特許ウォッチ

公開番号2025175175
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-28
出願番号2025159023,2023213443
出願日2025-09-25,2015-05-14
発明の名称美容組成物
出願人株式会社東洋新薬
代理人
主分類A61K 8/9767 20170101AFI20251120BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】美容効果の高い美容組成物を提供すること。
【解決手段】松樹皮抽出物と、松樹皮抽出物と、プロリン、アルギニン、バリン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、イソロイシン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、チロシン、グリシン及びアラニンから選ばれる少なくとも1種のアミノ酸を含有することを特徴とする美容組成物である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
松樹皮抽出物と、下記（ａ）及び（ｂ）からなる群より選ばれる少なくとも１種の成分とを有効成分として含有することを特徴とする経口組成物。
（ａ）大麦
（ｂ）還元麦芽糖、麦芽糖、ステアリン酸カルシウム、ショ糖脂肪酸エステル、アスパルテーム、還元パラチノース、及びトレハロースから選ばれる少なくとも１種の機能性添加剤
（ただし、下記（１）～（５）を除く
（１）松樹皮抽出物及び還元型コエンザイムＱ１０から選択される少なくとも１種を含有する、内服用の肌水分量増加剤。
（２）糖質を、ポリフェノールに対して、無水物換算重量で５倍量以上含有せしめたポリフェノール高含有水溶液
（３）ポリフェノールと、ポリフェノールに対して、無水物換算重量で５倍量以上の糖質との混合粉末
（４）麦若葉加工物と松樹皮抽出物と黒糖と水溶性食物繊維とを含有することを特徴とする、健康食品
（５）フラバノイド、ビタミンC、ビタミンE、およびナイアシンを含む組成物）

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、美容組成物に係り、詳しくは、松樹皮抽出物及び特定の他の成分を有効成分とする美容組成物に関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、しわ等の皮膚の老化を防ぐアンチエイジングに対する研究が盛んに行われており、コラーゲンやヒアルロン酸が注目されている。このコラーゲンやヒアルロン酸は、皮膚の真皮を構成する繊維芽細胞により産生されることが知られている。
【０００３】
このようなコラーゲンやヒアルロン酸の産生に注目した組成物として、例えば、β１，３Ｄグルカンを含有するβグルカンを有してなることを特徴とするコラーゲン生成促進剤（特許文献１参照）や、カルダモンの抽出物を含むコラーゲン産生促進用美容組成物（特許文献２参照）や、ハマミズナ科の植物体から抽出した抽出物を含有することを特徴とするヒアルロン酸産生促進用組成物（特許文献３参照）が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１５－７１５８８号公報
特開２０１５－４８３３８号公報
特開２０１３－１５５１４０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本発明の課題は、コラーゲンやヒアルロン酸の産生に寄与する繊維芽細胞を保護することにより、紫外線等による皮膚のダメージを低減して、皮膚を保護することが可能な美容組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明者らは、松樹皮抽出物の繊維芽細胞保護能について鋭意調査・研究したところ、松樹皮抽出物と特定の他の成分とを組み合わせることにより、高い繊維芽細胞保護効果が得られることを見いだし、本発明を完成するに至った。すなわち、松樹皮抽出物と、繊維芽細胞保護能がほとんどないか、その能力が小さい特定の他の成分を組み合わせることにより、繊維芽細胞保護能を相乗的に向上させることができることを見いだした。
【０００７】
すなわち、本発明は、松樹皮抽出物と、下記（ａ）～（ｅ）からなる群より選ばれる少なくとも１種の成分とを有効成分として含有することを特徴とする美容組成物に関する。
（ａ）アスパルテーム、麦芽糖、ショ糖脂肪酸エステル、トレハロース、還元パラチノース、還元麦芽糖、及びステアリン酸カルシウムから選ばれる少なくとも１種の機能性添加剤
（ｂ）大麦、甘藷、長命草、ヨモギ、葛、黒ショウガ、及び稲から選ばれる少なくとも１種の植物素材
（ｃ）アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、グリシン、イソロイシン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、トリプトファン、チロシン、及びバリンから選ばれる少なくとも１種のアミノ酸
（ｄ）ビタミンＡ、ビタミンＢ１、ビタミンＢ２、ビタミンＢ６、ビタミンＢ１２、ビタミンＣ、ビタミンＤ３、ビタミンＥ、パントテン酸ナトリウム、ナイアシン、葉酸、ビオチン、カルシウム、マンガン、亜鉛、銅、及びクロムから選ばれる少なくとも１種のビタミン・ミネラル類
（ｅ）ヒアルロン酸、プラセンタ、及びコラーゲンから選ばれる少なくとも１種の美容成分
【０００８】
本発明の美容組成物は、皮膚の保護作用を有し、皮膚保護に用いられる皮膚保護剤となり得る。
【０００９】
本発明の美容組成物は、松樹皮抽出物と（ａ）～（ｅ）からなる群より選ばれる少なくとも１種の成分とからなる有効成分を添加して得たものであってもよい。
【００１０】
また、本発明の美容組成物は、経口用であることが好ましく、錠剤、カプセル剤、粉末剤、顆粒剤、又は液剤であることが好ましい。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許