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公開番号2025174874
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-28
出願番号2025069204
出願日2025-04-21
発明の名称活性エネルギー線硬化性組成物
出願人三洋化成工業株式会社
代理人
主分類C08F 2/46 20060101AFI20251120BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】高い屈折率を有する硬化物を与え、ガラス密着性と分散安定性に優れる活性エネルギー線硬化性組成物を提供する。
【解決手段】
活性エネルギー線重合性化合物(A)と、無機粒子(B)と、光重合開始剤(C)と、有機溶剤(D)と、分散剤(E)を含む活性エネルギー線硬化性組成物であって、前記無機粒子(B)の粒子径が5~40nmであり、前記活性エネルギー線重合性化合物(A)が単官能モノマー(A1)及び多官能モノマー(A2)を含有し、前記分散剤(E)がカルボキシル基を含有するアニオン界面活性剤であることを特徴とする活性エネルギー線硬化性組成物を用いる。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
活性エネルギー線重合性化合物(A)と、無機粒子(B)と、光重合開始剤(C)と、有機溶剤(D)と、分散剤(E)を含む活性エネルギー線硬化性組成物であって、前記無機粒子(B)の数平均粒子径が5~40nmであり、前記活性エネルギー線重合性化合物(A)が単官能モノマー(A1)及び多官能モノマー(A2)を含有し、前記分散剤(E)がカルボキシル基を含有するアニオン界面活性剤であることを特徴とする活性エネルギー線硬化性組成物。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記無機粒子(B)がTiO

、SiO

、BaTiO

、ZnO、MgO、SnO

、Al



、ZrO

、CeO

、Fe



、Fe



、WO

、Y



、SrTiO

、FeTiO

、MnTiO

、Nb



、及びKTaO

からなる群から選ばれる少なくとも1種の粒子である請求項1に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
【請求項3】
前記単官能モノマー(A1)が脂環式骨格含有(メタ)アクリレート、芳香環骨格含有(メタ)アクリレート及び、複素環骨格含有N-(メタ)アクリルアミドからなる群から選ばれる少なくとも1種のモノマーである請求項1に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
【請求項4】
前記多官能モノマー(A2)が脂環式骨格含有ジ(メタ)アクリレート、芳香環骨格含有ジ(メタ)アクリレート及び複素環骨格含有ジ(メタ)アクリレートからなる群から選ばれる少なくとも1種のモノマーである請求項1に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
【請求項5】
前記分散剤(E)が活性エネルギー線重合性化合物(A)、無機粒子(B)、光重合開始剤(C)、分散剤(E)の合計重量に基づいて、1重量%~20重量%である請求項1に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
【請求項6】
前記分散剤(E)のHLBが5~17.5である請求項1に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化性組成物の硬化物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、活性エネルギー線硬化性組成物に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、高屈折率粒子は、反射防止材、レンズ材、高誘電材等の充填材として種々検討されている。特に数ナノメートル~数十ナノメートルの高屈折率粒子は、透明性にも優れるため重用される。従来はUV硬化樹脂に対してジルコニア、チタニア等の粒子(特許文献1)が使用されている。しかし、前記技術では、溶剤中への分散性が十分ではなく、ヘイズが大きく、ガラスに対するインプリント性が十分ではなく、ガラス基板上にインプリントする際にはプライマーを使用する必要があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-6984号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は高い屈折率を有する硬化物を与え、ガラス密着性と分散安定性に優れる活性エネルギー線硬化性組成物を提供することにある。
【0005】
本発明者は、これらの問題点を解決するべく鋭意検討した結果、本発明に到達した。
【0006】
すなわち本発明は、活性エネルギー線重合性化合物(A)と、無機粒子(B)と、光重合開始剤(C)と、有機溶剤(D)と、分散剤(E)を含む活性エネルギー線硬化性組成物であって、前記無機粒子(B)の粒子径が5~40nmであり、前記活性エネルギー線重合性化合物(A)が単官能モノマー(A1)及び多官能モノマー(A2)を含有し、前記分散剤(E)がカルボキシル基を含有するアニオン界面活性剤であることを特徴とする活性エネルギー線硬化性組成物;前記活性エネルギー線硬化性組成物の硬化物である。
【発明の効果】
【0007】
本発明により、高い屈折率を有する硬化物を与え、ガラス密着性と分散安定性に優れる活性エネルギー線硬化性組成物を提供することが可能である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を詳述する。
<活性エネルギー線硬化性組成物>
本発明の活性エネルギー線硬化性組成物(以下、「本発明の硬化性組成物」とも言う)は、活性エネルギー線重合性化合物(A)と、無機粒子(B)と、光重合開始剤(C)と、有機溶剤(D)と、分散剤(E)を含む活性エネルギー線硬化性組成物であって、前記無機粒子(B)の数平均粒子径が5~40nmであり、前記活性エネルギー線重合性化合物(A)が単官能モノマー(A1)及び多官能モノマー(A2)を含有し、前記分散剤(E)がカルボキシル基を含有するアニオン界面活性剤であることを特徴とする活性エネルギー線硬化性組成物である。
<活性エネルギー線重合性化合物(A)>
活性エネルギー線重合性化合物(A)について以下に説明する。
【0009】
活性エネルギー線重合性化合物(A)は、単官能モノマー(A1)及び多官能モノマー(A2)を含有し活性エネルギー線によって重合する官能基を有する化合物であれば特に制限はない。活性エネルギー線としては、可視光、紫外線、赤外線、X線、α線、β線、γ線、電子線等を挙げることができる。なお、紫外線とは、波長が200nm~410nmの光線を意味する。活性エネルギー線によって重合する官能基としてはビニル基、アリル基、プロパギル基、ブテニル基、エチニル基、フェニルエチニル基、マレイミド基、ナジイミド基、及び(メタ)アクリロイル基等のエチレン性不飽和結合を有する官能基が好ましく挙げられ、硬化性の観点から、ビニル基または(メタ)アクリロイル基がより好ましい。
【0010】
また、単官能モノマー(A1)とは、活性エネルギー線によって重合反応する官能基を1つ有する化合物であり、多官能モノマー(A2)とは活性エネルギー線によって重合反応する官能基を2つ以上有する化合物である。
(【0011】以降は省略されています)

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