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公開番号
2024042448
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-03-28
出願番号
2022147175
出願日
2022-09-15
発明の名称
電力制御装置、電力制御方法、及び電力制御プログラム
出願人
株式会社IHI
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02J
3/14 20060101AFI20240321BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】
外部の電力市場との間での電力の授受を含む電力制御において経済性を向上させる。
【解決手段】
電力市場との電力の授受が可能であって、1以上の電力機器の動作を制御する電力制御装置としてのEMS10は、電力市場における電力市場単価と、1以上の電力機器の動作状況に係る情報とに基づいて、電力市場との間で授受を行う電力量である授受電力量を決定する授受電力量決定部としての上位制御部20と、決定された授受電力量に基づいて、1以上の電力機器への動作指令を決定する動作指令決定部としてのグリッド内制御部30と、を有する。
【選択図】
図2
特許請求の範囲
【請求項1】
電力市場との電力の授受が可能であって、1以上の電力機器の動作を制御する電力制御装置であって、
前記電力市場における電力市場単価と、1以上の電力機器の動作状況に係る情報とに基づいて、前記電力市場との間で授受を行う電力量である授受電力量を決定する授受電力量決定部と、
決定された前記授受電力量に基づいて、前記1以上の電力機器への動作指令を決定する動作指令決定部と、
を有する、電力制御装置。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
前記1以上の電力機器の動作状況に係る情報は、前記1以上の電力機器による電力の需要を予測した需要予測値である、請求項1に記載の電力制御装置。
【請求項3】
前記1以上の電力機器の動作状況に係る情報は、前記1以上の電力機器による電力の需要計画に係る需要計画値である、請求項1に記載の電力制御装置。
【請求項4】
前記授受電力量決定部は、事前に定めた電力市場単価にかかる単価設定値と、前記電力市場単価とを比較し、その結果に基づいて前記授受電力量を決定する、請求項1に記載の電力制御装置。
【請求項5】
前記1以上の電力機器は、蓄電装置を含み、
前記授受電力量決定部は、前記蓄電装置の充電量に係る情報にも基づいて、前記授受電力量を決定する、請求項1に記載の電力制御装置。
【請求項6】
前記動作指令決定部により決定された前記動作指令を、前記1以上の電力機器に対して出力する出力部をさらに有する、請求項1に記載の電力制御装置。
【請求項7】
電力市場との電力の授受が可能であって、1以上の電力機器の動作を制御する電力制御方法であって、
前記電力市場における電力市場単価と、1以上の電力機器の動作状況に係る情報とに基づいて、前記電力市場との間で授受を行う電力量である授受電力量を決定することと、
決定された前記授受電力量に基づいて、前記1以上の電力機器への動作指令を決定することと、
を含む、電力制御方法。
【請求項8】
電力市場との電力の授受が可能であって、1以上の電力機器の動作の制御をコンピュータに実行させる電力制御プログラムであって、
前記電力市場における電力市場単価と、1以上の電力機器の動作状況に係る情報とに基づいて、前記電力市場との間で授受を行う電力量である授受電力量を決定することと、
決定された前記授受電力量に基づいて、前記1以上の電力機器への動作指令を決定することと、
を前記コンピュータに実行させる、電力制御プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電力制御装置、電力制御方法、及び電力制御プログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、マイクログリッドのようなエネルギーコミュニティにおけるエネルギーの運用制御方法について種々の検討が行われている中、電力価格に着目した制御を行う手法が検討されている。例えば、特許文献1では、コミュニティ内に設定された需要家グループにおいて、分散電源装置及び/またはエネルギー貯蔵装置の運用計画を作成する際に、コミュニティ内での時系列の現時点以降の予定の電力価格のパターンである電力価格パターンを用いることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3980541号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、電力価格パターンの精度によっては、実際の取引額とは異なる電力価格に基づいて外部の電力系統との電力授受を行う可能性があるため、経済性の観点で改善の余地があった。
【0005】
本開示は上記を鑑みてなされたものであり、外部の電力市場との間での電力の授受を含む電力制御において経済性を向上させることが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一形態に係る電力制御装置は、電力市場との電力の授受が可能であって、1以上の電力機器の動作を制御する電力制御装置であって、前記電力市場における電力市場単価と、1以上の電力機器の動作状況に係る情報とに基づいて、前記電力市場との間で授受を行う電力量である授受電力量を決定する授受電力量決定部と、決定された前記授受電力量に基づいて、前記1以上の電力機器への動作指令を決定する動作指令決定部と、を有する。
【0007】
本開示の一形態に係る電力制御方法は、電力市場との電力の授受が可能であって、1以上の電力機器の動作を制御する電力制御方法であって、前記電力市場における電力市場単価と、1以上の電力機器の動作状況に係る情報とに基づいて、前記電力市場との間で授受を行う電力量である授受電力量を決定することと、決定された前記授受電力量に基づいて、前記1以上の電力機器への動作指令を決定することと、を含む。
【0008】
本開示の一形態に係る電力制御プログラムは、電力市場との電力の授受が可能であって、1以上の電力機器の動作の制御をコンピュータに実行させる電力制御プログラムであって、前記電力市場における電力市場単価と、1以上の電力機器の動作状況に係る情報とに基づいて、前記電力市場との間で授受を行う電力量である授受電力量を決定することと、決定された前記授受電力量に基づいて、前記1以上の電力機器への動作指令を決定することと、を前記コンピュータに実行させる。
【0009】
上記の電力制御装置、電力制御方法及び電力制御プログラムによれば、電力市場における電力市場単価と、1以上の電力機器の動作状況に係る情報と、に基づいて、電力市場との間で授受を行う授受電力量が決定され、決定された授受電力量に基づいて、1以上の電力機器への動作指令が決定される。このように電力市場単価を考慮して授受電力量を決定し、授受電力量に基づいて動作指令が決定されることから、外部の電力市場との間での電力の授受を含む電力制御において経済性を向上させることができる。
【0010】
前記1以上の電力機器の動作状況に係る情報は、前記1以上の電力機器による電力の需要を予測した需要予測値である態様としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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