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公開番号2024004539
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-17
出願番号2022104155
出願日2022-06-29
発明の名称プリント配線板
出願人イビデン株式会社
代理人個人
主分類H05K 1/02 20060101AFI20240110BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】高い品質を有するプリント配線板の提供。
【解決手段】プリント配線板は、絶縁層と、前記絶縁層上に形成されている導体層と、前記絶縁層と前記導体層上に形成されている樹脂絶縁層、とを有する。前記導体層は第1信号配線と第2信号配線と前記第1信号配線と前記第2信号配線の間に形成されている第3信号配線を含む複数の信号配線と前記複数の信号配線を囲むプレーン層と前記第1信号配線と前記プレーン層の間に位置し前記プレーン層に繋がっている第1導体と前記第2信号配線と前記プレーン層の間に位置し前記プレーン層に繋がっている第2導体とを有し、前記第1導体と前記プレーン層の間に第1スリットが形成されていて、前記第2導体と前記プレーン層の間に第2スリットが形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
絶縁層と、
前記絶縁層上に形成されている導体層と、
前記絶縁層と前記導体層上に形成されている樹脂絶縁層、とを有するプリント配線板であって、
前記導体層は第1信号配線と第2信号配線と前記第1信号配線と前記第2信号配線の間に形成されている第3信号配線を含む複数の信号配線と前記複数の信号配線を囲むプレーン層と前記第1信号配線と前記プレーン層の間に位置し前記プレーン層に繋がっている第1導体と前記第2信号配線と前記プレーン層の間に位置し前記プレーン層に繋がっている第2導体とを有し、前記第1導体と前記プレーン層の間に第1スリットが形成されていて、前記第2導体と前記プレーン層の間に第2スリットが形成されている。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
請求項1のプリント配線板であって、前記第1導体の厚みと前記第2導体の厚みは前記第3信号配線の厚みより薄い。
【請求項3】
請求項2のプリント配線板であって、前記第1信号配線の厚みと前記第2信号配線の厚みと前記第3信号配線の厚みは略等しい。
【請求項4】
請求項2のプリント配線板であって、前記第1信号配線の厚みと前記第2信号配線の厚みは前記第3信号配線の厚みより薄く、前記第1導体の厚みと前記第2導体の厚みは前記第1信号配線の厚みより薄く、前記第1導体の厚みと前記第2導体の厚みは前記第2信号配線の厚みより薄い。
【請求項5】
請求項1のプリント配線板であって、前記第1信号配線と前記第1導体は隣接し、前記第2信号配線と前記第2導体は隣接している。
【請求項6】
請求項2のプリント配線板であって、前記プレーン層の厚みは前記第3信号配線の厚みと略等しい。
【請求項7】
請求項6のプリント配線板であって、前記第1信号配線の厚みと前記第2信号配線の厚みと前記第3信号配線の厚みは略等しい。
【請求項8】
請求項1のプリント配線板であって、前記プレーン層と前記第1導体と前記第2導体は電源層とグランド層の少なくとも一方である。
【請求項9】
請求項1のプリント配線板であって、前記プレーン層の面積は前記複数の信号配線に属する各信号配線の面積より大きい。
【請求項10】
請求項9のプリント配線板であって、前記プレーン層の面積は前記第1導体と前記第2導体の面積より大きい。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書によって開示される技術は、プリント配線板に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、第1樹脂絶縁層と、第1樹脂絶縁層上に積層された第2樹脂絶縁層と、第1樹脂絶縁層と第2樹脂絶縁層の層間に形成されており、導体配線層と平板状のプレーン導体層とを含む導体層、とを備える配線基板を開示する。特許文献1の図2に示されるように、導体配線層はプレーン導体層によって囲まれている。導体配線層は複数の配線を含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004―40032号公報
【発明の概要】
【0004】
[特許文献1の課題]
特許文献1は、プレーン導体層に多数の孔を形成することで、樹脂絶縁層の表面の平坦性を向上している。導体配線層に含まれる各配線の厚みは樹脂絶縁層の表面の平坦性に影響すると考えられる。しかしながら、特許文献1では、各配線の厚みの差を小さくすることが十分に検討されていないと考えられる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のプリント配線板は、絶縁層と、前記絶縁層上に形成されている導体層と、前記絶縁層と前記導体層上に形成されている樹脂絶縁層、とを有する。前記導体層は第1信号配線と第2信号配線と前記第1信号配線と前記第2信号配線の間に形成されている第3信号配線を含む複数の信号配線と前記複数の信号配線を囲むプレーン層と前記第1信号配線と前記プレーン層の間に位置し前記プレーン層に繋がっている第1導体と前記第2信号配線と前記プレーン層の間に位置し前記プレーン層に繋がっている第2導体とを有し、前記第1導体と前記プレーン層の間に第1スリットが形成されていて、前記第2導体と前記プレーン層の間に第2スリットが形成されている。
【0006】
本発明の実施形態のプリント配線板では、第1信号配線とプレーン層の間に第1導体と第1スリットが存在する。第2信号配線とプレーン層の間に第2導体と第2スリットが存在する。そのため、導体層が形成される時、プレーン層とプレーン層に囲まれている各信号配線にほぼ均一な電流が流れる。各信号配線の厚みと目標値がほぼ一致する。各信号配線の厚みの差を小さくすることができる。信号配線間の抵抗の差を小さくすることができる。信号配線間の電気信号の伝搬速度の差を小さくすることができる。ノイズの発生が抑制される。高品質のプリント配線板が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態のプリント配線板を模式的に示す平面図。
図1のII-II間の断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
改変例1のプリント配線板を模式的に示す平面図。
改変例2のプリント配線板を模式的に示す平面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[実施形態]
図1は実施形態のプリント配線板2を示す平面図である。図1では第1面6を有する第1樹脂絶縁層4と、第1樹脂絶縁層4の第1面6上に形成されている導体層10が示されている。図2は図1のプリント配線板2の断面図である。図2は第1面6に垂直な面で図1のプリント配線板2を切断することで得られる。図2は図1のII-II間の断面図である。
【0009】
図2に示されるように、プリント配線板2は、第1樹脂絶縁層4と導体層10と第2樹脂絶縁層50を有する。
【0010】
第1樹脂絶縁層4は熱硬化性樹脂を用いて形成される。第1樹脂絶縁層4はシリカ等の無機粒子を含んでもよい。第1樹脂絶縁層4はガラスクロス等の補強材を含んでもよい。第1樹脂絶縁層4は第1面6(図中の上面)と第1面6と反対側の第2面8(図中の下面)を有する。第1樹脂絶縁層4はコア基板を形成することができる。第1樹脂絶縁層4はビルドアップ層を形成する樹脂絶縁層を形成することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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