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公開番号
2025181322
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-11
出願番号
2024089242
出願日
2024-05-31
発明の名称
画像処理装置および画像処理方法
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
H04N
23/60 20230101AFI20251204BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】縮小されたゲインマップを適用した表現を改善することが可能な画像処理装置および画像処理方法を提供すること。
【解決手段】画像処理装置は、同じ画像に基づくSDR画像データおよびHDR画像データの一方に適用して他方を生成可能なゲインマップと、SDR画像データおよびHDR画像データの一方(ベース画像データ)を取得する。画像処理装置は、ゲインマップの解像度がベース画像データが表す画像の解像度と等しくなるように拡大してベース画像データに適用する。画像処理装置は、拡大したゲインマップ、または拡大したゲインマップが適用された画像データのうち、縮小処理と拡大処理との組み合わせによって大きさまたは値が変化する領域に対してシャープネス処理を適用する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
同じ画像に基づくSDR画像データおよびHDR画像データの一方に適用することにより他方を生成可能なゲインマップと、前記SDR画像データおよび前記HDR画像データの一方であるベース画像データとを取得する取得手段と、
前記ゲインマップの解像度が前記ベース画像データが表す画像の解像度と等しくなるように前記ゲインマップを拡大する拡大手段と、
前記拡大したゲインマップを前記ベース画像データに適用し、前記拡大したゲインマップが適用された画像データを取得する適用手段と、
前記ベース画像データ、前記取得手段が取得したゲインマップ、または前記拡大したゲインマップから、縮小処理と拡大処理との組み合わせによって大きさまたは値が変化する領域を検出する検出手段と、
前記拡大したゲインマップ、または前記拡大したゲインマップが適用された画像データのうち、前記検出手段が検出した領域に対応する領域に対してシャープネス処理を適用する補正手段と、を有し、
前記補正手段は、前記拡大したゲインマップに前記シャープネス処理を適用する場合には、前記拡大したゲインマップが前記ベース画像データに適用される前に前記シャープネス処理を適用する、
ことを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記検出手段は、前記領域として、点光源の領域およびエッジ領域の少なくとも一方を検出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記検出手段は、前記検出した領域に関して、前記シャープネス処理を適用する範囲を規定するマスク画像を生成し、
前記補正手段は、前記マスク画像で規定される範囲に対して前記シャープネス処理を適用する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記シャープネス処理を適用する範囲の大きさが、前記シャープネス処理に用いられるフィルタサイズに基づくことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記取得手段は、前記ゲインマップのメタデータをさらに取得し、
前記拡大手段は、前記メタデータに含まれる縮小率に基づいて前記ゲインマップを拡大することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記補正手段は、前記ゲインマップの縮小率、前記ベース画像データの撮影感度、前記ベース画像データに適用されたガンマの形状、前記ベース画像データの平坦部における分散値の大きさ、の1つ以上に基づいて、前記シャープネス処理の強度を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記補正手段は、前記ゲインマップの解像度と前記ベース画像データの解像度との差が大きいほど、前記シャープネス処理の強度が強くなるように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項8】
画像処理装置が実行する画像処理方法であって、
同じ画像に基づくSDR画像データおよびHDR画像データの一方に適用することにより他方を生成可能なゲインマップと、前記SDR画像データおよび前記HDR画像データの一方であるベース画像データとを取得することと、
前記ゲインマップの解像度が前記ベース画像データが表す画像の解像度と等しくなるように前記ゲインマップを拡大することと、
前記ベース画像データ、前記ゲインマップ、または前記拡大したゲインマップから、縮小処理と拡大処理との組み合わせによって大きさまたは値が変化する領域を検出することと、
前記拡大したゲインマップのうち、前記検出された領域に対応する領域に対してシャープネス処理を適用することと、
前記拡大したゲインマップを前記ベース画像データに適用し、前記拡大したゲインマップが適用された画像データを取得することと、
を有することを特徴とする画像処理方法。
【請求項9】
画像処理装置が実行する画像処理方法であって、
同じ画像に基づくSDR画像データおよびHDR画像データの一方に適用することにより他方を生成可能なゲインマップと、前記SDR画像データおよび前記HDR画像データの一方であるベース画像データとを取得することと、
前記ゲインマップの解像度が前記ベース画像データが表す画像の解像度と等しくなるように前記ゲインマップを拡大することと、
前記ベース画像データ、前記ゲインマップ、または前記拡大したゲインマップから、縮小処理と拡大処理との組み合わせによって大きさまたは値が変化する領域を検出することと、
前記拡大したゲインマップを前記ベース画像データに適用し、前記拡大したゲインマップが適用された画像データを取得することと、
前記拡大したゲインマップが適用された画像データのうち、前記検出された領域に対応する領域に対してシャープネス処理を適用することと、
を有することを特徴とする画像処理方法。
【請求項10】
コンピュータに、請求項8または9に記載の画像処理方法の各工程を実行させるためのプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は画像処理装置および画像処理方法に関し、特に画像のダイナミックレンジ変換技術に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
例えばITU-R BT.709に準拠した輝度ダイナミックレンジ(SDR)より広い輝度ダイナミックレンジ(HDR)の画像に関するITU-R BT.2100規格が知られている。また、SDR画像またはHDR画像から表示装置の能力などに応じた適切なダイナミックレンジを有する画像を動的に生成するためのゲインマップが提案されている(非特許文献1)。ゲインマップは、画像を構成する各画素に適用する係数(ゲイン)のマップである。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
Eric Chan,”Gain Maps" Version 1.0 draft 15”,[online],2024年2月28日,[令和6年5月15日検索],インターネット <URL:https://helpx.adobe.com/content/dam/help/en/camera-raw/using/gain-map/jcr_content/root/content/flex/items/position/position-par/table/row-3u03dx0-column-4a63daf/download_section/download-1/Gain_Map_1_0d15.pdf>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ゲインマップは生成に用いられたSDR画像およびHDR画像の一方(ベース画像)とともにデータファイルに記録される。本来、ゲインマップの解像度(データ数)はベース画像の解像度(画素数)と等しい。しかし、データファイルサイズを削減するため、ゲインマップの解像度をベース画像の解像度より低くして記録する場合がある。
【0005】
ゲインマップは画像と同様のデータ形式を有するため、画像を縮小する方法で解像度を低下させることができる。縮小されたゲインマップは、ベース画像に適用する際、縮小前の解像度となるように拡大される。
【0006】
しかしながら、拡大されたゲインマップは、元のゲインマップと同一にはならない。これは、元のゲインマップをグレースケールの画像と見なした場合、縮小および拡大操作により、ゲインマップのコントラストが低下したり、輝度の高い細線や小領域が元の大きさより拡大されたりするからである。したがって、縮小されたゲインマップを単に元の解像度に拡大してベース画像に適用すると、縮小されないゲインマップを適用した場合と異なる表現になりうる。
【0007】
このような課題に鑑み、本発明はその一態様において、縮小されたゲインマップを適用した表現を改善することが可能な画像処理装置および画像処理方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明はその一態様において、同じ画像に基づくSDR画像データおよびHDR画像データの一方に適用することにより他方を生成可能なゲインマップと、SDR画像データおよびHDR画像データの一方であるベース画像データとを取得する取得手段と、ゲインマップの解像度がベース画像データが表す画像の解像度と等しくなるようにゲインマップを拡大する拡大手段と、拡大したゲインマップをベース画像データに適用し、拡大したゲインマップが適用された画像データを取得する適用手段と、ベース画像データ、取得手段が取得したゲインマップ、または拡大したゲインマップから、縮小処理と拡大処理との組み合わせによって大きさまたは値が変化する領域を検出する検出手段と、拡大したゲインマップ、または拡大したゲインマップが適用された画像データのうち、検出手段が検出した領域に対応する領域に対してシャープネス処理を適用する補正手段と、を有し、補正手段は、拡大したゲインマップにシャープネス処理を適用する場合には、拡大したゲインマップがベース画像データに適用される前にシャープネス処理を適用する、ことを特徴とする画像処理装置を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、縮小されたゲインマップを適用した表現を改善することが可能な画像処理装置および画像処理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係る撮像装置の構成例を示すブロック図
第1実施形態における画像処理部の機能構成例を示すブロック図
第1実施形態における画像処理部の動作例を示すフローチャート
縮小率とシャープネス処理の強度との関係例を示す図
第2実施形態における画像処理部の機能構成例を示すブロック図
第2実施形態における画像処理部の動作例を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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