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公開番号2024058024
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165125
出願日2022-10-14
発明の名称FBGセンサ固定治具及びFBGセンサ固定方法
出願人株式会社IHI検査計測
代理人個人
主分類G01K 1/14 20210101AFI20240418BHJP(測定;試験)
要約【課題】FBGセンサを容易に着脱することができ、FBGセンサの再利用を図ることができる、FBGセンサ固定治具及びFBGセンサ固定方法を提供する。
【解決手段】FBGセンサ固定治具1は、光ファイバ2内にブラッグ格子3を形成したFBGセンサ4を磁性体の測定対象物5に対して固定する治具であって、ブラッグ格子3を挟んで両側に位置するように光ファイバ2の外周部に形成された固定端子6(第一固定端子61及び第二固定端子62)と、固定端子6を係止可能かつ測定対象物5に磁力で固定可能に形成された固定台7(第一固定台71及び第二固定台72)と、を備えている。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
光ファイバ内にブラッグ格子を形成したFBGセンサを磁性体の測定対象物に対して固定するFBGセンサ固定治具であって、
前記ブラッグ格子を挟んで両側に位置するように前記光ファイバの外周部に形成された固定端子と、
前記固定端子を係止可能かつ前記測定対象物に磁力で固定可能に形成された固定台と、
を備えたことを特徴とするFBGセンサ固定治具。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記固定台は、着磁状態と消磁状態とを切り替え可能な磁力スイッチを備える、請求項1に記載のFBGセンサ固定治具。
【請求項3】
前記固定台は、前記光ファイバを挿通する溝部と、該溝部に形成され前記固定端子を係止する係止部と、を備えている請求項1に記載のFBGセンサ固定治具。
【請求項4】
前記係止部は、前記固定端子の両側に配置されるように形成されている、請求項3に記載のFBGセンサ固定治具。
【請求項5】
前記光ファイバは、複数のブラッグ格子を備え、前記固定端子は、前記複数のブラッグ格子よりも一つ多い個数を備え、前記ブラッグ格子及び前記固定端子は交互に配置されている、請求項1に記載のFBGセンサ固定治具。
【請求項6】
光ファイバ内にブラッグ格子を形成したFBGセンサを磁性体の測定対象物に対して固定するFBGセンサ固定方法であって、
前記ブラッグ格子を挟んで両側に位置するように前記光ファイバの外周部に固定端子を形成し、
前記固定端子を固定台に係止させた状態で前記固定台を前記測定対象物に磁力で固定するようにした、
ことを特徴とするFBGセンサ固定方法。
【請求項7】
前記ブラッグ格子の一方の側に配置される第一固定端子及び第一固定台と、前記ブラッグ格子を挟んで反対側に配置される第二固定端子及び第二固定台と、を備え、
前記第一固定台を消磁状態にした状態で前記第一固定端子を前記第一固定台に係止させ、前記第一固定台を前記測定対象物の表面に接地させた状態で前記第一固定台を着磁状態に切り替え、
前記第二固定台を消磁状態にした状態で前記第二固定端子を前記第二固定台に係止させ、前記光ファイバに張力が生じるように前記第二固定台を前記測定対象物の表面に接地させた状態で前記第二固定台を着磁状態に切り替えるようにした、
請求項6に記載のFBGセンサ固定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、FBGセンサ固定治具及びFBGセンサ固定方法に関し、特に、FBGセンサを磁性体の測定対象物に対して固定するためのFBGセンサ固定治具及びFBGセンサ固定方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、光ファイバセンサの1つであるFBG(Fiber Bragg Grating)センサが土木建築分野から航空宇宙分野まで幅広く利用されている。FBGセンサは、光ファイバのコア部分に形成されたブラッグ格子によりセンサ部を構成し、特定の波長の光信号であるブラッグ波長の光を反射させるようにしたものである。
【0003】
例えば、FBGセンサが固定された測定対象物にひずみ変化や温度変化が生じると、光ファイバの伸縮によりブラッグ波長が変化するため、その変化に基づいてひずみ変化や温度変化を計測することができる。
【0004】
このようなFBGセンサでは、例えば、センサ部の両側の光ファイバの外周部にフレームを配置し、このフレームを介してFBGセンサを測定対象物に固定する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5367652号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載されたように、光ファイバを支持するフレームを接着剤で測定対象物に固定すると、FBGセンサを再利用することができなくなってしまうという問題がある。また、接着剤は、経年劣化するため、FBGセンサが測定対象物から脱落したり、固定位置がずれてしまったりすることがあり、測定の不具合を惹起する問題もある。
【0007】
また、光ファイバを支持するフレームをボルトで固定することも考えられるが、ボルトで固定するためには測定対象物にボルト穴を穿孔する必要があり、任意の場所にFBGセンサを取り付けることができない、FBGセンサの着脱に手間がかかる等の問題がある。
【0008】
本発明はかかる問題点に鑑み創案されたものであり、FBGセンサを容易に着脱することができ、FBGセンサの再利用を図ることができる、FBGセンサ固定治具及びFBGセンサ固定方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明によれば、光ファイバ内にブラッグ格子を形成したFBGセンサを磁性体の測定対象物に対して固定するFBGセンサ固定治具であって、前記ブラッグ格子を挟んで両側に位置するように前記光ファイバの外周部に形成された固定端子と、前記固定端子を係止可能かつ前記測定対象物に磁力で固定可能に形成された固定台と、を備えたことを特徴とするFBGセンサ固定治具が提供される。
【0010】
前記固定台は、着磁状態と消磁状態とを切り替え可能な磁力スイッチを備えていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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