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公開番号2023078792
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192068
出願日2021-11-26
発明の名称イオン発生装置および移動体
出願人シャープ株式会社
代理人個人
主分類F24F 8/30 20210101AFI20230531BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】イオン発生装置において、高いイオン量を維持しつつイオンバランスを保つ。
【解決手段】イオン発生装置20は、正イオン発生電極46と、負イオン発生電極47と、風路43と、風量制御部材55とを備える。正イオン発生電極46と負イオン発生電極47とは、風路43において、風路43を流れる空気流56と交差する方向に並んで設けられる。風量制御部材55は、風路43から放出される空気21に含まれる正イオンと負イオンとのうちのイオン量の多い方の電極46または電極47に対応して、風路43に設けられる。風量制御部材55は、風路43におけるイオン量の多い方の電極46または電極47の位置を通過する空気流56を、部分的に遮る。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
正イオン発生電極と、
負イオン発生電極と、
風路と、
風量制御部材と
を備え、
前記正イオン発生電極と前記負イオン発生電極とは、前記風路において、前記風路を流れる空気流と交差する方向に並んで設けられ、
前記風量制御部材は、前記風路から放出される空気流に含まれる正イオンと負イオンとのうちのイオン量の多い方の電極に対応して前記風路に設けられ、
前記風量制御部材は、前記風路における前記イオン量の多い方の電極の位置を通過する空気流を部分的に遮る、イオン発生装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記風路は樹脂製のダクトによって形成され、
前記ダクトにおける少なくとも前記正イオン発生電極と前記負イオン発生電極との設置部位を取り囲む金属製の外カバーをさらに備える、請求項1に記載のイオン発生装置。
【請求項3】
前記風量制御部材は、前記風路を流れる空気流と交差する方向に形成された壁体である、請求項1または請求項2に記載のイオン発生装置。
【請求項4】
前記風量制御部材は、前記風路の方向に対して垂直な方向に形成されている、請求項3に記載のイオン発生装置。
【請求項5】
前記風量制御部材は、前記風路において前記イオン量の多い方の電極よりも上流側に設けられている、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のイオン発生装置。
【請求項6】
前記風量制御部材は、前記風路において前記イオン量の多い方の電極よりも下流側に設けられている、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のイオン発生装置。
【請求項7】
前記正イオン発生電極および前記負イオン発生電極は前記風路の内面から突出して設けられ、
前記風量制御部材は、前記風路の内面から、前記正イオン発生電極および前記負イオン発生電極の突出高さよりも高く突出する、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のイオン発生装置。
【請求項8】
前記風量制御部材は、前記風路を形成するダクトと一体に成形されているか、または前記風路を形成するダクトとは別体に成形されて前記ダクトに取り付けられている、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のイオン発生装置。
【請求項9】
前記風路は、前記空気流の吹出口を備え、
前記吹出口に風向ルーバが設けられ、
前記風量制御部材は、前記風向ルーバに取り付けられている、請求項6に記載のイオン発生装置。
【請求項10】
請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載のイオン発生装置を備える、移動体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はイオン発生装置および移動体に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
電極からの放電により正イオンと負イオンとを発生させるイオン発生装置が知られている。イオン発生装置においては、発生される正イオンの量と発生される負イオンの量をバランスさせることがある(例えば、特許文献1)。このバランスをとるために、特許文献1の除電装置では、第1および第2の電流検出素子による第1電流および第2電流の検出結果に基づき、高圧発生回路の動作を制御することにより、イオンバランスを調整している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-62178号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の構成では、イオンバランスを調整するために、複雑な機構が必要となる。また、特許文献1の構成では、イオンバランスを調整する際に発生するイオンの量自体が低減するおそれがある。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、高いイオン量を維持しつつイオンバランスを保つことが可能なイオン発生装置および移動体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一局面によれば、イオン発生装置は、正イオン発生電極と、負イオン発生電極と、風路と、風量制御部材とを備える。正イオン発生電極と負イオン発生電極とは、風路において、風路を流れる空気流と交差する方向に並んで設けられる。風量制御部材は、風路から放出される空気流に含まれる正イオンと負イオンとのうちのイオン量の多い方の電極に対応して、風路に設けられる。風量制御部材は、風路におけるイオン量の多い方の電極の位置を通過する空気流を、部分的に遮る。
【0007】
本発明の別の局面によれば、移動体は、上記に記載のイオン発生装置を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、風路におけるイオン量の多い方の電極の位置を通過する空気流を部分的に遮る風量制御部材を備えるため、高いイオン量を維持しつつイオンバランスを保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態のイオン発生装置を備えた鉄道車両の断面図である。
図1の鉄道車両の要部の平面図である。
本発明の実施形態のイオン発生装置の外観図である。
図3のイオン発生装置の内部構造を示す図である。
図4のイオン発生装置の縦断面図である。
図5における要部を図5のV方向に見たときの分解構造図である。
図5における要部についてのV矢視図である。
イオン量の測定点を説明する平面図である。
イオン量の測定点をイオン発生装置とともに立体的に示す図である。
図8および図9の距離方向についての正イオンのイオン量の測定結果を示すグラフである。
図8および図9の距離方向についての負イオンのイオン量の測定結果を示すグラフである。
図8および図9の距離方向についてのイオンバランスの計算結果を示すグラフである。
図8および図9の広がり方向についての正イオンのイオン量の測定結果を示すグラフである。
図8および図9の広がり方向についての負イオンのイオン量の測定結果を示すグラフである。
図8および図9の広がり方向についてのイオンバランスの計算結果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
(【0011】以降は省略されています)

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