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公開番号
2025177301
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-05
出願番号
2024083980
出願日
2024-05-23
発明の名称
視覚障害体験システム
出願人
株式会社電通
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G09B
9/00 20060101AFI20251128BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約
【課題】 視力や視野によって一人ひとり異なる視覚障害を体験することのできる視覚障害体験システムを提供する。
【解決手段】 視覚障害体験システム1は、ユーザが体験する視覚障害の視力に関する情報(視力データ)が入力される視力データ入力部5と、ユーザが体験する視覚障害の視野に関する情報(視野データ)が入力される視野データ入力部6と、視力データおよび視野データに基いて、所定の入力画像を視覚障害体験画像に変換する画像フィルター処理を行う画像フィルター処理部8を備える。画像フィルター処理部8は、入力画像を構成する画素である複数のピクセルを、視覚障害体験画像を構成する画素である複数のドットに変換する処理を行うドット変換処理部80と、視力データおよび視野データに基いて、視覚障害体験画像のドットのサイズを変更する処理を行うドットサイズ変更処理部81を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ユーザが視覚障害を体験するための視覚障害体験システムであって、
前記視覚障害体験システムは、
前記ユーザが体験する視覚障害の視力に関する情報が、視力データとして入力される視力データ入力部と、
前記ユーザが体験する視覚障害の視野に関する情報が、視野データとして入力される視野データ入力部と、
前記視力データおよび前記視野データに基いて、所定の入力画像を視覚障害体験画像に変換する画像フィルター処理を行う画像フィルター処理部と、
を備え、
前記画像フィルター処理部は、
前記入力画像を構成する画素である複数のピクセルを、前記視覚障害体験画像を構成する画素である複数のドットに変換する処理を行うドット変換処理部と、
前記視力データおよび前記視野データに基いて、前記視覚障害体験画像のドットのサイズを変更する処理を行うドットサイズ変更処理部と、
を備える、視覚障害体験システム。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記ドットサイズ変更処理部は、
前記視力データが示す視力が低いほど、前記視覚障害体験画像のドットのサイズが大きくなるように、前記視覚障害体験画像のドットのサイズを変更するとともに、前記視覚障害体験画像のドットの個数を減らして、前記視覚障害体験画像の解像度を下げる処理を行う視力再現処理部を備える、請求項1に記載の視覚障害体験システム。
【請求項3】
前記ドットサイズ変更処理部は、
前記視野データが示す視野の感度が低いほど、前記視覚障害体験画像のドットのサイズが小さくなるように、前記視覚障害体験画像のドットのサイズを変更するとともに、前記視覚障害体験画像のドットの個数を変更しない処理を行う視野再現処理部を備える、請求項1に記載の視覚障害体験システム。
【請求項4】
前記視覚障害体験システムは、
前記ユーザが体験する視覚障害の色覚に関する情報が、色覚データとして入力される色覚データ入力部と、
前記色覚データに応じて定めれられる色変換前の色と色変換後の色との関係を示す色変換テーブルを記憶する記憶部と、
を備え、
前記画像フィルター処理部は、
前記色変換テーブルを参照して、前記色覚データに応じた色変換処理を前記視覚障害体験画像に施して、前記視覚障害体験画像のドットの色を決定する色覚再現処理部を備える、請求項1に記載の視覚障害体験システム。
【請求項5】
前記ドット変換処理部は、
前記入力画像の複数のピクセルが前記視覚障害体験画像の1つのドットに変換される場合には、前記複数のピクセルの色に所定の色変換処理を施すことにより前記1つのドットの色を決定する処理を行う、請求項1に記載の視覚障害体験システム。
【請求項6】
前記ドットサイズ変更処理部は、
前記視覚障害体験画像のドットの色の濃度が薄いほど、前記視覚障害体験画像のドットのサイズが小さくなるように、前記視覚障害体験画像のドットのサイズを変更するとともに、前記視覚障害体験画像のドットの個数を変更しない処理を行う、請求項1に記載の視覚障害体験システム。
【請求項7】
ユーザが視覚障害を体験するための視覚障害体験システムで実行される方法であって、
前記方法は、
前記ユーザが体験する視覚障害の視力に関する情報が、視力データとして入力される視力データ入力ステップと、
前記ユーザが体験する視覚障害の視野に関する情報が、視野データとして入力される視野データ入力ステップと、
前記視力データおよび前記視野データに基いて、所定の入力画像を視覚障害体験画像に変換する画像フィルター処理を行う画像フィルター処理ステップと、
を含み、
前記画像フィルター処理ステップは、
前記入力画像を構成する画素である複数のピクセルを、前記視覚障害体験画像を構成する画素である複数のドットに変換する処理を行うドット変換処理ステップと、
前記視力データおよび前記視野データに基いて、前記視覚障害体験画像のドットのサイズを変更する処理を行うドットサイズ変更処理ステップと、
を含む、方法。
【請求項8】
ユーザが視覚障害を体験するための視覚障害体験システムで実行されるプログラムであって、
前記プログラムは、前記視覚障害体験システムに、
前記ユーザが体験する視覚障害の視力に関する情報が、視力データとして入力される視力データ入力処理と、
前記ユーザが体験する視覚障害の視野に関する情報が、視野データとして入力される視野データ入力処理と、
前記視力データおよび前記視野データに基いて、所定の入力画像を視覚障害体験画像に変換する画像フィルター処理を行う画像フィルター処理と、
を実行させ、
前記画像フィルター処理は、
前記入力画像を構成する画素である複数のピクセルを、前記視覚障害体験画像を構成する画素である複数のドットに変換する処理を行うドット変換処理と、
前記視力データおよび前記視野データに基いて、前記視覚障害体験画像のドットのサイズを変更する処理を行うドットサイズ変更処理と、
を含む、プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザが視覚障害を体験するための視覚障害体験システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、視覚障害の体験を仮想現実で提供する装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この従来の装置は、仮想現実コンテンツを表す仮想現実動画に含まれる画像の所定の領域に、糖尿病に起因する視覚障害をシミュレーションするフィルタ処理を実行して、仮想現実ヘッドセットの電子ディスプレイに表示させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許6775717号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の装置では、糖尿病に起因する視覚障害(例えば「欠け」や「かすみ」や「ぼやけ」や「ゆがみ」)を体験することはできるものの、視覚障害者の視力や視野を体験することについては、何らの提案もなされていない。視覚障害者の見え方は、その視覚障害者の視力や視野によって一人ひとり異なる。そのような、視力や視野によって一人ひとり異なる視覚障害を体験することができるシステムの開発が望まれていた。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、視力や視野によって一人ひとり異なる視覚障害を体験することのできる視覚障害体験システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の視覚障害体験システムは、ユーザが視覚障害を体験するための視覚障害体験システムであって、前記視覚障害体験システムは、前記ユーザが体験する視覚障害の視力に関する情報が、視力データとして入力される視力データ入力部と、前記ユーザが体験する視覚障害の視野に関する情報が、視野データとして入力される視野データ入力部と、前記視力データおよび前記視野データに基いて、所定の入力画像を視覚障害体験画像に変換する画像フィルター処理を行う画像フィルター処理部と、を備え、前記画像フィルター処理部は、前記入力画像を構成する画素である複数のピクセルを、前記視覚障害体験画像を構成する画素である複数のドットに変換する処理を行うドット変換処理部と、前記視力データおよび前記視野データに基いて、前記視覚障害体験画像のドットのサイズを変更する処理を行うドットサイズ変更処理部と、を備えている。
【0007】
この構成によれば、ユーザが体験する視覚障害の視力と視野の情報(視力データと視野データ)が入力されると、その視力データと視野データに基いて、入力画像(例えば、ユーザのカメラ画像など)が視覚障害体験画像に変換される。このとき、入力画像のピクセルが視覚障害体験画像のドットに変換されるとともに、視力データと視野データに基いて視覚障害体験画像のドットのサイズが変更される。このようにして、入力画像を視覚障害体験画像に変換する際に、入力される視力と視野を反映した適切な画像フィルタ効果を付与することができる。これにより、視力や視野によって一人ひとり異なる視覚障害を体験することが可能になる。
【0008】
また、本発明の視覚障害体験システムでは、前記ドットサイズ変更処理部は、前記視力データが示す視力が低いほど、前記視覚障害体験画像のドットのサイズが大きくなるように、前記視覚障害体験画像のドットのサイズを変更するとともに、前記視覚障害体験画像のドットの個数を減らして、前記視覚障害体験画像の解像度を下げる処理を行う視力再現処理部を備えてもよい。
【0009】
この構成によれば、入力される視力データが示す視力が低いほど、視覚障害体験画像のドットのサイズが大きくなるとともに、視覚障害体験画像のドットの個数が少なくなって、視覚障害体験画像の解像度が下げられる。これにより、入力される視力を反映した画像フィルタ効果(視力再現効果。ぼかし効果)を付与することができる。
【0010】
また、本発明の視覚障害体験システムでは、前記ドットサイズ変更処理部は、前記視野データが示す視野の感度が低いほど、前記視覚障害体験画像のドットのサイズが小さくなるように、前記視覚障害体験画像のドットのサイズを変更するとともに、前記視覚障害体験画像のドットの個数を変更しない処理を行う視野再現処理部を備えてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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