TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025177356
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2024084111
出願日2024-05-23
発明の名称液体及び液体製造方法
出願人ハドラスホールディングス株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C09D 7/20 20180101AFI20251128BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】人体に悪影響を与える可能性がある物質の使用量を削減し又は使用することなく粘度を低下させることができ、粘度を容易に低下させることが可能な液体を提供する。
【解決手段】塗布し、又は、印刷し、或いは、接着し、又は、成形固化するために用いる液体は、それに所定の気体から形成された平均気泡径D50が10μm以下のマイクロバブル及び/又はナノバブルが溶解し、液体に気体のマイクロバブル及び/又はナノバブルを溶解させる前の液体の粘度と比較し、その粘度が低下している。液体に気体のマイクロバブル及び/又はナノバブルを溶解させた後の液体の粘度は、1mPa・s以上5000mPa・s以下の範囲にある。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
塗布し、又は、印刷し、或いは、接着し、又は、成形固化するために用いる液体であって、
前記液体に所定の気体を溶解させて該液体の粘度を低下させたことを特徴とする液体。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記液体に前記気体を溶解させる前の該液体の粘度が、10mPa・s以上10000mPa・s以下であり、前記液体に前記気体を溶解させた後の該液体の粘度が、前記液体に前記気体を溶解させる前の該液体の粘度の1/2以上1/10以下に低下している請求項1に記載の液体。
【請求項3】
前記液体に前記気体を溶解させた後の該液体の粘度が、1mPa・s以上5000mPa・s以下である請求項2に記載の液体。
【請求項4】
前記液体に溶解させる前記気体が、マイクロバブル及び/又はナノバブルであり、前記マイクロバブル及び/又は前記ナノバブルの平均気泡径D
50
が、10μm以下である請求項2又は請求項3に記載の液体。
【請求項5】
前記ナノバブルが、前記液体の内部においてブラウン運動している請求項4に記載の液体。
【請求項6】
前記液体の1mlに含まれる前記マイクロバブル及び/又は前記ナノバブルが、10

個/ml以上10
12
個/ml以下である請求項4又は請求項5に記載の液体。
【請求項7】
前記マイクロバブル及び/又は前記ナノバブルの構成する前記気体が、空気、窒素、アルゴン、ヘリウム、キセノン、ネオン、クリプトン、ラドン、水素、酸素、オゾン、メタン、エチレン、プロパン、ブタン、アセチレン、エタノール、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、アンモニア、硫化水素、二酸化硫黄、一酸化炭素、二酸化炭素から選択された1種類以上である請求項6に記載の液体。
【請求項8】
前記塗布に用いる液体が、所定の基材の面に塗布するコーティング液又は塗料である請求項7に記載の液体。
【請求項9】
前記コーティング液が、酸化ケイ素(SiO

)をベースとしたガラス系コーティング液であり、前記塗料が、フッ素樹脂塗料、シリコン樹脂塗料、アクリル樹脂塗料、ウレタン樹脂塗料、水性塗料のいずれかである請求項8に記載の液体。
【請求項10】
前記印刷に用いる液体が、印刷面に印刷されるインキである請求項7に記載の液体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、所定の気体を溶解させた液体及びその液体を製造する液体製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
アルコキシシリル基を有する4級アンモニウム塩と、シリケートオリゴマーと、アルコキシシリル基を含有する樹脂とを含むコーティング剤が開示されている(特許文献1参照)。このコーティング剤は、抗菌抗ウィルス剤であるシラン変成四級アンモニウム(アルコキシシリル基を有する4級アンモニウム塩)を共有結合によって固定化することができる。
【0003】
含フッ素重合体と、第1の架橋性基を有して動粘度が30~150mm

/sのポリジメチルシリコーンと、第2の架橋性基を有するアクリルシリコーンと、第1の架橋性基及び第2の架橋性基と反応し得る反応性基を有する硬化剤とを含む塗料が開示されている(特許文献2参照)。この塗料を利用することで、耐温水性に優れた防汚塗膜を作ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-164186号公報
特開2023-52716号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記特許文献1に開示のコーティング剤は、その粘度を調整する有機溶剤としてベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、クメン、シメン、スチレン等の芳香族炭化水素系化合物が利用される。前記特許文献2に開示の塗料は、塗料の粘度を調整する有機溶剤としてラッカーシンナーやウレタンシンナー、エポキシシンナー、アクリルシンナー、メラミンシンナーが利用される。コーティング剤の粘度を調整に用いられる有機溶剤や塗料の粘度を調整に用いられる有機溶剤は、トルエンやキシレン、イソプロピルアルコール、1-プタノール、メタノールの有害物質が揮発し、それを吸った人体に手足の痺れ、めまい、慢性気管支炎、末梢神経炎、視神経萎縮、肝障害、脳障害等の身体的症状が現れる場合がある。従って、有機溶剤を使用せず、又は、有機溶剤の使用量を減らしつつ、コーティング剤や塗料の粘度を調整可能な他の手段が望まれる。尚、水性塗料については、粘度調整に水を使用するため、世界的な水不足に影響を与える。
【0006】
本発明の目的は、人体に悪影響を与える可能性がある物質の使用量を削減し又は使用することなく粘度を低下させることができ、粘度を容易に低下させることが可能な液体を提供することにある。本発明の他の目的は、水を使用することなく粘度を調節することができ、世界的な水不足に影響を与えることがない液体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するための本発明の第1の前提は、塗布し、又は、印刷し、或いは、接着し、又は、成形固化するために用いる液体である。
【0008】
前記第1の前提における本発明の液体の特徴としては、液体に所定の気体を溶解させて液体の粘度を低下させたことにある。
【0009】
本発明の液体の一例としては、液体に気体を溶解させる前の液体の粘度が10mPa・s以上10000mPa・s以下であり、液体に気体を溶解させた後の液体の粘度が液体に気体を溶解させる前の液体の粘度の1/2以上1/10以下に低下している。
【0010】
本発明の液体の他の一例としては、液体に気体を溶解させた後の液体の粘度が1mPa・s以上5000mPa・s以下である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

日本化薬株式会社
インク
1か月前
日本化薬株式会社
インク
2か月前
ベック株式会社
水性被覆材
2か月前
ベック株式会社
被膜形成方法
2か月前
ベック株式会社
被膜形成方法
4か月前
日本製紙株式会社
圧着紙
2か月前
出光興産株式会社
構造体
1か月前
日本化薬株式会社
インクセット
1か月前
日本化薬株式会社
インク組成物
2か月前
日本化薬株式会社
前処理組成物
2か月前
個人
絵具及び絵具セット
1か月前
株式会社日本触媒
インクセット
2か月前
メック株式会社
表面処理剤
1か月前
東ソー株式会社
印刷インキ組成物
1か月前
個人
滑り止め分散剤組成物
1か月前
関西ペイント株式会社
塗料組成物
4か月前
株式会社KRI
潜熱蓄熱材組成物
2か月前
東亞合成株式会社
プライマー組成物
1か月前
株式会社共和
粘着テープ
15日前
株式会社グッドネス
保冷パック
1か月前
東ソー株式会社
土木用注入薬液組成物
2か月前
日澱化學株式会社
ホットメルト接着剤
2か月前
シヤチハタ株式会社
油性インキ組成物
4か月前
大日精化工業株式会社
顔料分散液
3か月前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
2か月前
アイカ工業株式会社
光硬化型圧着組成物
3か月前
マクセル株式会社
粘着テープ
1か月前
デンカ株式会社
蛍光体
2か月前
東ソー株式会社
土質安定化注入薬液組成物
3か月前
東ソー株式会社
土質安定化注入薬液組成物
3か月前
日本化薬株式会社
インク組成物及び捺染方法
2か月前
リンテック株式会社
粘着シート
2か月前
大日本印刷株式会社
積層シート
2か月前
artience株式会社
水性フレキソインキ
2か月前
東レエンジニアリング株式会社
テープ貼付装置
7日前
ダイキン工業株式会社
撥剤
2か月前
続きを見る