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公開番号2024000728
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-09
出願番号2022099593
出願日2022-06-21
発明の名称ワイヤハーネス
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H05K 9/00 20060101AFI20231226BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】簡素な構成で、高い耐久性を有しつつ磁界の影響を抑制可能としたワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】ワイヤハーネス10は、車両のボデーBによって車外と区別される車室内に少なくとも一部が配置される。ワイヤハーネス10は、第1電線22と第1電線22を覆う金属製のシールド部材23とを有する電線部材21と、車室内に配置され、開口部31を有するとともに電線部材21が収容される樹脂ケース30と、樹脂ケース30の開口部31を覆う金属部材40とを備える。金属部材40は、樹脂ケース30におけるボデーBと反対側を覆う頂部42と、樹脂ケース30を挟んだ位置でボデーBに当接される一対の当接部41とを有している。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
車両のボデーによって車外と区別される車室内に少なくとも一部が配置される高電圧用のワイヤハーネスであって、
電線と前記電線を覆う金属製のシールド部材とを有する電線部材と、
前記車室内に配置され、開口部を有するとともに前記電線部材が収容される樹脂ケースと、
前記樹脂ケースの前記開口部を覆う金属部材と、を備え、
前記金属部材は、前記樹脂ケースにおける前記ボデーと反対側を覆う頂部と、前記樹脂ケースを挟んだ位置で前記ボデーに当接される一対の当接部とを有している、
ワイヤハーネス。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記樹脂ケースは、長さ方向の少なくとも一部が前記ボデーに対して浮いた状態で配置されている、
請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項3】
前記樹脂ケースは、長さ方向の一部に前記ボデーに対して固定される固定部を有している、
請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項4】
前記樹脂ケースは、前記金属部材を保持可能な保持部を有している、
請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項5】
前記金属部材は、横断面形状がU字状に形成されており、前記ボデー側が開口しつつ前記ボデー側の先端が前記一対の当接部を構成している、
請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項6】
前記樹脂ケースは、横断面形状がU字状に形成されており、前記ボデーの反対側が開口して前記開口部を構成している、
請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項7】
前記シールド部材は、編組部材にて構成され、
前記金属部材は、金属板にて構成されている、
請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項8】
前記電線は、高電位用の第1電線であり、
更に、前記シールド部材に覆われることなく前記電線部材と共に前記樹脂ケースに収容される低電位用の第2電線を備えている、
請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項9】
前記シールド部材は、接地部を有している、
請求項1に記載のワイヤハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ワイヤハーネスに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば、ハイブリッド車や電気自動車等には、高電圧用のワイヤハーネスが備えられる。このようなワイヤハーネスとしては、車両のボデーの外側であって、いわゆる床下を通るように配置されたものがある(例えば、特許文献1参照)。このようなワイヤハーネスでは、ワイヤハーネスと搭乗者との間にボデーが介在されることなどから、大電流によって生じる磁界が搭乗者に影響を与えることは抑制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-32933号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のような高電圧用のワイヤハーネスが、いわゆる床上のような車室内を通るように配置された場合、なんらかの対策を施さないと、大電流によって生じる磁界が搭乗者に影響を与える懸念がある。また、ワイヤハーネスが床上のような車室内を通るように配置された場合、搭乗者に踏まれても破損しない耐久性が求められる。
【0005】
本開示の目的は、簡素な構成で、高い耐久性を有しつつ磁界の影響を抑制可能としたワイヤハーネスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のワイヤハーネスは、車両のボデーによって車外と区別される車室内に少なくとも一部が配置される高電圧用のワイヤハーネスであって、電線と前記電線を覆う金属製のシールド部材とを有する電線部材と、前記車室内に配置され、開口部を有するとともに前記電線部材が収容される樹脂ケースと、前記樹脂ケースの前記開口部を覆う金属部材と、を備え、前記金属部材は、前記樹脂ケースにおける前記ボデーと反対側を覆う頂部と、前記樹脂ケースを挟んだ位置で前記ボデーに当接される一対の当接部とを有している。
【発明の効果】
【0007】
本開示のワイヤハーネスによれば、簡素な構成で、高い耐久性を有しつつ磁界の影響を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略構成図である。
図2は、一実施形態のワイヤハーネスの一部斜視図である。
図3は、一実施形態のワイヤハーネスの一部分解斜視図である。
図4は、図2の4-4線に沿った断面図である。
図5は、図2の5-5線に沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のワイヤハーネスは、
[1]車両のボデーによって車外と区別される車室内に少なくとも一部が配置される高電圧用のワイヤハーネスであって、電線と前記電線を覆う金属製のシールド部材とを有する電線部材と、前記車室内に配置され、開口部を有するとともに前記電線部材が収容される樹脂ケースと、前記樹脂ケースの前記開口部を覆う金属部材と、を備え、前記金属部材は、前記樹脂ケースにおける前記ボデーと反対側を覆う頂部と、前記樹脂ケースを挟んだ位置で前記ボデーに当接される一対の当接部とを有している。
【0010】
同構成によれば、電線を覆う金属製のシールド部材によっていわゆる電磁ノイズ等の電磁波の放射が抑制される。また、車室内に配置され電線部材が収容される樹脂ケースの開口部は金属部材によって覆われるため、大電流によって生じる磁界が搭乗者に影響を与えることは抑制される。また、金属部材は、樹脂ケースの開口部を覆うことで、樹脂ケースからの電線部材の逸脱を防ぐ物理的なカバーとして機能するため、例えば、樹脂ケースの開口部を覆う樹脂カバーを別途備えた構成に比べて、簡素な構成とすることができる。また、金属部材は、樹脂ケースにおけるボデーと反対側を覆う頂部と、樹脂ケースを挟んだ位置でボデーに当接される一対の当接部とを有しているため、例えば、上から踏まれたとしても、樹脂ケースに力が掛かりにくくなる。よって、樹脂ケースが破損するといったことが抑制される。
(【0011】以降は省略されています)

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