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公開番号2025180968
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-11
出願番号2024088680
出願日2024-05-31
発明の名称飲料
出願人株式会社東洋新薬
代理人
主分類A23L 2/38 20210101AFI20251204BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】緑葉の乾燥粉末の分散安定性に優れた飲料を提供する。
【解決手段】緑葉の乾燥粉末と共に果実由来食物繊維を配合することにより、分散安定性に優れた飲料を提供することができる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
緑葉の乾燥粉末と、果実由来食物繊維を含有することを特徴とする、飲料。
続きを表示(約 50 文字)【請求項2】
前記果実が柑橘類の果実であることを特徴とする、請求項1に記載の飲料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、緑葉の乾燥粉末と果実由来食物繊維を含有する飲料に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
麦類、ケール、甘藷、桑、明日葉、ヨモギ、長命草及びクマザサ(以下、これらの植物を「青汁素材」と略す)の緑葉は、ビタミン類やミネラル類、食物繊維などの栄養成分を豊富に含んでおり、いわゆる青汁の原料として用いられている。これらの青汁素材には様々な生理活性があることが知られており、例えば、特許文献1には、ヨモギ抽出物が抗肥満作用を有することが記載されている。
【0003】
青汁は広く一般的に流通しており、剤形としては、主に容器詰飲料と粉末飲料の2つがある。容器詰飲料とはペットボトル等の容器に充填され液体の状態で流通する飲料のことであり、そのまま摂取することができる。一方、粉末飲料とは、粉末の状態で流通しており、摂取時に消費者が水や湯、牛乳、豆乳などの液体に混ぜることにより飲用される飲料のことである。容器詰飲料と粉末飲料のいずれにおいても、青汁素材の分散安定性を高めることは重要な課題である。飲用時に青汁素材が沈殿して底に張り付いてしまうと、栄養成分である青汁素材を飲み残してしまうことになるためである。また、特に、容器詰飲料の場合には、保管中に青汁素材が沈殿してしまうと、見た目が悪くなり消費者の購買意欲を削ぐことになりかねないといった問題もある。そのため、容器詰飲料と粉末飲料のいずれの剤形においても、分散安定性に優れた青汁の開発を求められている。
【0004】
ところで、飲料においては、固体物の分散を安定させるためにアルギン酸NaやカルボキシメチルセルロースNaなどの分散安定剤を配合することが一般的である。しかしながら、アルギン酸NaやカルボキシメチルセルロースNaは飲みやすさに悪影響を与える場合がある。したがって、別の方法によって、分散安定性に優れた青汁を開発することが望ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開昭61-040763公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、緑葉の乾燥粉末の分散安定性に優れた飲料の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、緑葉の乾燥粉末の分散安定性に優れた飲料を開発する過程において、果実由来食物繊維を配合することにより、緑葉の乾燥粉末の分散安定性に優れた飲料を得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明は、以下のとおりのものである。
[1]
緑葉の乾燥粉末と、果実由来食物繊維を含有することを特徴とする、飲料。
[2]
前記果実由来食物繊維が、柑橘由来食物繊維及びリンゴ由来食物繊維の中から選ばれる1以上であることを特徴とする、[1]に記載の飲料。
[3]
前記緑葉の乾燥粉末が緑葉の粉砕末であることを特徴とする、[1]又は[2]に記載の飲料。
[4]
前記緑葉が、麦類、ケール、茶、甘藷、桑、明日葉、ヨモギ、長命草及びクマザサの中から選ばれる1種以上の植物の緑葉であることを特徴とする、[1]~[3]のいずれか一項に記載の飲料。
[5]
前記緑葉が、大麦若葉、ケール及び茶の中から選ばれる1種以上であることを特徴とする、[1]~[4]のいずれか一項に記載の飲料。
[6]
前記緑葉の乾燥粉末の含有量が0.1重量%以上であることを特徴とする、[1]~[5]のいずれか一項に記載の飲料。
[7]
前記緑葉の乾燥粉末の含有量が3重量%以下であることを特徴とする、[1]~[6]のいずれか一項に記載の飲料。
[8]
前記果実由来食物繊維の含有量が0.1重量%以上であることを特徴とする、[1]~[7]のいずれか一項に記載の飲料。
[9]
前記果実由来食物繊維の含有量が1重量%以下であることを特徴とする、[1]~[8]のいずれか一項に記載の飲料。
[10]
前記緑葉の乾燥粉末1重量部に対して、前記果実由来食物繊維を0.03~3重量部含有することを特徴とする、[1]~[9]のいずれか一項に記載の飲料。
[11]
前記飲料が容器詰飲料であることを特徴とする[1]~[10]のいずれか一項に記載の飲料。
[12]
緑葉の乾燥粉末と、果実由来食物繊維を配合する工程を有することを特徴とする、飲料の製造方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、緑葉の乾燥粉末と共に果実由来食物繊維を配合することにより、分散安定性に優れた飲料を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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