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公開番号2025176017
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-03
出願番号2025130259,2023115449
出願日2025-08-04,2013-06-03
発明の名称ブルトン型チロシンキナーゼ阻害剤の結晶形態
出願人ファーマサイクリックス エルエルシー
代理人弁理士法人清原国際特許事務所
主分類A61K 31/519 20060101AFI20251126BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】ブルトン型チロシンキナーゼ(Btk)阻害剤を含む経口投与のための医薬製剤を提供する。
【解決手段】(a)約40mg乃至約200mgの1-((R)-3-(4-アミノ-3-(4-フェノキシフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)prop-2-en-1-オン;(b)約40wt%乃至約50wt%の希釈剤;(c)約3wt%乃至約10wt%の崩壊剤;(d)約2wt%乃至約7wt%の界面活性剤;及び(e)約0.2wt%乃至約1.0wt%の潤滑剤を含む、医薬製剤が提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
経口投与のための医薬製剤であって、該医薬製剤は:
(a)約40mg乃至約200mgの1-((R)-3-(4-アミノ-3-(4-フェノキシフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)prop-2-en-1-オン;
(b)約40wt%乃至約50wt%の希釈剤;
(c)約3wt%乃至約10wt%の崩壊剤;
(d)約2wt%乃至約7wt%の界面活性剤;及び
(e)約0.2wt%乃至約1.0wt%の潤滑剤
を含む、医薬製剤。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
希釈剤は、ラクトース、スクロース、デキストロース、デキストラート、マルトデキストリン、マンニトール、キシリトール、ソルビトール、シクロデキストリン、リン酸カルシウム、硫酸カルシウム、デンプン、加工デンプン、微結晶性セルロース、微細セルロース、及びタルクから成る群から選択される、ことを特徴とする請求項1に記載の医薬製剤。
【請求項3】
希釈剤は微結晶性セルロースである、ことを特徴とする請求項2に記載の医薬製剤。
【請求項4】
崩壊剤は、天然のデンプン、アルファ化デンプン、ナトリウムデンプン、メチル結晶セルロース、メチルセルロース、クロスカルメロース、クロスカルメロースナトリウム、架橋カルボキシメチルセルロースナトリウム、架橋カルボキシメチルセルロース、架橋クロスカルメロース、ナトリウムデンプングリコレートなどの架橋デンプン、クロスポビドンなどの架橋ポリマー、架橋ポリビニルピロリドン、アルギン酸ナトリウム、粘土、又はガムから成る群から選択される、ことを特徴とする請求項1に記載の医薬製剤。
【請求項5】
崩壊剤はクロスカルメロースナトリウムである、ことを特徴とする請求項4に記載の医薬製剤。
【請求項6】
界面活性剤は、ラウリル硫酸ナトリウム、モノオレイン酸ソルビタン、ポリオキシエチレンモノオレイン酸ソルビタン、ポリソルベート、ポロクサマー、胆汁酸塩、モノステアリン酸グリセリン、エチレンオキシドと酸化プロピレンのコポリマーから成る群から選択される、ことを特徴とする請求項1に記載の医薬製剤。
【請求項7】
界面活性剤はラウリル硫酸ナトリウムである、ことを特徴とする請求項6に記載の医薬製剤。
【請求項8】
潤滑剤は、ステアリン酸、水酸化カルシウム、タルク、トウモロコシデンプン、フマル酸ナトリウムステアリル、ステアリン酸、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、及びワックスから成る群から選択される、ことを特徴とする請求項1に記載の医薬製剤。
【請求項9】
潤滑剤はステアリン酸マグネシウムである、ことを特徴とする請求項8に記載の医薬製剤。
【請求項10】
(a)140mgの1-((R)-3-(4-アミノ-3-(4-フェノキシフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)prop-2-en-1-オン;
(b)45.9wt%の微結晶性セルロース;
(c)7.0wt%のクロスカルメロースナトリウム;
(d)4.2wt%のラウリル硫酸ナトリウム;及び
(e)0.5wt%のステアリン酸マグネシウム
を含むことを特徴とする、請求項1に記載の医薬製剤。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
<関連出願>
本出願は、2012年7月4日出願の米国仮特許出願第61/655,381号、表題「CRYSTALLINE FORMS OF A BRUTON’S TYROSINE KINASE INHIBITOR」の利益を請求するものであり、該米国仮特許出願は、その全体を引用することにより本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 2,100 文字)【0002】
<発明の分野>
本明細書には、ブルトン型チロシンキナーゼ(Btk)阻害剤、1-((R)-3-(4-アミノ-3-(4-フェノキシフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)prop-2-en-1-オン(その結晶形態、溶媒和物、及び薬学的に許容可能な塩と、同様にBtk阻害剤を含む医薬組成物を含む)、並びに、Btk活性の阻害から利益を得る疾患又は疾病の処置におけるBtk阻害剤の使用方法が、記載される。
【背景技術】
【0003】
ブルトン型チロシンキナーゼ(Btk)(非受容体チロシンキナーゼのTecファミリーのメンバー)は、Tリンパ球とナチュラルキラー細胞以外の全ての造血性細胞型において発現される、重要なシグナル伝達酵素(signaling enzyme)である。Btkは、細胞表面B細胞受容体(BCR)刺激を下流の細胞内反応に繋げる、B細胞シグナル経路において重要な役割を果たす。
【0004】
Btkは、B細胞の発達、活性化、シグナル伝達、及び生存の重要なレギュレータである。加えて、Btkは、多くの他の造血細胞シグナル経路において役割(例えば、マクロファージ中のトール様受容体(TLR)及びサイトカイン受容体により媒介されるTNF-α産生、肥満細胞中のIgE受容体(FcepsilonRI)のシグナル伝達、B系統リンパ球様細胞(B-lineage lymphoid cell)中のFas/APO-1のアポトーシス性シグナル伝達の阻害、及びコラーゲンで刺激された血小板凝集)を果たす。
【0005】
1-((R)-3-(4-アミノ-3-(4-フェノキシフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)prop-2-en-1-オンはまた、1-{(3R)-3-[4-アミノ-3-(4-フェノキシフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-1-イル]ピペリジン-1-イル}prop-2-en-オン又は2-プロペン-1-オン、1-[(3R)-3-[4-アミノ-3-(4-フェノキシフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-1-イル]-1-ピペリジニル-としてそのIUPAC名で知られ、且つUSAN名、イブルチニブが与えられた。イブルチニブについて与えられた様々な名前は、本明細書で互換的に使用される。
【発明の概要】
【0006】
本明細書には、Btk阻害剤、1-((R)-3-(4-アミノ-3-(4-フェノキシフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)prop-2-en-1-オン(薬学的に許容可能な溶媒和物(水和物を含む)、多形、及び非晶質の相を含む)、並びに、その使用方法が、記載される。Btk阻害剤の薬学的に許容可能な塩(薬学的に許容可能な溶媒和物(水和物を含む)、多形、及び非晶質の相を含む)、並びに、その使用方法も、記載される。1-((R)-3-(4-アミノ-3-(4-フェノキシフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)prop-2-en-1-オン、同様にその薬学的に許容可能な塩も、Btk活性に関連する疾患又は疾病の処置のための薬物の製造に使用される。1-((R)-3-(4-アミノ-3-(4-フェノキシフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)prop-2-en-1-オンは、不可逆的なBtk阻害剤である。
【0007】
本明細書には、1-((R)-3-(4-アミノ-3-(4-フェノキシフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)prop-2-en-1-オンの結晶形態の調製方法も、記載される。更に、結晶形態を含む医薬組成物、並びに、疾患又は疾病(Btkの不可逆的な阻害が疾患又は疾病を持つ哺乳動物に治療効果を提供する、疾患又は疾病を含む)の処置においてBtk阻害剤を使用する方法が、記載される。
【0008】
1つの実施形態において、無水の1-((R)-3-(4-アミノ-3-(4-フェノキシフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)prop-2-en-1-オンが記載される。
【0009】
別の実施形態において、無水結晶の1-((R)-3-(4-アミノ-3-(4-フェノキシフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)prop-2-en-1-オンが記載される。
【0010】
更なる実施形態において、無水非晶質の1-((R)-3-(4-アミノ-3-(4-フェノキシフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)prop-2-en-1-オンが記載される。
(【0011】以降は省略されています)

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