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公開番号
2025179348
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-10
出願番号
2024086041
出願日
2024-05-28
発明の名称
電磁波シールドケース、蓋体、ケース本体、および電磁波シールドケースの組立方法
出願人
NECネットワーク・センサ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H05K
9/00 20060101AFI20251203BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】電磁波が漏れることを抑制できる電磁波シールドケース、蓋体、ケース本体、および電磁波シールドケースの組立方法を提供する。
【解決手段】電磁波シールドケースは、収容空間、および開口を有し、少なくとも収容空間に臨む部分の表面が導電性材料からなる導電層で覆われたケース本体と、開口を閉塞するよう設けられて少なくとも収容空間に臨む部分の表面が導電性材料からなる導電層で覆われた蓋体と、ケース本体と蓋体とを接続する接続部と、ケース本体および蓋体のうちのいずれか一方と一体に形成され、他方に向けて突出し、表面が導電性材料からなる導電層で覆われて、ケース本体および蓋体のうちの他方の導電層に接触する突出片と、を備え、突出片は、開口の周縁に沿って間隔をあけて複数並べて設けられ、周縁方向で隣り合う突出片同士の間隔が、物品に対し遮断すべき電磁波の波長よりも小さい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
物品を収容可能な収容空間、および前記収容空間内に連通する開口を有し、少なくとも前記収容空間に臨む部分の表面が導電性材料からなる導電層で覆われたケース本体と、
前記開口を閉塞するよう設けられて少なくとも前記収容空間に臨む部分の表面が導電性材料からなる導電層で覆われた蓋体と、
前記ケース本体と前記蓋体とを接続する接続部と、
前記ケース本体および前記蓋体のうちのいずれか一方と一体に形成され、前記ケース本体と前記蓋体とが対向する対向方向において、前記ケース本体および前記蓋体のうちの他方に向けて突出し、表面が導電性材料からなる導電層で覆われて、前記ケース本体および前記蓋体のうちの他方の前記導電層に接触する突出片と、を備え、
前記突出片は、前記開口の周縁に沿って間隔をあけて複数並べて設けられ、隣り合う前記突出片同士の前記間隔が、前記物品に対し遮断すべき電磁波の波長よりも小さい、
電磁波シールドケース。
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【請求項2】
前記突出片は、前記ケース本体および前記蓋体のうちの他方の前記導電層の表面に接触し、前記ケース本体および前記蓋体のうちの他方に対して非係合状態で設けられている、
請求項1に記載の電磁波シールドケース。
【請求項3】
前記突出片は、前記ケース本体および前記蓋体のうちの他方の前記突出片に接触する部分の前記導電層の表面に交差する方向に弾性変形可能に設けられている、
請求項1又は2に記載の電磁波シールドケース。
【請求項4】
前記突出片は、前記対向方向において、前記ケース本体および前記蓋体のうちのいずれか一方から離間するに従って、前記ケース本体および前記蓋体のうちの他方の前記突出片に接触する部分の前記導電層の表面に交差する方向の厚さが漸次縮小するテーパ状に形成されている、
請求項1又は2に記載の電磁波シールドケース。
【請求項5】
前記ケース本体および前記蓋体のうちの他方は、前記突出片が接触する部分に、前記対向方向において、前記ケース本体および前記蓋体のうちのいずれか一方から離間するに従って、前記ケース本体および前記蓋体のうちの他方の前記突出片に接触する部分の前記導電層の表面に交差する方向において前記突出片に接近する側に傾斜した傾斜面を有する、
請求項1又は2に記載の電磁波シールドケース。
【請求項6】
前記突出片は、前記ケース本体および前記蓋体のうちの他方の前記突出片に接触する部分の前記導電層の表面に交差する方向から見て、矩形状に形成されている、
請求項1又は2に記載の電磁波シールドケース。
【請求項7】
前記接続部は、
前記蓋体に形成された挿通孔を通して挿入されるネジであり、
前記ケース本体は、前記ネジが締結されるネジ穴を有するネジ被接続部を有し、
前記ネジ被接続部に隣り合う前記突出片と、前記ネジ被接続部との隙間が、前記遮断すべき電磁波の波長よりも小さい、
請求項1又は2に記載の電磁波シールドケース。
【請求項8】
物品を収容可能な収容空間、および前記収容空間内に連通する開口を有したケース本体の前記開口を閉塞するように設けられる蓋体であって、
前記ケース本体と前記蓋体とが対向する対向方向において、前記ケース本体側に向けて突出し、表面が導電性材料からなる導電層で覆われて、前記ケース本体の導電層に接触する突出片を備え、
前記突出片は、前記開口の周縁に沿って間隔をあけて複数並べて設けられ、隣り合う前記突出片同士の前記間隔が、物品に対し遮断すべき電磁波の波長よりも小さい、
蓋体。
【請求項9】
物品を収容可能な収容空間、および前記収容空間内に連通する開口を有し、少なくとも前記収容空間に臨む部分の表面が導電性材料からなる導電層で覆われたケース本体であって、
前記開口を閉塞するよう設けられて少なくとも前記収容空間に臨む部分の表面が導電性材料からなる導電層で覆われた蓋体と、前記ケース本体と、が対向する対向方向において、前記蓋体側に向けて突出し、表面が導電性材料からなる導電層で覆われて、前記蓋体の前記導電層に接触する突出片を備え、
前記突出片は、前記開口の周縁に沿って間隔をあけて複数並べて設けられ、隣り合う前記突出片同士の前記間隔が、前記物品に対し遮断すべき電磁波の波長よりも小さい、
ケース本体。
【請求項10】
物品を収容可能な収容空間、および前記収容空間内に連通する開口を有し、少なくとも前記収容空間に臨む部分の表面が導電性材料からなる導電層で覆われたケース本体に対し、少なくとも前記収容空間に臨む部分の表面が導電性材料からなる導電層で覆われた蓋体を、前記開口を閉塞するよう配置する工程と、
前記ケース本体と前記蓋体とを接続する工程と、を含み、
前記蓋体を、前記開口を閉塞するよう配置する工程では、前記ケース本体および前記蓋体のうちのいずれか一方と一体に、前記開口の周縁に沿って、前記物品に対し遮断すべき電磁波の波長よりも小さい間隔をあけて複数並べて設けられ、前記ケース本体と前記蓋体とが対向する対向方向において、前記ケース本体および前記蓋体のうちの他方に向けて突出し、表面が導電性材料からなる導電層で覆われた突出片を、前記ケース本体および前記蓋体のうちの他方の前記導電層に接触させる、
電磁波シールドケースの組立方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電磁波シールドケース、蓋体、ケース本体、および電磁波シールドケースの組立方法に関する。
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【背景技術】
【0002】
外部との電磁干渉を抑制するため、物品を収容するケースに金属を用いることが知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、電磁誘導障害抑制のため、少なくとも内面側の表面をメタライズ層としたケース本体と、少なくとも内面側の表面をメタライズ層とした蓋体と、ケース本体と蓋体との周囲のメタライズ層を接触させるようケース本体と蓋体とを結合させる係止爪と、を備える構成が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平8-248277号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載された構成においては、ケース本体と蓋体との間に隙間が生じた場合、この隙間を通して電磁波が漏れることがある。
【0006】
本開示の目的は、上述の課題を解決する電磁波シールドケース、蓋体、ケース本体、および電磁波シールドケースの組立方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る電磁波シールドケースは、物品を収容可能な収容空間、および前記収容空間内に連通する開口を有し、少なくとも前記収容空間に臨む部分の表面が導電性材料からなる導電層で覆われたケース本体と、前記開口を閉塞するよう設けられて少なくとも前記収容空間に臨む部分の表面が導電性材料からなる導電層で覆われた蓋体と、前記ケース本体と前記蓋体とを接続する接続部と、前記ケース本体および前記蓋体のうちのいずれか一方と一体に形成され、前記ケース本体と前記蓋体とが対向する対向方向において、前記ケース本体および前記蓋体のうちの他方に向けて突出し、表面が導電性材料からなる導電層で覆われて、前記ケース本体および前記蓋体のうちの他方の前記導電層に接触する突出片と、を備え、前記突出片は、前記開口の周縁に沿って間隔をあけて複数並べて設けられ、隣り合う前記突出片同士の前記間隔が、前記物品に対し遮断すべき電磁波の波長よりも小さい。
【0008】
本開示の一態様に係る蓋体は、物品を収容可能な収容空間、および前記収容空間内に連通する開口を有したケース本体の前記開口を閉塞するように設けられる蓋体であって、前記ケース本体と前記蓋体とが対向する対向方向において、前記ケース本体側に向けて突出し、表面が導電性材料からなる導電層で覆われて、前記ケース本体の導電層に接触する突出片を備え、前記突出片は、前記開口の周縁に沿って間隔をあけて複数並べて設けられ、隣り合う前記突出片同士の前記間隔が、前記物品に対し遮断すべき電磁波の波長よりも小さい。
【0009】
本開示の一態様に係るケース本体は、物品を収容可能な収容空間、および前記収容空間内に連通する開口を有し、少なくとも前記収容空間に臨む部分の表面が導電性材料からなる導電層で覆われたケース本体であって、前記開口を閉塞するよう設けられて少なくとも前記収容空間に臨む部分の表面が導電性材料からなる導電層で覆われた蓋体と、前記ケース本体と、が対向する対向方向において、前記蓋体側に向けて突出し、表面が導電性材料からなる導電層で覆われて、前記蓋体の前記導電層に接触する突出片を備え、前記突出片は、前記開口の周縁に沿って間隔をあけて複数並べて設けられ、隣り合う前記突出片同士の前記間隔が、前記物品に対し遮断すべき電磁波の波長よりも小さい。
【0010】
本開示の一態様に係る電磁波シールドケースの組立方法は、物品を収容可能な収容空間、および前記収容空間内に連通する開口を有し、少なくとも前記収容空間に臨む部分の表面が導電性材料からなる導電層で覆われたケース本体に対し、少なくとも前記収容空間に臨む部分の表面が導電性材料からなる導電層で覆われた蓋体を、前記開口を閉塞するよう配置する工程と、前記ケース本体と前記蓋体とを接続する工程と、を含み、前記蓋体を、前記開口を閉塞するよう配置する工程では、前記ケース本体および前記蓋体のうちのいずれか一方と一体に、前記開口の周縁に沿って、前記物品に対し遮断すべき電磁波の波長よりも小さい間隔をあけて複数並べて設けられ、前記ケース本体と前記蓋体とが対向する対向方向において、前記ケース本体および前記蓋体のうちの他方に向けて突出し、表面が導電性材料からなる導電層で覆われた突出片を、前記ケース本体および前記蓋体のうちの他方の前記導電層に接触させる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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