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公開番号2025177126
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2024083687
出願日2024-05-22
発明の名称車両前部構造
出願人株式会社SUBARU
代理人個人
主分類B62D 25/08 20060101AFI20251128BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】車両に衝突が発生したときに、ラジエータ部が車両装置に干渉することを防ぐ。
【解決手段】車両前側に設けられているラジエータユニット部210と、ラジエータユニット部210の車両前側に設けられているフロントトランク部300と、を有し、フロントトランク部300は、車両後側に設けられている第1ケース部310と、第1ケース部310の車両前側に設けられている第2ケース部320と、を有し、第1ケース部310の車両上側には、車両後側に向かって突出しラジエータユニット部210の車両上側端を覆いながらラジエータユニット部210と係合するラジエータ係合部FKが設けられ、第1ケース部310と第2ケース部320とは、車幅方向に向かって延在しているトランク回転軸ATによって回動可能に係合されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両上部後側から車両下部前側に向かう傾斜をなして車両前側に設けられているラジエータユニット部と、前記ラジエータユニット部の車両前側に設けられているフロントトランク部と、を有する車両前部構造であって、
前記フロントトランク部は、
車両後側に設けられている第1のトランクケース部と、前記第1のトランクケース部の車両前側に設けられている第2のトランクケース部と、を有し、
前記第1のトランクケース部の車両上側には、車両後側に向かって突出し前記ラジエータユニット部の車両上側端を覆いながら前記ラジエータユニット部と係合するラジエータ係合部が設けられ、
前記第1のトランクケース部と前記第2のトランクケース部とは、車幅方向に向かって延在しているトランク回転軸によって回動可能に係合されていることを特徴とする車両前部構造。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記ラジエータユニット部の車両上側部には、車幅方向外側において車両の骨格をなすメインフレームに固定され、車両前側において前記ラジエータユニット部と結合しているラジエータアッパークロスメンバが車幅方向に延在して設けられ、
前記ラジエータユニット部の車両下側端部には、車両上側に車両上部前側から車両下部後側に向かう傾斜部を有し、前記ラジエータユニット部が前記傾斜部に摺動可能に当接しているラジエータロアクロスメンバが車幅方向に延在して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両前部構造。
【請求項3】
前記ラジエータアッパークロスメンバは、車幅方向に延在し車両前後方向に向かって回動可能とする回転軸を有し、前記ラジエータユニット部は、前記回転軸に結合されていることを特徴とする請求項2に記載の車両前部構造。
【請求項4】
前記ラジエータユニット部は、車両に衝突が発生したときに破断可能な固定部を有し、前記ラジエータユニット部は、前記固定部において前記回転軸と結合していることを特徴とする請求項3に記載の車両前部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両前部構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、自動車等の車両においては、ハイブリッド車あるいは電気自動車の導入が進んでいる。
【0003】
車両がハイブリッド車両や電気自動車の場合には、電動モータを駆動するために、直流電圧を交流電圧に変換するインバータ部が車両前部に搭載されている場合がある。
【0004】
インバータ部においては、車両の走行に必要な高電圧を生成させており、車両の前面衝突等によって変形や断線が発生した場合には、急激な異常反応が生じる虞もある。
そのため、電気自動車において車両前側からの衝突が発生した場合には、車両前部構造において衝撃を吸収させることによって、前輪を駆動するモータ部あるいはインバータ部等の高電圧が供給されている車両装置への影響を低減させる必要がある。
【0005】
上記に示す課題を解決する手段として、車両前部構造は、モジュールフレームに対してモータ部、インバータ部、チャージャー部、熱交換器(ラジエータ部)、ステアリングギア部、一対のロアアームが組み付けられた後、モジュールフレームをフロントサイドメンバに締結する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-14340号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に示す技術は、フレーム本体に取り付けられたモータと、モータと電気的に接続されている電気部品と、フレーム本体の枠下部に取り付けられた熱交換器(ラジエータ部)と、を備え、フレーム本体の枠内にモータと電気部品が固定され、フレーム本体の枠下部にラジエータが固定されることによって、組付け作業性が向上するとともにクラッシュストロークを増大させる技術である。
【0008】
しかしながら、特許文献1に記載の車両前部構造においては、例えば、車両が電気自動車である場合に、車両に衝突が発生したときに、ラジエータ部が車両装置としてのモータ部あるいはインバータ部等の電気部品に干渉してしまう虞があるという課題があった。
【0009】
そこで、本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、車両に衝突が発生したときに、ラジエータ部が車両装置に干渉することを防ぐ車両前部構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の1またはそれ以上の実施形態は、車両上部後側から車両下部前側に向かう傾斜をなして車両前側に設けられているラジエータユニット部と、前記ラジエータユニット部の車両前側に設けられているフロントトランク部と、を有する車両前部構造であって、前記フロントトランク部は、車両後側に設けられている第1のトランクケース部と、前記第1のトランクケース部の車両前側に設けられている第2のトランクケース部と、を有し、前記第1のトランクケース部の車両上側には、車両後側に向かって突出し前記ラジエータユニット部の車両上側端を覆いながら前記ラジエータユニット部と係合するラジエータ係合部が設けられ、前記第1のトランクケース部と前記第2のトランクケース部とは、車幅方向に向かって延在しているトランク回転軸によって回動可能に係合されている車両前部構造を提案している。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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