TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025175393
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-03
出願番号
2024081474
出願日
2024-05-20
発明の名称
固定金具
出願人
丸井産業株式会社
代理人
弁理士法人前田特許事務所
主分類
F16B
5/10 20060101AFI20251126BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】フック部の幅が異なる複数種の間柱に対して所定位置に固定可能な固定金具を提供する。
【解決手段】固定金具1は、間柱100の開口101aから差し込まれる内側板部11を有するとともに、内側板部11の幅方向一端部にフック部内側に配置して当該フック部の基端側へ向けて突出する第1支持板部13と、内側板部11の幅方向他端部に間柱100の開口101a側に配置して当該開口101aの外方に向けて突出する第2支持板部14と、内側板部11の幅方向中間部に突起部11bとが形成された挟持部材10と、間柱100の外側から当接する外側板部21を有するアーム部材20と、挟持部材10とアーム部材20とを間柱100の内外方向に締結する締結部材30とを備えている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
上下方向に延びるスリット状の開口が一側面に形成されるとともにフック部が形成された間柱に固定される固定金具であって、
前記間柱の開口から前記間柱の内側へ差し込まれ、前記フック部に対して前記間柱の内側から当接する内側板部を有するとともに、前記内側板部の幅方向一端部に前記フック部内側に配置して当該フック部の基端側へ向けて突出する第1支持板部と、前記内側板部の幅方向他端部に前記間柱の開口側に配置して当該開口の外方に向けて突出する第2支持板部と、前記内側板部の幅方向中間部に前記フック部の基端側へ向けて突出する突起部とが形成された第1部材と、
前記間柱の一側面に対して前記間柱の外側から当接する外側板部を有する第2部材と、
前記第1部材と前記第2部材とを前記間柱の内外方向に締結する締結部材とを備えている、固定金具。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の固定金具において、
前記内側板部の縁部には、前記間柱の内面に沿って前記フック部の突出方向へ延び、前記間柱の内面に接する当接板部が形成されている、固定金具。
【請求項3】
請求項1に記載の固定具において、
前記内側板部の突起部が前記フック部の幅長さの大小により前記フック部の内側あるいは外側に当接するように位置されている、固定金具。
【請求項4】
請求項1に記載の固定具において、
前記内側板部には、前記第2部材の前記外側板部を所定位置に案内する上下一対のガイド部が形成されている、固定金具。
【請求項5】
請求項1に記載の固定具において、
前記内側板部の第2支持板部に、前記外側板部と連結する連結部が形成されている、固定金具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、間柱に固定される固定金具に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
一般的に、建物内に間仕切を形成する場合に間柱が使用されている。間柱は、中空状をなしており、その一側面には、上下方向に長いスリット状の開口が形成されるとともに、開口の縁部から内側へ向けて突出するフック部が当該開口の縁部に沿って形成されている。
【0003】
間柱には配線用ボックス等が固定されることがある。例えば特許文献1には、間柱に配線用ボックスを固定するための固定金具が開示されている。特許文献1の固定金具は、間柱に固定される間柱固定部として、間柱の外側に配置される連結板と、間柱の開口から内側へ差し込まれる挟持板とを有している。挟持板には、フック部に対して間柱の内側から嵌合する嵌合部が形成されており、嵌合部をフック部に嵌合させた状態で連結板と挟持板とをネジで締めることにより、連結板と挟持板とによってフック部を間柱の内外方向に挟持し、固定金具を間柱に固定することができるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4025603号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、間柱のフック部は、寸法違いのものが複数種存在しており、例えばフック部の幅が狭いものと広いものとがある。特許文献1の固定金具の場合、挟持板の嵌合部をフック部に対して間柱の内側から嵌合させているので、例えばフック部の幅が広いものに合わせて嵌合部の形状を広く設定した場合には、フック部の幅が狭いものに対しては嵌合部を嵌合させることができない。反対に、フック部の幅が狭いものに合わせて嵌合部の形状を狭く設定した場合には、フック部の幅が広いものに対して嵌合させた際、フック部と嵌合部との間に遊びができてしまう。遊びができると、連結板と挟持板とをネジで締める際に、連結板及び挟持板がネジと一緒に当該ネジの回転方向に傾いてしまい、固定金具の位置決めが難しくなる。要するに、特許文献1の固定金具の場合、フック部の幅が狭いものに合わせた専用の金具と、フック部の幅が広いものに合わせた専用の金具とを作り分けなければならず、固定金具の種類が増えてしまい、その結果、固定金具のコスト高を招く。
【0006】
本開示は、かかる点に鑑みたものであり、その目的とするところは、フック部の幅が異なる複数種の間柱のそれぞれに対して所定位置に固定可能な固定金具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本開示の一態様では、上下方向に延びるスリット状の開口が一側面に形成されるとともにフック部が形成された間柱に固定される固定金具を前提とすることができる。固定金具は、前記間柱の開口から前記間柱の内側へ差し込まれ、前記フック部に対して前記間柱の内側から当接する内側板部を有するとともに、前記内側板部の幅方向一端部に前記フック部内側に配置して当該フック部の基端側へ向けて突出する第1支持板部と、前記内側板部の幅方向他端部に前記間柱の開口側に配置して当該開口の外方に向けて突出する第2支持板部と、前記内側板部の幅方向中間部に前記フック部の基端側へ向けて突出する突起部とが形成された第1部材と、前記間柱の一側面に対して前記間柱の外側から当接する外側板部を有する第2部材と、前記第1部材と前記第2部材とを前記間柱の内外方向にネジ締結する締結部材とを備えている。
【0008】
この構成によれば、固定金具を間柱に固定する際には、第1部材と第2部材とを非締結状態にしておき、第1部材の内側板部を間柱の開口から内側へ差し込んで間柱のフック部に当接させるとともに、第2部材を間柱の一側面に外側から当接させる。そして、締結部材によって第1部材及び第2部材を締結することで、内側板部の第1支持板部、第2支持板及び外側板部が間柱のフック部を挟持した状態になるので、固定金具が間柱に固定される。すなわち、締結部材による締付力の反力として、第1支持板部がフック部の内面に当接し、第2支持板部の端面と外側板部とが当接することで固定金具をフック部に水平に取付けることができる。なお、第1支持板部がフック部の内面に当接することは必須ではなく、例えば突出板部が第1支持板部の突出長さより長い場合は突出板部が内側板部に当接することになる。
【0009】
このとき、第1部材の突起部が内側板部の幅方向中間部に形成され、また、前記内側板部の突起部が前記フック部の幅長さの大小により前記フック部の内側あるいは外側に当接するように位置されているので、間柱のフック部の幅が広い場合には突起部がフック部の内側から当該フック部の先端に係止して固定金具が位置決めされ、反対に間柱のフック部の幅が狭い場合には突起部がフック部の外側から当該フック部の先端に係止して固定金具が位置決めされる。つまり、第1部材の幅方向中間部に、間柱のフック部の基端側へ向けて突出する突起部を形成するという構成により、フック部の幅が広い場合であっても、フック部の幅が狭い場合であっても、締結の際の締結部材の回転方向に傾くことなく、固定金具を間柱に対して位置決めした状態での固定が行えるので、1種類の固定金具を複数種の間柱へ固定することが可能になる。
【0010】
また、前記内側板部の縁部には、前記間柱の内面に沿って前記フック部の突出方向へ延び、前記間柱の内面に接する当接板部を形成することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
丸井産業株式会社
固定金具
8日前
丸井産業株式会社
取付金具
21日前
個人
留め具
1か月前
個人
波動歯車装置
今日
個人
ジョイント
2か月前
個人
給排気装置
2か月前
個人
ナット
2か月前
個人
ナット
1か月前
個人
ゲート弁バルブ
21日前
兼工業株式会社
バルブ
1か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
2か月前
株式会社ニフコ
クリップ
2か月前
アズビル株式会社
回転弁
2か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
2か月前
株式会社奥村組
制振機構
2か月前
株式会社不二工機
電動弁
2か月前
株式会社ニフコ
クリップ
21日前
株式会社奥村組
制振機構
2か月前
竹内工業株式会社
ラッチ
6日前
株式会社三五
ドライブシャフト
1か月前
個人
誘導電流活用式差動制限装置
2か月前
アイホン株式会社
電気機器
2か月前
アズビル株式会社
連結装置
2日前
株式会社ノナガセ
免震装置
1か月前
アマテイ株式会社
釘
1か月前
アズビル株式会社
連結装置
2日前
Astemo株式会社
電磁弁
2か月前
株式会社不二越
玉軸受
今日
カシオ計算機株式会社
支持台
2か月前
カヤバ株式会社
シリンダ装置
7日前
個人
無段変速可能なフリーホイール
2か月前
株式会社山谷設備
被覆除去具
13日前
カヤバ株式会社
シリンダ装置
1か月前
Astemo株式会社
緩衝器
1か月前
金子産業株式会社
筐体
22日前
アズビル株式会社
無線式開度計
2か月前
続きを見る
他の特許を見る