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公開番号
2025177635
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-05
出願番号
2024084658
出願日
2024-05-24
発明の名称
入札曲線予測装置、入札曲線予測方法、及びプログラム
出願人
三菱電機株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G06Q
50/06 20240101AFI20251128BHJP(計算;計数)
要約
【課題】将来の入札曲線を精度よく予測する。
【解決手段】電力市場に入札する各発電設備の運転状態情報を取得する取得部と、入札価格と入札量の関係を表す入札曲線と前記運転状態情報との関係に基づいて、発電設備ごとの入札価格と入札量である入札情報を推定する推定部と、前記推定部によって推定された前記入札情報に基づいて、前記入札曲線を補正する補正部と、前記補正部によって補正された前記入札曲線を用いて、予測対象日における前記入札曲線を予測する予測部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
電力市場に入札する各発電設備の運転状態情報を取得する取得部と、
入札価格と入札量の関係を表す入札曲線と前記運転状態情報との関係に基づいて、発電設備ごとの入札価格と入札量である入札情報を推定する推定部と、
前記推定部によって推定された前記入札情報に基づいて、前記入札曲線を補正する補正部と、
前記補正部によって補正された前記入札曲線を用いて、予測対象日における前記入札曲線を予測する予測部と、
を備える入札曲線予測装置。
続きを表示(約 2,600 文字)
【請求項2】
前記補正部は、過去の前記入札曲線に対応する前記運転状態情報と前記推定部によって推定された前記入札情報とに基づいて、過去の前記入札曲線を、各発電設備が代表的な稼働状態にある基準状態の前記入札曲線である基準入札曲線となるように補正する第1補正処理を行い、
前記予測部は、前記補正部によって前記第1補正処理が行われた過去の前記入札曲線を用いて、予測対象日における前記基準状態の前記入札曲線を予測し、
前記補正部は、予測対象日に対応する前記運転状態情報と前記入札情報とに基づいて、前記予測部によって予測された前記入札曲線を補正する第2補正処理を行い、
前記予測部は、前記補正部によって前記第2補正処理が行われた前記入札曲線を予測対象日における前記入札曲線として予測する、
請求項1に記載の入札曲線予測装置。
【請求項3】
前記予測部は、学習済モデルを用いて予測対象日における前記基準状態の前記入札曲線を予測し、
前記学習済モデルは、前記基準状態と、前記補正部によって前記第1補正処理が行われることによって前記基準状態に補正された前記入札曲線との対応関係を学習することによって、前記基準状態から前記基準状態における前記入札曲線を予測するように訓練されたモデルである、
請求項2に記載の入札曲線予測装置。
【請求項4】
前記入札情報は、入札量に対して、一定値を示す入札価格が設定された情報であり、
前記補正部は、
前記入札曲線として売入札曲線を補正し、
補正前の前記入札曲線における補正対象の発電設備における入札価格に対応する点を補正開始点とし、
補正前の前記入札曲線における前記補正開始点より入札量が大きい領域を、入札量が大きくなる方向に、補正対象の発電設備における入札量に相当する量シフトさせ、
前記補正開始点から、シフトさせた領域における前記補正開始点の側にある端である補正完了点まで前記入札曲線を伸長させることによって、補正対象の発電設備における前記入札情報を追加する補正を行う、
請求項1に記載の入札曲線予測装置。
【請求項5】
前記入札情報は、入札量に対して、一定の幅を有する入札価格が設定された情報であり、
前記補正部は、
前記入札曲線として売入札曲線を補正し、
補正前の前記入札曲線における補正対象の発電設備における入札価格の最低価格に対応する点を補正開始点とし、
補正前の前記入札曲線における前記補正開始点より入札量が大きい領域を、入札量が大きくなる方向に、補正対象の発電設備における入札量に相当する量シフトさせると共に、入札価格が大きくなる方向に補正対象の発電設備における入札価格の差分に相当する量シフトさせ、
前記補正開始点から、シフトさせた領域における前記補正開始点の側にある端である補正完了点まで前記入札曲線を伸長させることによって、補正対象の発電設備における前記入札情報を追加する補正を行う、
請求項1に記載の入札曲線予測装置。
【請求項6】
前記入札情報は、入札量に対して、一定値を示す入札価格が設定された情報であり、
前記補正部は、
前記入札曲線として売入札曲線を補正し、
補正前の前記入札曲線における補正対象の発電設備における入札価格に対応する点を補正開始点とし、
補正前の前記入札曲線における前記補正開始点より、補正対象の発電設備における入札量だけ入札量を大きくした点を補正完了点とし、
補正前の前記入札曲線において前記補正完了点より入札量が大きい領域を、入札量が小さくなる方向に、補正対象の発電設備における入札量分シフトさせ、
前記補正開始点から前記補正完了点までの前記入札曲線を縮小させることによって、補正対象の発電設備における前記入札情報を削除する補正を行う、
請求項1に記載の入札曲線予測装置。
【請求項7】
前記入札情報は、入札量に対して、一定の幅を有する入札価格が設定された情報であり、
前記補正部は、
前記入札曲線として売入札曲線を補正し、
補正前の前記入札曲線における補正対象の発電設備における入札価格の最低価格に対応する点を補正開始点とし、
補正前の前記入札曲線における前記補正開始点より、補正対象の発電設備における入札量だけ入札量を大きくした点を補正完了点とし、
補正前の前記入札曲線において前記補正完了点より入札量が大きい領域を、入札量が小さくなる方向に、補正対象の発電設備における入札量分シフトさせると共に、入札価格が小さくなる方向に補正対象の発電設備における入札価格の差分に相当する量シフトさせ、
前記補正開始点から前記補正完了点までの前記入札曲線を縮小させることによって、補正対象の発電設備における前記入札情報を削除する補正を行う、
請求項1に記載の入札曲線予測装置。
【請求項8】
コンピュータである入札曲線予測装置が行う入札曲線予測方法であって、
取得部が、電力市場に入札する各発電設備の運転状態情報を取得し、
推定部が、入札価格と入札量の関係を表す入札曲線と前記運転状態情報との関係に基づいて、発電設備ごとの入札価格と入札量である入札情報を推定し、
補正部が、前記推定部によって推定された前記入札情報に基づいて、前記入札曲線を補正し、
予測部が、前記補正部によって補正された前記入札曲線を用いて、予測対象日における前記入札曲線を予測する、
入札曲線予測方法。
【請求項9】
コンピュータである入札曲線予測装置に、
電力市場に入札する各発電設備の運転状態情報を取得させ、
入札価格と入札量の関係を表す入札曲線と前記運転状態情報との関係に基づいて、発電設備ごとの入札価格と入札量である入札情報を推定させ、
前記推定された前記入札情報に基づいて、前記入札曲線を補正させ、
前記補正された前記入札曲線を用いて、予測対象日における前記入札曲線を予測させる、
プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、入札曲線予測装置、入札曲線予測方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
電力自由化の推進に伴い、電気事業者は、卸電力取引所での電力取引により電力調達が可能になった。こうした電力取引の市場としての卸電力取引市場(JEPX)には、翌日受渡される電気を取引する一日前市場(スポット市場)がある。スポット市場では、1日を30分単位に区切った48商品を48コマとして、コマ毎の売り札および買い札の価格と量とが入札される。スポット市場における約定方式としてブラインド・シングルプライスオークションが採用されている。ブラインド・シングルプライスオークションでは、売入札曲線と買入札曲線とが交わる均衡点をコンピュータが計算して約定価格が決定されている。現在、JEPXのホームページでは入札曲線の実績が公開されており、過去の電力取引における取引実績を把握することが可能である。一方、約定価格が決定する前の入札動向は非公開であり、入札者は入札対象日における入札曲線の実態を把握することができない。このため入札による調達計画や入札戦略を検討する際には将来の入札曲線を予測する必要がある。
【0003】
ところで、入札曲線は、入札された電力量である入札量を、入札価格が安い順または高い順に積み上げることで形成される。このため、例えば特定の発電機が点検作業や事故等で停止している場合には、当該発電機に対応する売入札が欠落することで、売入札曲線の形状が変化する。あるいは、同状況において、当該発電機によって賄われていた自家消費分を市場から調達するために、自家消費分に対応する買入札が発生することで、買入札曲線の形状が変化する。従って、将来の入札曲線を予測する際には、過去の入札曲線の実績を参照するだけでは不十分であり、発電機の運転状態を反映した入札曲線の補正を行うことが必要となる。特許文献1には、太陽光発電などの変動電源による発電量の変動を考慮して入札曲線を補正する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-041024号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術においては、市場への入札として、変動電源による発電量の全量が、最低入札価格、例えば0.01円/kWhで入札されると仮定している。変動電源の性質として、水力、火力、および原子力などを用いた従来の発電設備による発電電力より優先して約定させる必要があると考えられているためである。つまり、変動電源のような一律の価格で入札されるとみなせる電力に対し、発電設備によって入札価格が異なる従来の発電設備のそれぞれの運転状態に応じた入札曲線の補正には従来技術を適用することができない。このため、将来の入札曲線を精度よく予測することが難しいという課題があった。
【0006】
本開示は、このような事情に鑑みてなされたもので、将来の入札曲線を精度よく予測することができる入札曲線予測装置、入札曲線予測方法、及びプログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本開示の一態様は、電力市場に入札する各発電設備の運転状態情報を取得する取得部と、入札価格と入札量の関係を表す入札曲線と前記運転状態情報との関係に基づいて、発電設備ごとの入札価格と入札量である入札情報を推定する推定部と、前記推定部によって推定された前記入札情報に基づいて、前記入札曲線を補正する補正部と、前記補正部によって補正された前記入札曲線を用いて、予測対象日における前記入札曲線を予測する予測部と、を備える入札曲線予測装置である。
【0008】
また、本開示の他の一態様は、コンピュータである入札曲線予測装置が行う入札曲線予測方法であって、取得部が、電力市場に入札する各発電設備の運転状態情報を取得し、推定部が、入札価格と入札量の関係を表す入札曲線と前記運転状態情報との関係に基づいて、発電設備ごとの入札価格と入札量である入札情報を推定し、補正部が、前記推定部によって推定された前記入札情報に基づいて、前記入札曲線を補正し、予測部が、前記補正部によって補正された前記入札曲線を用いて、予測対象日における前記入札曲線を予測する、入札曲線予測方法である。
【0009】
また、本開示の他の一態様は、コンピュータである入札曲線予測装置に、電力市場に入札する各発電設備の運転状態情報を取得させ、入札価格と入札量の関係を表す入札曲線と前記運転状態情報との関係に基づいて、発電設備ごとの入札価格と入札量である入札情報を推定させ、前記推定された前記入札情報に基づいて、前記入札曲線を補正させ、前記補正された前記入札曲線を用いて、予測対象日における前記入札曲線を予測させる、プログラムである。
【発明の効果】
【0010】
この開示によれば、将来の入札曲線を精度よく予測することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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