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公開番号2024056387
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022163218
出願日2022-10-11
発明の名称画像形成装置
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B41J 29/38 20060101AFI20240416BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】通常モードと静音モードの2つのモードを切り替え可能な画像形成装置において、従来よりもユーザーの待ち時間が短く、ユーザーの利便性の高い画像形成装置を提供する。
【解決手段】所定の速度で画像形成を行う通常モードと、通常モードよりも遅い速度で画像形成を行う静音モードの2つの画像形成モードを切り替え可能に有する画像形成部と、画像形成に係る各種のジョブを通常モードで実行すべきか、または静音モードで実行すべきかの設定を受け付けるモード設定部と、ジョブの予約登録を受け付けるジョブ予約登録受付部と、制御部とを備え、通常モードのジョブの予約を受け付けた場合、最後に受け付けていたジョブが静音モードのジョブである場合、実行中のジョブを一時停止させ、受け付けていた全てのジョブを通常モードのジョブに変更した上で、通常モードのジョブを最終ジョブとして登録を受け付る。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
所定の速度で画像形成を行う通常モードと、前記通常モードよりも遅い速度で画像形成を行う静音モードの２つの画像形成モードを切り替え可能に有する画像形成部と、
画像形成に係る各種のジョブを前記通常モードで実行すべきか、または前記静音モードで実行すべきかの設定を受け付けるモード設定部と、
前記ジョブの予約登録を受け付けるジョブ予約登録受付部と、
前記画像形成部、前記モード設定部および前記ジョブ予約登録受付部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記ジョブ予約登録受付部が前記通常モードのジョブの予約を受け付けた場合、前記ジョブ予約登録受付部が最後に受け付けていたジョブが前記静音モードのジョブか否かを判定し、前記静音モードのジョブである場合、前記画像形成部に実行中のジョブを一時停止させ、前記ジョブ予約登録受付部が受け付けていた全てのジョブを前記通常モードのジョブに変更した上で、前記通常モードのジョブを最終ジョブとして登録を受け付けることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示（約 990 文字）【請求項２】
前記モード設定部は、前記通常モードのジョブ予約登録で前記静音モードの動作解除を有効にすべきか否かの設定をさらに受け付け、
前記制御部は、前記ジョブ予約登録受付部が前記通常モードのジョブの予約を受け付けた場合、前記ジョブ予約登録受付部が最後に受け付けていたジョブが前記静音モードのジョブか否かを判定し、前記ジョブ予約登録受付部が最後に受け付けていたジョブが前記静音モードのジョブである場合、前記静音モードの動作解除の設定が有効か否かを判定し、有効である場合、前記画像形成部に実行中のジョブを一時停止させ、前記ジョブ予約登録受付部が受け付けていた全てのジョブを前記通常モードのジョブに変更した上で、前記通常モードのジョブを最終ジョブとして登録を受け付ける請求項１に記載の画像形成装置。
【請求項３】
前記モード設定部は、前記通常モードのジョブ予約登録で前記通常モードの動作割り込みを有効にすべきか否かの設定をさらに受け付け、
前記制御部は、前記静音モードの動作解除の設定が有効でない場合、前記通常モードの動作割り込みの設定が有効か否かを判定し、前記通常モードの動作割り込み設定が有効である場合、前記画像形成部に実行中のジョブを一時停止させ、前記ジョブ予約登録受付部が前記通常モードのジョブを次に実行すべきジョブに割り込みさせる登録を受け付ける請求項２に記載の画像形成装置。
【請求項４】
画像形成を行った用紙にさらに後処理を行う後処理部をさらに備え、
前記制御部は、前記通常モードの動作割り込み設定が有効である場合、実行中の前記通常モードのジョブに後処理があるか否かを判定し、後処理がある場合、前記後処理部が前記実行中の前記通常モードのジョブの後処理を行った後、前記画像形成部に実行中のジョブを一時停止させ、前記ジョブ予約登録受付部が前記通常モードのジョブを次に実行すべきジョブに割り込みさせる登録を受け付ける請求項３に記載の画像形成装置。
【請求項５】
前記制御部は、実行中の前記通常モードのジョブに後処理がない場合、前記画像形成部に実行中のジョブを一時停止させ、前記ジョブ予約登録受付部が前記通常モードのジョブを次に実行すべきジョブに割り込みさせる登録を受け付ける請求項４に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、画像形成装置に関し、より詳細には、静音機能を有する画像形成装置に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、予め定められた通常のモーター速度で画像形成を行う通常モードと、静音のために、通常のモーター速度よりも遅いモーター速度で画像形成を行う静音モードの２つの画像形成モードを切り替え可能に有する画像形成装置が知られている。
【０００３】
従来、このような静音モードを有する画像形成装置として、複数種の機能のジョブ実行モードを機能単位で設定変更することにより、複数種の機能のジョブ実行モードが全て通常モードに設定された状態において、複数種の機能のうち所定機能のジョブ実行モードのみを静音モードに設定変更することにより、ユーザーの操作が減るため、ユーザーの利便性が向上する画像形成装置が知られている（例えば、特許文献１を参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１４－２１５４５８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、例えば、コピージョブを通常モードに設定し、プリンタジョブを静音モードに設定した場合、プリンタジョブを実行している最中にユーザーがコピージョブを実行したいと思っても、静音モードのプリンタジョブが終了するまでコピージョブを開始することができない。
【０００６】
この場合、静音モードのプリンタジョブは、通常のモーター速度よりも遅いモーター速度で動作するため、コピージョブの開始までのユーザーの待ち時間が長くなってしまうという問題がある。
【０００７】
本開示は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、その目的は、通常モードと静音モードの２つのモードを切り替え可能な画像形成装置において、従来よりもユーザーの待ち時間が短く、ユーザーの利便性の高い画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本開示は、所定の速度で画像形成を行う通常モードと、前記通常モードよりも遅い速度で画像形成を行う静音モードの２つの画像形成モードを切り替え可能に有する画像形成部と、画像形成に係る各種のジョブを通常モードで実行すべきか、または静音モードで実行すべきかの設定を受け付けるモード設定部と、前記ジョブの予約登録を受け付けるジョブ予約登録受付部と、前記画像形成部、前記モード設定部および前記ジョブ予約登録受付部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記ジョブ予約登録受付部が前記通常モードのジョブの予約を受け付けた場合、前記ジョブ予約登録受付部が最後に受け付けていたジョブが前記静音モードのジョブか否かを判定し、前記静音モードのジョブである場合、前記画像形成部に実行中のジョブを一時停止させ、前記ジョブ予約登録受付部が受け付けていた全てのジョブを通常モードのジョブに変更した上で、前記通常モードのジョブを最終ジョブとして登録を受け付けることを特徴とする画像形成装置を提供するものである。
【０００９】
本開示において、「画像形成装置」は、トナーによる像形成に電子写真方式を用いるプリンタなどの複写（コピー機能）機能を有する複写機や複合機、または複写以外の機能をも含むＭＦＰ（Multifunctionａl Peripheral：多機能周辺装置）など、画像を形成して出力する装置である。
【発明の効果】
【００１０】
本開示によれば、通常モードと静音モードの２つのモードを切り替え可能な画像形成装置において、静音モードのジョブの実行中に通常モードのジョブが予約されると、実行中のジョブを一時停止した後、予約された全てのジョブを通常モードに切り替えてジョブを登録・開始するため、従来よりもユーザーの待ち時間が短く、ユーザーの利便性の高い画像形成装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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