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公開番号2023105015
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-07-28
出願番号2023086371,2019190679
出願日2023-05-25,2019-10-18
発明の名称有害動物のくくり罠
出願人株式会社 アイエスイー,兵庫県公立大学法人
代理人個人
主分類A01M 23/34 20060101AFI20230721BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】
くくり罠をパトロールする必要がなく、有害動物の捕獲状態のみならず、その非捕獲状態もユーザー端末へ通報するくくり罠の状態通報システムを提供する。
【解決手段】
くくり罠(T)のトリガーとなるループ保持体(12)の下降を検知する無線式の第1センサー(トリガーセンサー)(S1)と、ワイヤー(11)の振動を検知する無線式の第2センサー(ワイヤーセンサー)(S2)とを設置して、その第1センサー(S1)又は/及び第2センサー(S2)の検知出力信号をくくり罠の状態検知情報として、中継基地局(R)を介してウェブサーバ(W)へ、そのウェブサーバから更にインターネット(N)を介してユーザー端末(U)へ通報できるように構成した。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
捕獲ワイヤーの先端部における予め口径収縮力の弾圧付勢状態にあるループ保持体が、有害動物により下降された時に上記ループを弾き出し解放し、そのループの口径収縮力により有害動物の脚を締め付け捕獲するくくり罠において、
上記トリガーとなるループ保持体の下降を検知する無線式の第1センサーと、捕獲された有害動物の動きに応じた上記ワイヤーの振動を検知する無線式の第2センサーとを設置して、
その第1センサー又は/及び第2センサーの検知出力信号をくくり罠の状態検知情報として、その状態検知情報又はくくり罠の位置情報と状態検知情報をユーザー端末へ通報するように定めたことを特徴とする有害動物のくくり罠。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
第1、2センサーを何れも磁性体と、その磁性体を着脱自在に吸着するマグネットとから成る磁気センサーとして、上記吸着状態の解除された時に検知信号を出力することを特徴とする請求項1記載の有害動物のくくり罠。
【請求項3】
捕獲ワイヤーの先端部における予め口径収縮力の弾圧付勢状態にあるループ保持体が、有害動物により下降された時に上記ループを弾き出し解放して、そのループの口径収縮力により有害動物の脚を締め付け捕獲するくくり罠と、
トリガーとなる上記ループ保持体の下降を検知する無線式の第1センサーと、
捕獲された有害動物の動きに応じた上記ワイヤーの振動を検知する無線式の第2センサーと、
上記第1センサー又は/及び第2センサーの検知出力信号を受信する中継基地局と、
その中継基地局から上記検知出力信号を受信し、インターネットを介してユーザー端末へ通報するウェブサーバとを備え、
そのサーバは上記第1、2センサーの検知出力信号を受信した場合、上記くくり罠における有害動物の捕獲状態であると判定して、その捕獲通報をユーザー端末へ配信し、
同じくサーバは上記第1センサーの検知出力信号だけを受信した場合、上記くくり罠におけるループ保持体の空弾きした誤作動状態であると判定して、その誤作動通報をユーザー端末へ配信すると共に、
更にサーバは上記第2センサーの検知出力信号だけを受信した場合、上記くくり罠におけるワイヤーの自然現象により振動した異常状態であると判定して、その異常通報をユーザー端末へ配信するように構成したことを特徴とするくくり罠の状態通報システム。
【請求項4】
第1センサーの検知出力信号を一旦第2センサーの受信部へ送信し、その第2センサーの送信部から中継基地局へ、第1、2センサーの検知出力信号をまとめてモバイル通信するように定めたことを特徴とする請求項3記載のくくり罠の状態通報システム。
【請求項5】
第2センサーはくくり罠の位置検出部を備え、その第2センサーから中継基地局を介してウェブサーバに受信したくくり罠の位置情報を、そのウェブサーバの表示部に表示することを特徴とする請求項3記載のくくり罠の状態通報システム。
【請求項6】
ウェブサーバは有害動物の捕獲通報をくくり罠の仕掛け担当者と管理担当者と駆除担当者との全ユーザー端末へ配信すると共に、
誤作動通報と異常通報を上記仕掛け担当者のユーザー端末だけに配信するように定めたことを特徴とする請求項3記載のくくり罠の状態通報システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は有害動物捕獲用のくくり罠とその罠の状態通報システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
一般に有害動物捕獲用のくくり罠は、先端部にループが形成されると共に根元部が樹木などに取り付け固定された長尺な1本物の捕獲ワイヤーと、そのワイヤーのループを保持すべく、踏み板へ起伏的な回動自在に枢着されたループ保持アームと、その保持アームと踏み板を昇降し得るように収容した枠体と、上記ワイヤーをそのループの常時口径収縮する方向へ弾圧付勢するバネ手段とから成る。
【0003】
そして、捕獲ワイヤーのループを保持したセット状態にある上記ループ保持アームが、有害動物による踏み板の踏み下げをトリガーとして起立的に回動するや否や、そのループ保持アームから弾き出され解放(離脱)したワイヤーのループが、その弾圧付勢されている口径収縮力によって、有害動物の脚をくくり捕獲するようになっている。
【0004】
その脚をくくり捕獲された有害動物は、必ずや暴れ動き廻り、そのワイヤーが激しく伸縮すると共に上下左右へ振動するため、この動きを加速度センサーにより検知すれば、有害動物の捕獲状態として判定できることになる。
【0005】
このような考えに基づいた監視装置及び監視システムが、特許文献1に開示されており、これではくくり罠のループが形成されたワイヤーの振動を、加速度センサーによって計測し、その振動の種類の推移に基づいて、捕獲された物が鳥獣であるか、人であるかを識別・判定するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-58096号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところが、上記特許文献1に開示の監視装置及び監視システムは、あくまでも捕獲されたことを前提としており、くくり罠の踏み板が例えば落石などを受けて下降し、ワイヤーのループがその保持アームから弾き出され解放する言わば空弾き状態として、何も捕獲していない誤作動である場合には、ワイヤーが振動しないため、加速度センサーは反応せず、監視装置から管理サーバへの送信は行われない結果、くくり罠としては捕獲できない状態のままに放置されることとなり、仕掛け直し(リセット)の作業タイミングを失するのである。
【0008】
その意味から有害動物の捕獲効率が非常に悪く、くくり罠を必ずパトロールしなければならないので、甚だ不便でもある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明はこのような課題の解決を目的としており、その目的を達成するために、請求項1では捕獲ワイヤーの先端部における予め口径収縮力の弾圧付勢状態にあるループ保持体が、有害動物により下降された時に上記ループを弾き出し解放し、そのループの口径収縮力により有害動物の脚を締め付け捕獲するくくり罠において、
【0010】
上記トリガーとなるループ保持体の下降を検知する無線式の第1センサーと、捕獲された有害動物の動きに応じた上記ワイヤーの振動を検知する無線式の第2センサーとを設置して、
(【0011】以降は省略されています)

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