特許ウォッチ

公開番号2025177934
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2024085099
出願日2024-05-24
発明の名称ラサギリンメシル酸塩含有製剤
出願人沢井製薬株式会社
代理人弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
主分類A61K 31/136 20060101AFI20251128BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明の一実施形態は、ラサギリンの溶出の遅延を抑制したラサギリンメシル酸塩含有製剤を提供する。
【解決手段】本発明の一実施形態によると、ラサギリンメシル酸塩と、ステアリン酸の含量が60.0%以上である医薬的に許容される滑沢剤と、を含む、ラサギリンメシル酸塩含有製剤が提供される。前記滑沢剤として、ステアリン酸70及びステアリン酸95からなる群から選択される1以上の滑沢剤を含んでもよい。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
ラサギリンメシル酸塩と、ステアリン酸の含量が６０．０％以上である医薬的に許容される滑沢剤を含む、ラサギリンメシル酸塩含有製剤。
続きを表示（約 89 文字）【請求項２】
前記滑沢剤として、ステアリン酸７０及びステアリン酸９５からなる群から選択される１以上の滑沢剤を含む、請求項１に記載のラサギリンメシル酸塩含有製剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明の一実施形態は、ラサギリンの溶出の遅延を抑制したラサギリンメシル酸塩含有製剤に関する。
続きを表示（約 920 文字）【背景技術】
【０００２】
ラサギリン（Ｒ（＋）－Ｎ－プロパルギル－１－アミノインダン）は、ＭＡＯ－Ｂの選択的阻害剤であり、パーキンソン病の治療に用いられている（例えば、特許文献１）。製剤中には、ラサギリンとして、ラサギリンメシル酸塩が含まれている。
【０００３】
本願出願時に市販されているラサギリンメシル酸塩含有製剤は、４０℃、相対湿度７５％（７５％ＲＨ）、遮光条件下で保存すると、経時的に溶出性が低下することが非特許文献１に記載されている。
【０００４】
ラサギリン含有製剤の崩壊性を改善するために、例えば、特許文献２には、薬効成分であるラサギリンまたはその塩、並びにフマル酸ステアリルナトリウムおよびステアリン酸マグネシウムから選択される１以上の滑沢剤を含有するラサギリン含有製剤が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特許第５７３８５０９号公報
特開２０２４－０３７１４９号公報
【非特許文献】
【０００６】
アジレクト（登録商標）錠医薬品インタビューフォーム２０２２年９月改訂（第９版）
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
本発明の一実施形態は、ラサギリンの溶出の遅延を抑制したラサギリンメシル酸塩含有製剤を提供することを目的の１つとする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明の一実施形態に係るラサギリンメシル酸塩含有製剤は、ラサギリンメシル酸塩と、ステアリン酸の含量が６０．０％以上である医薬的に許容される滑沢剤と、を含む。
【０００９】
滑沢剤として、ステアリン酸７０及びステアリン酸９５からなる群から選択される１以上の滑沢剤を含んでもよい。
【発明の効果】
【００１０】
本発明の一実施形態によると、ラサギリンの溶出の遅延を抑制したラサギリンメシル酸塩含有製剤が提供される。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許