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公開番号
2025178368
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-05
出願番号
2025159092,2024135163
出願日
2025-09-25,2019-02-28
発明の名称
情報処理装置
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
個人
主分類
H04N
1/00 20060101AFI20251128BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】媒体から読み取られる識別情報に対して、機能に関する設定情報と認証情報とを対応づけて記憶部に記憶させる処理を柔軟に行うことを可能とする、情報処理装置、システム、情報処理方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】ショートカット登録される各種の設定に係る設定情報は、ICカード5のカード番号およびショートカット名と対応づけて、不揮発性メモリ22に記憶される。不揮発性メモリ22に設定情報がカード番号およびショートカット名と対応づけて記憶されている状態において、そのカード番号とユーザ名およびパスワードとを対応づけて不揮発性メモリ22に記憶させる指示があると、カード番号がユーザ名およびパスワードと対応づけられて不揮発性メモリ22に記憶される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
読取部と、
機能実行部と、
記憶部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記読取部に媒体から識別情報を読み取らせる読取処理と、
前記機能実行部が実行する機能に関する設定情報の登録指示を受け付けた場合、前記設定情報と前記読取部が読み取った前記識別情報とを対応付けて前記記憶部に記憶させる第1記憶処理と、
ログインのための認証情報の登録指示を受け付けた場合、前記認証情報と前記設定情報と対応付けて前記記憶部に記憶されている前記識別情報とを対応付けて前記記憶部に記憶させる第2記憶処理と、を実行する、
ことを特徴とする、情報処理装置。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記制御部は、
前記記憶部に前記設定情報と前記識別情報とが対応付けて記憶され、且つ、前記記憶部に前記認証情報と前記識別情報とが対応付けて記憶された状態において、前記認証情報の登録解除指示を受け付けた場合、前記設定情報と前記識別情報との対応付けを解除せずに、前記認証情報と前記識別情報との対応付けを解除する解除処理を実行する、
ことを特徴とする、情報処理装置。
【請求項3】
請求項2に記載の情報処理装置であって、
前記記憶部に前記識別情報と対応付けて記憶されている前記設定情報が、前記認証情報と前記識別情報との対応付けを解除した状態に対して有効であるか否かを判断する第1判断処理と、
前記第1判断処理において否定判断した場合、前記解除処理の実行を制限する第1制限処理と、を実行する、
ことを特徴とする、情報処理装置。
【請求項4】
請求項2に記載の情報処理装置であって、
前記記憶部に前記識別情報と対応付けて記憶されている前記設定情報が、前記認証情報と前記識別情報との対応付けを解除した状態に対して有効であるか否かを判断する第1判断処理と、
前記第1判断処理において否定判断した場合、前記認証情報と前記識別情報との対応付けを解除すると前記設定情報が無効になることを報知する第1報知処理と、を実行する、
ことを特徴とする、情報処理装置。
【請求項5】
請求項1~4の何れか一項に記載の情報処理装置であって、
ユーザインタフェースを更に備え、
前記制御部は、
前記第2記憶処理において、前記ユーザインタフェースから前記認証情報を受け付けてログイン状態にあるとき、前記認証情報の登録指示を受け付けた場合、前記ユーザインタフェースから受け付けた前記認証情報と前記識別情報とを対応付けて前記記憶部に記憶させる、
ことを特徴とする、情報処理装置。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか一項に記載の情報処理装置であって、
前記制御部は、
前記認証情報と前記識別情報とが前記記憶部に対応付けて記憶されているか否かを判断する第2判断処理と、
前記第2判断処理において肯定判断した場合、前記記憶部に記憶されている前記認証情報とは異なる前記認証情報と前記記憶部に記憶されている前記識別情報とを対応付けて記憶させることを制限する第2制限処理と、を実行する、
ことを特徴とする、情報処理装置。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項に記載の情報処理装置であって、
前記機能実行部は、原稿から画像を読取るスキャンエンジンを含み、
前記設定情報は、スキャンエンジンによって読み取る画像の解像度、レイアウト、拡縮条件、集約条件、カラー/モノクロ条件、ファイル形式及び出力先の少なくとも一つを指定する情報を含む、
ことを特徴とする、情報処理装置。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか一項に記載の情報処理装置であって、
前記機能実行部は、シートに画像を形成する画像形成エンジンを含み、
前記設定情報は、画像形成エンジンによって形成する画像の解像度、レイアウト、拡縮条件、集約条件、カラー/モノクロ条件及び部数の少なくとも一つを指定する情報を含む、
ことを特徴とする、情報処理装置。
【請求項9】
外部の媒体から識別情報を読み取る読取部と、
記憶部と、
制御部と、
機能実行部を備える情報処理装置と、を備える、システムであって、
前記制御部は、
前記読取部に前記媒体から前記識別情報を読み取らせる読取処理と、
前記機能実行部が実行する機能に関する設定情報の登録指示を受け付けた場合、前記設定情報と前記読取部が読み取った前記識別情報とを対応付けて前記記憶部に記憶させる第1記憶処理と、
ログインのための認証情報の登録指示を受け付けた場合、前記認証情報と前記記憶部に前記設定情報と対応付けて記憶されている前記識別情報とを対応付けて前記記憶部に記憶させる第2記憶処理と、を実行する、
ことを特徴とする、システム。
【請求項10】
読取部と、
機能実行部と、
記憶部と、を備える情報処理装置における情報処理方法であって、
前記読取部に媒体から識別情報を読み取らせる読取処理と、
前記機能実行部が実行する機能に関する設定情報の登録指示を受け付けた場合、前記設定情報と前記読取部が読み取った前記識別情報とを対応付けて前記記憶部に記憶させる第1記憶処理と、
ログインのための認証情報の登録指示を受け付けた場合、前記認証情報と前記設定情報と対応付けて前記記憶部に記憶されている前記識別情報とを対応付けて前記記憶部に記憶させる第2記憶処理と、を含む、
ことを特徴とする、情報処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置などの情報処理装置、システム、情報処理装置で実行される情報処理方法、情報処理装置のコンピュータにインストールされるプログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、スキャナやプリンタ、複合機(MFP:Multi-Function Peripheral)などの画像処理装置には、ショートカット機能を有するものがある。ショートカット機能を有する画像処理装置では、スキャンなどの各種機能に関する設定が予め登録されて、機能の実行に際してその登録されている設定が呼び出される。
【0003】
この設定の呼び出しに識別情報が記憶されたカードを媒体として用いる技術が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。その技術では、機能に関する設定が識別情報と対応づけて登録、つまり画像処理装置のメモリに記憶されており、画像処理装置に備えられたカードリーダによりカードから識別情報が読み取られると、識別情報に対応づけられた設定が呼び出され、その設定に従って機能が実行される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-10059号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、カードリーダを備える画像処理装置には、カードリーダによりカードから識別情報が読み取られると、識別情報に対応する認証情報が登録されている場合、ユーザに付与された権限の範囲内で機能の実行を許可するものがある。
【0006】
本発明の目的は、媒体から読み取られる識別情報に対して、機能に関する設定情報と認証情報とを対応づけて記憶部に記憶させる処理を柔軟に行うことを可能とする、情報処理装置、システム、情報処理方法およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記の目的を達成するため、本発明の一の局面に係る情報処理装置は、読取部と、機能実行部と、記憶部と、制御部と、を備え、制御部は、前記読取部に前記媒体から前記識別情報を読み取らせる読取処理と、前記機能実行部が実行する機能に関する設定情報の登録指示を受け付けた場合、前記設定情報と前記読取部が読み取った前記識別情報とを対応付けて前記記憶部に記憶させる第1記憶処理と、ログインのための認証情報の登録指示を受け付けた場合、前記認証情報と前記設定情報と対応付けて前記記憶部に記憶されている前記識別情報とを対応付けて前記記憶部に記憶させる第2記憶処理と、を実行する、ことを特徴とする。
【0008】
この構成によれば、記憶部に設定情報と識別情報とが対応付けて記憶されている状態において、更に、認証情報と識別情報とを対応付けて記憶させることができる。すなわち、柔軟に各情報を識別情報と対応付けて記憶させることができる。
【0009】
なお、本発明は、情報処理装置の形態で実現できるだけでなく、たとえば、情報処理装置を含むシステム、情報処理装置における情報処理方法及び情報処理装置のコンピュータにインストールされるプログラムの形態で実現することもできる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、媒体から読み取られる識別情報に対して、機能に関する設定情報と認証情報とを対応づけて記憶部に記憶させる処理を柔軟に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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