下流側の端部である下流端部を有し、
前記上流端部は、前記インペラカップの外周側面よりも径方向内側に位置し、前記下流端部は、前記上流端部よりも径方向外側に位置する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ベース部の構成を改良することにより異音の発生を抑制することが可能な軸流ファンを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る軸流ファンの斜視図である。
軸流ファンの内部構造を示す半部断面図である。
軸流ファンにおけるスポークの形状を示す斜視図である。
比較例の軸流ファンの一例を示す半部断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、実施形態の説明において既に説明された部材と同一の参照番号を有する部材については、説明の便宜上、その説明は省略する。また、本図面に示された各部材の寸法は、説明の便宜上、実際の各部材の寸法とは異なる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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