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公開番号2024007156
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-18
出願番号2022108433
出願日2022-07-05
発明の名称プリント配線基板
出願人ダイヤゼブラ電機株式会社
代理人個人
主分類H05K 1/02 20060101AFI20240111BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】噴流式半田付け工程において、半田ブリッジの発生を抑制する技術を提供する。
【解決手段】このプリント配線基板1の基板本体10は、QFPIC20の各辺から延びる複数のリード用ランド30と、QFPIC20の角部に隣接して配置される中間半田引きランド41,42を有する。中間半田引きランド41,42の第1辺81の先端は、隣接する前辺21,22に沿う前側リード用ランド31,32の先端部を繋ぐ直線の延長線上に配置される。中間半田引きランド41,42の第2辺82の先端は、隣接する後辺23,24に沿う後側リード用ランド33,34の先端部を繋ぐ直線の延長線上に配置される。 これにより、中間半田引きランド41,42からの振り戻りによってリード用ランド30において半田ブリッジが生じるのを抑制できる。
【選択図】図2


特許請求の範囲【請求項1】
QFPICを上側の表面に実装するプリント配線基板であって、
基板本体と、
複数のリードピンを有するQFPICと、
を有し、
前記QFPICは、
前後方向に向かい合う前方角部および後方角部と、
左右方向に向かい合う2つの側方角部と、
前記前方角部と前記側方角部とを繋ぐ2つの前辺と、
前記側方角部と前記後方角部とを繋ぐ2つの後辺と、
を有し、
前記基板本体は、その上面に、
前記QFPICの各辺から延びる複数のリード用ランドと、
前記側方角部に隣接して配置される中間半田引きランドと、
を有し、
複数の前記リード用ランドは、
前記前辺から延びる、複数の前側リード用ランドと、
前記後辺から延びる、複数の後側リード用ランドと、
を含み、
前記中間半田引きランドはそれぞれ、
前記側方角部から、隣接する前記前側リード用ランドに沿って延びる第1辺と、
前記側方角部から、隣接する前記後側リード用ランドに沿って延びる第2辺と、
を有し、
前記第1辺の先端は、隣接する前記前辺に沿う複数の前記前側リード用ランドの先端部を繋ぐ直線の延長線上に配置され、
前記第2辺の先端は、隣接する前記後辺に沿う複数の前記後側リード用ランドの先端部を繋ぐ直線の延長線上に配置される、プリント配線基板。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載のプリント配線基板であって、
前記中間半田引きランドと、隣接する前記リード用ランドとの間に、レジストが配置され、
前記レジストの上端部は、前記中間半田引きランドおよび前記リード用ランドの上端面よりも上方に配置される、プリント配線基板。
【請求項3】
請求項1に記載のプリント配線基板であって、
前記中間半田引きランドは、前後方向に間隔をあけて配置される2つの領域を有する、プリント配線基板。
【請求項4】
請求項3に記載のプリント配線基板であって、
前記中間半田引きランドの前記2つの領域の間に、レジストが配置され、
前記レジストの上端部は、前記中間半田引きランドおよび前記リード用ランドの上端面よりも上方に配置される、プリント配線基板。
【請求項5】
請求項1に記載のプリント配線基板であって、
前記後方角部に隣接して配置される、最終尾半田引きランド
をさらに有する、プリント配線基板。
【請求項6】
請求項5に記載のプリント配線基板であって、
前記最終尾半田引きランドと、隣接する前記リード用ランドとの間に、レジストが配置され、
前記レジストの上端部は、前記中間半田引きランドおよび前記リード用ランドの上端面よりも上方に配置される、プリント配線基板。
【請求項7】
請求項5に記載のプリント配線基板であって、
前記最終尾半田引きランドは、前後方向に間隔をあけて配置される複数の領域を有する、プリント配線基板。
【請求項8】
請求項5に記載のプリント配線基板であって、
前記最終尾半田引きランドは、左右方向に間隔をあけて配置される複数の領域を有する、プリント配線基板。
【請求項9】
請求項5に記載のプリント配線基板であって、
前記最終尾半田引きランドは、互いに間隔を空けて配置される複数の領域を有し、
前記複数の領域は、
右側の前記後側リード用ランドに隣接する第1前端領域と、
前記第1前端領域の後方に配置される第1中間領域と、
前記第1中間領域の後方に配置される第1後端領域と、
左側の前記後側リード用ランドに隣接する第2前端領域と、
前記第2前端領域の後方に配置される第2中間領域と、
前記第2中間領域の後方に配置される第2後端領域と、
をさらに含む、プリント配線基板。
【請求項10】
請求項7ないし請求項9のいずれか一項に記載のプリント配線基板であって、
前記最終尾半田引きランドの前記複数の領域の間に、レジストが配置され、
前記レジストの上端部は、前記最終尾半田引きランドおよび前記リード用ランドの上端面よりも上方に配置される、プリント配線基板。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、QFPICを表面に実装するプリント配線基板に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、プリント配線基板の表面に4方向フラットパッケージIC(QFPIC、Quad Flat Package IC)を半田付けによって装着する技術が知られている。プリント配線基板の半田付け方法としては、例えば、噴流式(フロー)半田付け方法が用いられる。従来のQFPICの噴流式半田付け方法について、例えば、特許文献1に記載されている。QFPICは、四角形状であり、その4辺に複数のリードピンが、細かいピッチで設けられている。このため、噴流式半田付け方法によって半田付けを行うと、半田ブリッジが発生する虞がある。
【0003】
特許3633505号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、QFPICの角部に半田引きランドを設けて、余剰な半田を半田引きランドに誘い込み、リードピンの周囲に余剰な半田が溜まるのを抑制している。しかしながら、さらに半田ブリッジを抑制する技術が求められている。
【0005】
本発明の目的は、噴流式半田付け方法を用いてQFPICをプリント配線基板に半田付けする際に、半田ブリッジの発生を抑制する技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願の第1発明は、QFPICを上側の表面に実装するプリント配線基板であって、基板本体と、複数のリードピンを有するQFPICと、を有し、前記QFPICは、前後方向に向かい合う前方角部および後方角部と、左右方向に向かい合う2つの側方角部と、前記前方角部と前記側方角部とを繋ぐ2つの前辺と、前記側方角部と前記後方角部とを繋ぐ2つの後辺と、を有し、前記基板本体は、その上面に、前記QFPICの各辺から延びる複数のリード用ランドと、前記側方角部に隣接して配置される中間半田引きランドと、を有し、複数の前記リード用ランドは、前記前辺から延びる、複数の前側リード用ランドと、前記後辺から延びる、複数の後側リード用ランドと、を含み、前記中間半田引きランドはそれぞれ、前記側方角部から、隣接する前記前側リード用ランドに沿って延びる第1辺と、前記側方角部から、隣接する前記後側リード用ランドに沿って延びる第2辺と、を有し、前記第1辺の先端は、隣接する前記前辺に沿う複数の前記前側リード用ランドの先端部を繋ぐ直線の延長線上に配置され、前記第2辺の先端は、隣接する前記後辺に沿う複数の前記後側リード用ランドの先端部を繋ぐ直線の延長線上に配置される。
【0007】
本願の第2発明は、第1発明のプリント配線基板であって、前記中間半田引きランドと、隣接する前記リード用ランドとの間に、レジストが配置され、前記レジストの上端部は、前記中間半田引きランドおよび前記リード用ランドの上端面よりも上方に配置される。
【0008】
本願の第3発明は、第1発明または第2発明のプリント配線基板であって、前記中間半田引きランドは、前後方向に間隔をあけて配置される2つの領域を有する。
【0009】
本願の第4発明は、第3発明のプリント配線基板であって、前記中間半田引きランドの前記2つの領域の間に、レジストが配置され、前記レジストの上端部は、前記中間半田引きランドおよび前記リード用ランドの上端面よりも上方に配置される。
【0010】
本願の第5発明は、第1発明ないし第4発明のいずれか一発明のプリント配線基板であって、前記後方角部に隣接して配置される、最終尾半田引きランドをさらに有する。
(【0011】以降は省略されています)

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