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公開番号2025177509
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2024084416
出願日2024-05-23
発明の名称画像形成装置、調整方法および調整プログラム
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人個人
主分類H04N 1/00 20060101AFI20251128BHJP(電気通信技術)
要約【課題】画像形成装置の生産性の低下を抑制すること。
【解決手段】画像形成装置は、第1読取部と、第1読取部と異なる第2読取部と、第1読取部の出力値に基づいて第1読取部の出力値を調整する第1シェーディング処理を実行する第1調整部123と、第2読取部の出力値に基づいて第2読取部の出力値を調整する第2シェーディング処理を実行する第2調整部129と、第1シェーディング処理が開始される第1条件および第2シェーディング処理が開始される第2条件に基づいて、第1シェーディング処理および第2シェーディング処理それぞれが実行されるタイミングを決定する決定部125と、を備える。
【選択図】図9

特許請求の範囲【請求項１】
第１読取部と、
前記第１読取部と異なる第２読取部と、
前記第１読取部の出力値に基づいて前記第１読取部の出力値を調整する第１調整処理を実行する第１調整部と、
前記第２読取部の出力値に基づいて前記第２読取部の出力値を調整する第２調整処理を実行する第２調整部と、
前記第１調整処理が開始される第１条件および前記第２調整処理が開始される第２条件に基づいて、前記第１調整処理および前記第２調整処理それぞれが実行されるタイミングを決定する決定部と、を備えた画像形成装置。
続きを表示（約 1,300 文字）【請求項２】
前記第１条件および前記第２条件は、前記第１調整処理が実行される第１間隔および前記第２調整処理が実行される第２間隔を、それぞれ含み、
前記決定部は、前記第１間隔および前記第２間隔の一方に基づいて他方を変更する、請求項１に記載の画像形成装置。
【請求項３】
前記決定部は、前記一方が前記他方の整数倍または前記他方が前記一方の整数倍になるように前記他方を変更する、請求項２に記載の画像形成装置。
【請求項４】
前記一方は、前記他方よりも長い、請求項２または３に記載の画像形成装置。
【請求項５】
前記一方は、前記第１調整処理が実行される第１時間が前記第２調整処理が実行される第２時間より長い場合は前記第１間隔であり、前記第１時間が前記第２時間より短い場合は前記第２間隔である、請求項２または３に記載の画像形成装置。
【請求項６】
前記決定部は、前記一方が実行されている間に前記他方が実行されるように前記他方が実行されるタイミングを決定する、請求項５に記載の画像形成装置。
【請求項７】
記録媒体に画像を形成する画像形成部を、さらに備え、
前記第１読取部は、前記画像形成部により画像が形成される前の記録媒体を読み取り、
前記第２読取部は、前記画像形成部により画像が形成された記録媒体を読み取る、請求項１～３のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項８】
前記第１読取部の出力値に基づいて、記録媒体の特性に関する情報を決定する特性決定部を、さらに備えた請求項１～３のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項９】
画像形成装置で実行される調整方法であって、
前記画像形成装置は、第１読取部と、
前記第１読取部と異なる第２読取部と、を備え、
前記第１読取部の出力値に基づいて前記第１読取部の出力値を調整する第１調整処理を実行する第１調整ステップと、
前記第２読取部の出力値に基づいて前記第２読取部の出力値を調整する第２調整処理を実行する第２調整ステップと、
前記第１調整処理が開始される第１条件および前記第２調整処理が開始される第２条件に基づいて、前記第１調整処理および前記第２調整処理それぞれが実行されるタイミングを決定する決定ステップと、を前記画像形成装置に実行させる調整方法。
【請求項１０】
画像形成装置を制御するコンピューターで実行される調整プログラムであって、
前記画像形成装置は、第１読取部と、
前記第１読取部と異なる第２読取部と、を備え、
前記第１読取部の出力値に基づいて前記第１読取部の出力値を調整する第１調整処理を実行する第１調整ステップと、
前記第２読取部の出力値に基づいて前記第２読取部の出力値を調整する第２調整処理を実行する第２調整ステップと、
前記第１調整処理が開始される第１条件および前記第２調整処理が開始される第２条件に基づいて、前記第１調整処理および前記第２調整処理それぞれが実行されるタイミングを決定する決定ステップと、を前記コンピューターに実行させる調整プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
この発明は、画像形成装置、調整方法および調整プログラムに関し、特に、記録媒体を読み取る複数の読み取り装置を備えた画像形成装置、その画像形成装置で実行される調整方法およびその調整方法をコンピューターに実行させる調整プログラムに関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
画像形成装置は、記録媒体を光学的に読み取る読取装置を備える場合がある。例えば、特開２００１―１７７７２５号公報には、複数の読取装置にテストパターンを読み取らせ、複数の読取装置の出力に基づいて画像形成条件を補正することによってキャリブレーションする画像形成装置が記載されている。
【０００３】
特開２００１―１７７７２５号公報に記載の画像形成装置は、読取装置で読み取った画像を画像形成する。これに対して、画像形成装置により記録媒体に形成された画像を読取装置で読み取り、画像形成装置で記録媒体に形成された画像を検査する検査機能を有する画像形成装置が登場している。検査精度を維持するために読取装置の出力を補正するためのシェーディング処理が必要である。読取装置による画像の読み取り処理は、画像形成装置による画像形成処理と連続して実行される。このため、読取装置に対してシェーディング処理が実行されている間は、画像形成装置による画像形成ができないため、生産性が低下するといった問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２００１―１７７７２５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
この発明の目的の一つは、生産性の低下を抑制した画像形成装置を提供することである。
【０００６】
この発明の他の目的は、画像形成装置の生産性の低下を抑制した調整方法を提供することである。
【０００７】
この発明のさらに他の目的は、画像形成装置の生産性の低下を抑制した調整プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
上述した目的を達成するためにこの発明のある局面によれば、画像形成装置は、第１読取部と、第１読取部と異なる第２読取部と、第１読取部の出力値に基づいて第１読取部の出力値を調整する第１調整処理を実行する第１調整部と、第２読取部の出力値に基づいて第２読取部の出力値を調整する第２調整処理を実行する第２調整部と、第１調整処理が開始される第１条件および第２調整処理が開始される第２条件に基づいて、第１調整処理および第２調整処理それぞれが実行されるタイミングを決定する決定部と、を備える。
【０００９】
この発明の他の局面によれば、調整方法は、画像形成装置で実行される調整方法であって、画像形成装置は、第１読取部と、第１読取部と異なる第２読取部と、を備え、第１読取部の出力値に基づいて第１読取部の出力値を調整する第１調整処理を実行する第１調整ステップと、第２読取部の出力値に基づいて第２読取部の出力値を調整する第２調整処理を実行する第２調整ステップと、第１調整処理が開始される第１条件および第２調整処理が開始される第２条件に基づいて、第１調整処理および第２調整処理それぞれが実行されるタイミングを決定する決定ステップと、を画像形成装置に実行させる。
【００１０】
この発明のさらに他の局面によれば、調整プログラムは、画像形成装置を制御するコンピューターで実行される調整プログラムであって、画像形成装置は、第１読取部と、第１読取部と異なる第２読取部と、を備え、第１読取部の出力値に基づいて第１読取部の出力値を調整する第１調整処理を実行する第１調整ステップと、第２読取部の出力値に基づいて第２読取部の出力値を調整する第２調整処理を実行する第２調整ステップと、第１調整処理が開始される第１条件および第２調整処理が開始される第２条件に基づいて、第１調整処理および第２調整処理それぞれが実行されるタイミングを決定する決定ステップと、をコンピューターに実行させる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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