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公開番号2025179445
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-10
出願番号2024086196
出願日2024-05-28
発明の名称情報検索システム
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人ネクスト
主分類G06F 16/24 20190101AFI20251203BHJP(計算;計数)
要約【課題】精度の高い情報検索を行うことを可能にした情報検索システムを提供する。
【解決手段】ユーザに入力された検索単語に基づいて情報検索を行う場合において、過去に行われた情報検索において入力された検索単語の履歴を記憶し、ユーザによって検索単語が入力された場合に、今回入力された検索単語と過去に入力された検索単語とを比較し、今回入力された検索単語と過去に入力された検索単語との間で異なる単語が少なくとも一以上ある場合に、今回ユーザに入力された検索単語に過去に入力された検索単語を加えた複数の単語に基づいて情報検索を行うように構成する。
【選択図】図16
特許請求の範囲【請求項１】
ユーザに入力された検索単語に基づいて情報検索を行う情報検索手段と、
過去に行われた情報検索において入力された前記検索単語の履歴を記憶する検索単語記憶手段と、
ユーザによって前記検索単語が入力された場合に、今回入力された前記検索単語と過去に入力された検索単語とを比較する単語比較手段と、を有し、
前記検索単語として一又は複数の単語が入力可能であって、
前記情報検索手段は、
今回入力された前記検索単語と過去に入力された前記検索単語との間で異なる単語が少なくとも一以上ある場合に、今回ユーザに入力された前記検索単語に過去に入力された前記検索単語を加えた複数の単語に基づいて情報検索を行う情報検索システム。
続きを表示（約 540 文字）【請求項２】
前記情報検索手段は、
今回入力された前記検索単語と過去に入力された前記検索単語の間で共通する単語が少なくとも一以上あって、且つ今回入力された前記検索単語と過去に入力された前記検索単語との間で異なる単語が少なくとも一以上ある場合に、今回ユーザに入力された前記検索単語に過去に入力された前記検索単語を加えた複数の単語に基づいて情報検索を行う請求項１に記載の情報検索システム。
【請求項３】
前記情報検索手段は、今回入力された前記検索単語の内の最初に入力された単語と、過去に入力された前記検索単語の内の最初に入力された単語と、が共通する場合に、今回ユーザに入力された前記検索単語に過去に入力された前記検索単語を加えた複数の単語に基づいて情報検索を行う請求項２に記載の情報検索システム。
【請求項４】
前記情報検索手段は、今回ユーザに入力された前記検索単語に過去に入力された前記検索単語を加えた複数の単語に基づいて情報検索を行う場合に、今回ユーザに入力された前記検索単語の内、過去に入力された前記検索単語に含まれない単語について他の単語よりも重みづけを重くして情報検索を行う請求項１乃至請求項３のいずれかに記載の情報検索システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、入力された検索単語に基づく情報検索を行う情報検索システムに関する。
続きを表示（約 2,700 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、コンピュータネットワーク上やデータベース上に存在する膨大な情報に対する情報検索を行う場合には、ユーザが検索単語（検索ワード、検索フレーズともいう）を入力し、入力した検索単語に一致する情報をコンピュータネットワーク上やデータベース上から検索し出力することが行われる。しかしながら、検索単語に一致する情報の中にはユーザの検索意図と異なる情報も多数含まれていることが想定される。そこで、従来では情報源となるサイトの信頼性、アクセスの頻度、トレンド順等の条件を設けて情報検索を行うことが行われていた。例えば特開２０１９－１４９１４５号公報にはスポットのページへのアクセス数やコメント数に基づいて検索対象となるスポットの重みづけを行うことが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１９－１４９１４５号公報（段落０１１１）
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上記特許文献１では他ユーザからのアクセスの頻度の多いスポットが優先的に検索されることとなるが、必ずしもユーザの検索意図に一致するスポットがアクセスの頻度の多い（即ち人気のある）スポットとは限らない。サイトの信頼性やトレンド順を考慮して検索を行う場合においても同様のことがいえる。そして、ユーザは入力した検索単語に対して自身の検索意図に一致する情報を得られなかった場合に、検索単語を変えて再度検索を行うことが予想されるが、検索単語を変えたとしてもアクセスの頻度の多い情報が優先的に検索されることは変わらない。従って、情報検索を繰り返し行ってもユーザの検索意図に一致する情報を適切に検索することが難しい問題があった。
【０００５】
また、情報検索を行う場合において、検索対象をより絞り込む為に検索単語を複数入力可能とすることも行われている。そのような複数の検索単語を入力した結果、同じように自身の検索意図に一致する情報を得られず、検索単語を変更して再検索する場合には、全ての検索単語を新たに入力し直すのではなく、通常は最後に入力した検索単語を他の単語に変更したり、新たに検索単語を追加する等を行うと予想される。しかしながら、従来の一般的な情報検索の考え方では、基本的に先に入力された検索単語ほど検索の重要度を高く設定し、入力された順序が遅い検索単語程、重要度を低下させて検索を行う。従って、最後に入力した検索単語を他の単語に変更したり、新たに検索単語を追加して再度検索したとしても検索結果に大きな差は生じない。即ち、検索単語を複数入力したとしてもユーザの検索意図に一致する情報を適切に検索することは難しかった。
【０００６】
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、入力された検索単語に基づく情報検索を行う場合において、過去に入力された検索単語を用いた複数の単語での情報検索を行うことで、情報検索を繰り返し行うのに伴ってユーザの意図する情報へと検索結果を徐々に絞り込むことが可能となり、精度の高い情報検索を行うことを可能にした情報検索システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
前記目的を達成するため本発明に係る情報検索システムは、ユーザに入力された検索単語に基づいて情報検索を行う情報検索手段と、過去に行われた情報検索において入力された前記検索単語の履歴を記憶する検索単語記憶手段と、ユーザによって前記検索単語が入力された場合に、今回入力された前記検索単語と過去に入力された検索単語とを比較する単語比較手段と、を有し、前記検索単語として一又は複数の単語が入力可能であって、前記情報検索手段は、今回入力された前記検索単語と過去に入力された前記検索単語との間で異なる単語が少なくとも一以上ある場合に、今回ユーザに入力された前記検索単語に過去に入力された前記検索単語を加えた複数の単語に基づいて情報検索を行う。
【発明の効果】
【０００８】
前記構成を有する本発明に係る情報検索システムによれば、入力された検索単語に基づく情報検索を行う場合において、今回入力された検索単語に過去に入力された検索単語を加えた複数の単語での情報検索を行うことで、情報検索を繰り返し行うのに伴ってユーザの意図する情報へと検索結果を徐々に絞り込むことが可能となる。その結果、精度の高い情報検索を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本実施形態に係る情報検索システムを示した概略構成図である。
本実施形態に係る情報提供サーバの制御系を模式的に示すブロック図である。
投稿文情報ＤＢに格納される投稿文情報の一例を示した図である。
配信情報ＤＢに格納される情報の一例を示した図である。
検索設定単語ＤＢに格納される情報の一例を示した図である。
本実施形態に係る通信端末の制御系を模式的に示すブロック図である。
本実施形態に係る単語設定処理プログラムのフローチャートである。
共起ネットワークによる共起分析について示した図である。
本実施形態に係る情報提供処理プログラムのフローチャートである。
通信端末に表示される検索単語入力画面を示した図である。
通信端末に表示される検索結果画面を示した図である。
過去の検索履歴から検索単語が追加される場合を示した図である。
過去の検索履歴から検索単語が追加される場合を示した図である。
１回目の情報検索における検索単語に対する重みづけの例を示した図である。
２回目の情報検索における検索単語に対する重みづけの例を示した図である。
３回目の情報検索における検索単語に対する重みづけの例を示した図である。
検索単語との一致率を示すポイントの算出方法について説明した図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本発明に係る情報検索システムについて具体化した一実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係る情報検索システム１の概略構成について図１を用いて説明する。図１は本実施形態に係る情報検索システム１を示した概略構成図である。
（【００１１】以降は省略されています）

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