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公開番号2024005132
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-17
出願番号2022105178
出願日2022-06-29
発明の名称艶消し剤
出願人サンノプコ株式会社
代理人個人
主分類C09C 3/10 20060101AFI20240110BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】艶消し塗膜の均質性に優れた艶消し剤を提供することである。
【解決手段】オキシエチレン基及び炭素数3~4のオキシアルキレン基を含んでなるポリオキシアルキレン化合物(A)と、無機微粒子(B)とを含有し、
ポリオキシアルキレン化合物(A)に含まれるオキシエチレンの含有割合がオキシエチレン基及び炭素数3~4のオキシアルキレン基のモル数に基づいて2~20モル%であり、ポリオキシアルキレン化合物(A)及び無機微粒子(B)の重量比(A/B)が62~80/38~20であることを特徴とする艶消し剤を用いる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
オキシエチレン基及び炭素数3~4のオキシアルキレン基を含んでなるポリオキシアルキレン化合物(A)と、無機微粒子(B)とを含有し、
ポリオキシアルキレン化合物(A)に含まれるオキシエチレンの含有割合がオキシエチレン基及び炭素数3~4のオキシアルキレン基のモル数に基づいて2~20モル%であり、
ポリオキシアルキレン化合物(A)及び無機微粒子(B)の重量比(A/B)が62~80/38~20であることを特徴とする艶消し剤。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
ポリオキシアルキレン化合物(A)が、式(1)で表されるポリエーテル化合物である請求項1に記載の艶消し剤。
TIFF
2024005132000005.tif
14
120


は炭素数1~25の活性水素化合物の反応残基、R

は炭素数1~24の1価の有機基、EOはオキシエチレン基、AOは炭素数3~4のオキシアルキレン基、mは1~12の整数、nは6~60の整数を表し、一分子中に複数のmやnが存在する場合、それぞれ同じでも異なっていてもよく(すなわち、s個のm及びnやp個のm及びnはそれぞれ同じでも異なっていてもよい)、sは1~4の整数、pは0~3の整数、qは0~5の整数、m及びnの和(n+m)は7~62の整数、p及びsの和(p+s)は1~4の整数、p、q及びsの和(p+q+s)は1~6の整数、H’は未反応の活性水素原子、Hは水素原子である。
【請求項3】
水系コーティング材及び請求項1又は2に記載の艶消し剤を含有してなることを特徴とする艶消しコーティング組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、艶消し剤に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
艶消し剤として、「湿式法シリカを、分子量が50000~120000の範囲であり、かつ架橋構造を有するポリ(オキシエチレン-オキシプロピレン)誘導体である多鎖型非イオン界面活性剤で表面処理し」、「多鎖型非イオン界面活性剤の使用量が、湿式法シリカ100重量部に対して0.1~5.0重量部の範囲である」、「表面処理シリカ」(特許文献1)や、「オキシエチレン基及び炭素数3~4のオキシアルキレン基を含んでなるポリオキシアルキレン化合物(A)と、無機微粒子(B)とを含有し、ポリオキシアルキレン化合物(A)に含まれるオキシエチレンの含有割合がオキシエチレン基及び炭素数3~4のオキシアルキレン基のモル数に基づいて2~20モル%であり、ポリオキシアルキレン化合物(A)及び無機微粒子(B)の重量比(A/B)が10~60/90~40であることを特徴とする艶消し剤」(特許文献2)が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3981161号公報
特開2022-30791号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された艶消し剤や特許文献2に記載された艶消し剤を用いると、艶消し塗膜の均質性が悪化することがあるという問題がある。
本発明の目的は、艶消し塗膜の均質性に優れた艶消し剤を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の艶消し剤の特徴は、オキシエチレン基及び炭素数3~4のオキシアルキレン基を含んでなるポリオキシアルキレン化合物(A)と、無機微粒子(B)とを含有し、
ポリオキシアルキレン化合物(A)に含まれるオキシエチレンの含有割合がオキシエチレン基及び炭素数3~4のオキシアルキレン基のモル数に基づいて2~20モル%であり、
ポリオキシアルキレン化合物(A)及び無機微粒子(B)の重量比(A/B)が62~80/38~20である点を要旨とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明の艶消し剤を用いると、水系コーティング材と均一混合しやすく、優れた均質性の艶消し塗膜が容易に得られる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
ポリオキシアルキレン化合物(A)は、オキシエチレン基及び炭素数3~4のオキシアルキレン基を含んでいれば制限ないが、オキシエチレンの含有割合(モル%)は、オキシエチレン基及び炭素数3~4のオキシアルキレン基のモル数に基づいて、2~20が好ましく、さらに好ましくは6~18、特に好ましくは12~17である。この範囲であると、さらに優れた均質性の艶消し塗膜が容易に得られる。
【0008】
ポリオキシアルキレン化合物(A)としては、式(1)で表されるポリエーテル化合物が好ましく例示できる。
【0009】
TIFF
2024005132000001.tif
14
120
【0010】


は炭素数1~25の活性水素化合物の反応残基、R

は炭素数1~24の1価の有機基、EOはオキシエチレン基、AOは炭素数3~4のオキシアルキレン基、mは1~12の整数、nは6~60の整数を表し、一分子中に複数のmやnが存在する場合、それぞれ同じでも異なっていてもよく(すなわち、s個のm及びnやp個のm及びnはそれぞれ同じでも異なっていてもよい)、sは1~4の整数、pは0~3の整数、qは0~5の整数、m及びnの和(n+m)は7~62の整数、p及びsの和(p+s)は1~4の整数、p、q及びsの和(p+q+s)は1~6の整数、H’は未反応の活性水素原子、Hは水素原子である。
(【0011】以降は省略されています)

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