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公開番号2023179923
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-20
出願番号2022092865
出願日2022-06-08
発明の名称浮体構造物
出願人株式会社IHI
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B63B 22/00 20060101AFI20231213BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】簡易な構成で、通信が失敗する可能性を低減可能な浮体構造物を提供すること。
【解決手段】浮体構造物1は、所定の方向Dに延在している浮体2と、浮体2に設けられた複数の通信器6と、を備え、浮体2は、浮体構造物1が静止状態の水面Sに浮かべられたときに、水面Sから露出している露出部2aを備え、複数の通信器6は、露出部2aにおいて、浮体2が延在している方向Dに配列されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
浮体構造物であって、
所定の方向に延在している浮体と、
前記浮体に設けられた複数の通信器と、を備え、
前記浮体は、前記浮体構造物が静止状態の水面に浮かべられたときに、前記水面から露出している露出部を備え、
前記複数の通信器は、前記露出部において、前記浮体が延在している方向に配列されている、浮体構造物。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記複数の通信器は、同じタイミングで通信を開始する、請求項1に記載の浮体構造物。
【請求項3】
前記複数の通信器は、互いに異なるタイミングで通信を開始し、
前記タイミングは、所定の周期に基づいて決定される、請求項1に記載の浮体構造物。
【請求項4】
前記浮体に設けられ、水流により回転するタービンと、
前記タービンの回転により発電する発電機と、
を更に備える、請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の浮体構造物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、浮体構造物に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
海等の水面に浮かべられ、通信器を用いて地上又は衛星と通信を行う浮体構造物が知られている。例えば、特許文献1には、浮体によって支持されて上方に突出する櫓と、該櫓に取り付けられた無線送信機と、を備える海洋観測ブイが記載されている。すなわち、この海洋観測ブイでは、無線送信機が浮体から上方に突出した位置に配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4460723号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
水面においては、浮体構造物の揺れ又は波浪により通信器が水没すると、通信が失敗するおそれがある。特許文献1に記載の海洋観測ブイにおいては、無線送信機が水面から離れているので、通信が失敗する可能性が低減される。一方で、このような構成においては、浮体から上方に突出した位置において通信器を支持するための複雑な構造体を設ける必要がある。
【0005】
本開示は、簡易な構成で、通信が失敗する可能性を低減可能な浮体構造物を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面に係る浮体構造物は、所定の方向に延在している浮体と、浮体に設けられた複数の通信器と、を備える。浮体は、浮体構造物が静止状態の水面に浮かべられたときに、水面から露出している露出部を備える。複数の通信器は、露出部において、浮体が延在している方向に配列されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、簡易な構成で、通信が失敗する可能性を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態に係る浮体構造物の斜視図である。
図2は、図1に示される通信器の構成を示す図である。
図3は、複数の通信器の配置を説明するための図である。
図4は、図1に示される浮体構造物における通信を説明するための図である。
図5は、複数の通信器が通信を開始するタイミングの別の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[1]実施形態の概要
本開示の一側面に係る浮体構造物は、所定の方向に延在している浮体と、浮体に設けられた複数の通信器と、を備える。浮体は、浮体構造物が静止状態の水面に浮かべられたときに、水面から露出している露出部を備える。複数の通信器は、露出部において、浮体が延在している方向に配列されている。
【0010】
浮体構造物が水面に浮かべられた際に波浪が生じると、浮体には波浪の進行方向に沿った力が作用する。この浮体に作用する力が小さくなるように、浮体構造物が自然と向きを変えることが知られている。つまり、浮体が延在している方向(浮体の延在方向)が波浪の進行方向に沿うように、浮体構造物の向きが変更され得る。このとき、浮体の延在方向において浮体構造物は揺動する。上記浮体構造物では、複数の通信器が、露出部において浮体の延在方向に配列されている。したがって、複数の通信器のうちいずれかの通信器が、浮体構造物の揺れ又は波浪により水没した場合であっても、残りの通信器が水没する可能性を低減することができる。したがって、浮体から上方に突出した位置において通信器を支持するための複雑な構造体を設けなくても、通信が失敗する可能性を低減することができる。この結果、簡易な構成で、通信が失敗する可能性を低減することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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